「表現の不自由」がテーマの展示会始まる 去年は途中で中止
去年、会場に届いた不審物の影響で開催期間の途中で中止された「表現の不自由」をテーマにした展示会が前回と同じ名古屋市内のギャラリーで始まりました。
主催団体は入場を事前予約制とするなど安全対策を強化しているとしています。
この展示会は各地の美術館などで展示を拒否されたり撤去されたりした作品を集めたもので、名古屋市中区の市が所有する「市民ギャラリー栄」で25日から始まりました。
会場には3年前の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で一時、展示が中止された慰安婦をモチーフにした少女像や天皇制について表現した絵画などが展示されています。
「表現の不自由」をテーマにした企画展をめぐっては去年7月、今回と同じ会場で行われた際、ギャラリーの職員が届いた郵便物を開けたところ破裂音がしたことから開催3日目で中止となりました。
展示会を主催する団体は今回、入場をすべて事前予約制とし金属探知機を使った手荷物検査も行うほか、会場宛に届いた郵便物は局留めにするなど、安全に鑑賞してもらえるよう対策を強化しているということです。
一方、会場の周辺では警察車両が止まり大勢の警察官が警備にあたるなか開催に対する抗議活動が行われていました。
この展示会は8月28日まで開かれています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます