F1　スペインGP

2010-05-10 20:59:16 | モータースポーツ

　いよいよF1はヨーロッパラウンドが開幕。
開幕フライアウェイのデータをもとに各チームがアップデートをしてくるので、勢力図に変更がみられることもあります。
「第２の開幕戦」はどんなレースだったのでしょう。

　フロントロウはPPウェバー、２番手ベッテルのレッドブル勢。
３番手以降は、ハミルトン、アロンソ、バトン、シューマッハーのチャンピオン経験者がずらりと続きます。
可夢偉選手は予選１０位に入っています。

　オープニングラップで、可夢偉とクビサが接触。
しかし、マシンに大きなダメージはなかったようで、順位は落としましたが走り続けています。

１５周目から、各チーム１回目のピットインに入ります。

１７／６６　シューマッハーがバトンをパス。今回は自分が走りやすいようにシャシーを変えているシューマッハー。力を発揮しています。

１９／６６　ハミルトンがベッテルをパス。

シューマッハーとバトンが熾烈なバトル

バトンのアタックをシューマッハーがことごとく押さえ込みます。

２５／６６　シューマッハーとバトンに迫りつつあったマッサですが、ミスをしてしまい、フロントウィングが曲がってしまいます。急遽ピットイン。

３２／６６　１３番手のペトロフを、１４番手可夢偉が追い上げます。
　　　　　　新鋭ドライバー同士のバトルを国際映像が追いかけます。
　　　　　　１２番手のヒュルケンベルクがピットインしたので、ペトロフ、可夢偉の順位が１つ上がります。

５５／６６　ベッテルがピットインしてタイヤを交換します。
　　　　　　コースに戻った後、しきりにチームラジオでブレーキングに注意するよう呼びかけられます。ピットインで順位を落としたベッテルに焦りがあるのかと思われましたが、どうもブレーキにトラブルが発生しているようです

残り２周で、ハミルトンがクラッシュ。アロンソが２位に上がります。
スペインGPはアロンソの母国グランプリ。母国のファンの前で上位フィニッシュできそうです。

いよいよチェッカー。
優勝はPPスタートのウェバー。一度もトップを譲らず快勝しました。
今年はポールポジションのドライバーがまだ優勝していないので、ウェバーが今季初のポール・トゥ・ウィンです。

　リザルト

　１　ウェバー（レッドブル）
　２　アロンソ（フェラーリ）
　３　ベッテル（レッドブル）
　４　シューマッハ（メルセデスGP）
　５　バトン（マクラーレン）
　６　マッサ（フェラーリ）
　７　スーティル（フォース・インディア）
　８　クビサ（ルノー）
　９　バリチェロ（ウィリアムズ）
１０　アルグエルスアリ（トロ・ロッソ）
１１　ペトロフ（ルノー）
１２　小林可夢偉（BMWザウバー）
１３　ロズベルグ（メルセデスGP）
１４　ハミルトン（マクラーレン）
１５　リウッツィ（フォース・インディア）
１６　ヒュルケンベルグ（ウィリアムズ）
１７　トゥルーリ（ロータス）
１８　グロック（ヴァージン・レーシング）
１９　ディ・グラッシ（ヴァージン・レーシング）

※　リタイア…ブエミ（トロ・ロッソ）、チャンドック（ヒスパニア・レーシング）、デ・ラ・ロサ（BMWザウバー）、ブルーノ・セナ（ヒスパニア・レーシング）、コバライネン（ロータス）

このレースの３大ポイントは、

１　今季初めてポールポジションのドライバーが優勝
２　シューマッハーが躍進
３　可夢偉初完走１２位

でしょうか。

開幕から安定感のあるウェバーが、快走。
チームメイトのベッテルは、今季はマシントラブルに悩まされることが多いですね。
トラブルを抱えながらも３位表彰台はさすがですが、調子のいい車で気持ちよく走らせてあげたいです。

前回は、シューマッハーが抜かれるたびに「もう彼の時代は終わった」「腕がさびついてしまった」と絶叫していた放送席が、今回は大絶賛でしたね。
シューマッハーはマシンを作り上げるのが上手いドライバーだといわれますが、アップデートがうまくいったようです