今は、11日の午前5時です。9日に公開した初稿に、10日の加筆・・・・・午前九時に、初稿段階の副題1と、副題2の間に、新、副題2、『松山市の女子高校生は、何故、三週間も、検査をされなかったのか?』を入れた・・・・・上に、外トイレを使うなと、いうに、サンデー毎日の投稿に、ついて、私は、半分賛成で、あり、外トイレを使う際は、こういう風に工夫をしていますと、いう文章を添えさせてくださいませ。
副題1、『BCGは、新コロナ対策へ、有効なのか? 否か?』
AERAに其れが載っているが、YU TUBE あたりでも、前から言われていましたね。BCGが、今般の、新コロナウィルス・の抑制に、効果があると、いう事をです。
まず、BCGについて、基本的な事を、ここにまとめておきます。老婆心ながら、お若い方で、知らない方もあるかもしれないし、親から、説明を受けていない方もあるかもしれないからです。今、結核が、重い病気として、認識されていないからでしょう。
私が子供のころは、結核もBCGも両方共に、大変有名なものでした。それは、結核が、猛威を振るっていたからです。特にストレプトマイシンなどが、発見されていないころは、結核にかかる人が、大変多く、かつ致死率が高かったのです。有名人では、正岡子規が、かかって、それが、原因で、亡くなっています。正岡子規は、東大(旧制・東京帝国大学)に入学したので、最新の情報を、身近に利用することができたと、思いますし、りっぱな医師にも、診察を受けていたと、思います。
が、他のケースで、若くして亡くなった、樋口一葉なども、もしかしたら、この病だったかなあと、私は、想像をしています。彼女は、近代的な医療を受けることはなかったのでしょう。レントゲンで、肺を見るなどという事はなかったと、思います。
ただ、特効薬だったストレプトマイシンは、難聴をもたらすので、所謂、薬禍(又は、副作用)の、最初期の発見でした。:::::::::ここで、小さな挿入に入ります。私は、結核が最近また、はやりだしたと、いう情報を受け、2019年の12月27日、別の用事で向かった内科医院で、それを言うと、「久しぶりにレントゲンを撮ってみますか?」と、言っていただきました。ただ、待合室を見ると、いっぱいのお客さんです。鶴見のある女医さんで、個人クリニックですが、全く、紹介状もないのに、フラッと行ったのに、良いお医者さんで、患者さんが、いつもいっぱいです。こういうところでは、普通の日本人は、自分で、的確な判断をするのだなあと、思います。そして、そういう医院に、唯、偶然にもいき始めた、自分は運がいいと思うのです。鶴見の総持寺に行った帰りに見つけたのでした。曹洞宗のとてもえらい方が、実家の法事をなさってくださっているのですが、どうも、政治的なおかしさといじめ・・・・・(伊藤玄二郎→浄智寺とか、石塚雅彦さん→堤義明→鎌倉霊園)・・・・・が、現れて来ていて、それで、又吉直樹の、【オイコノミア】も終わったほどなので(後注1)、ともかく、総持寺は見てみたいと、思ったのです。
それで、元の医院に戻ります。あまりに込んでいるし、年末なので、「いえ、今日ではなくて結構です」と、言ったのです。で、一月は、何らかの攻撃を受けていてブログを書くという対応に忙しくしていて、次に、二月に入ると、急に新コロナウィルス感染です。で、肺の写真をレントゲンでとるというのは、自分が新コロナウィルスの感染を心配して来て居るみたいに誤解を受ける様で、行きにくくなりました。事務所で、そう言っただけで、周辺の患者さんは、身を引くと思いますし。
ただ、私は、その女医さんが心配です。大丈夫かなあと、さいきん、ずっと、心配して居ます。とても心配して居ます。で、神奈川県で、新規感染者が出るたびに、その新規患者さんが、どこの町に住んでいるかが発表をされないのを嫌な事だと、思って居ます。どこで、発見されたのかは、知らせるべきだと、思って居ます。最初期は、お報せがありました。相模原市とか、鎌倉市でも発見されたと、いう情報がありました。しかし、今はありません。
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新規、副題2、『2020-4-10の朝の、NHKニュースで、先月19日に初診として、医院に向かった、女子高生が、三度目の医院で、やっと、昨日9日に感染が、確認をされたと、言って居ました。なんと、間に、三週間が挟まって、経過しています。びっくり仰天です。その間、高校は、休校だとしても、家族等は、濃厚接触しているでしょうに? 彼女が最初に訪れた二つの医院とか、病院は、どうして、検査を申し込まなかったのでしょうか? こうなると、ネットニュースで見た、「世界中が日本を批判している。きっと、検査数が少ないので、患者数が少ないのだ」と、いうのも当たっているかもしれないと、思う様になったところです。
これ以外にも *1)志村けんは、どこで、感染したのか? もしかしたら、一種の生物兵器テロに、狙われたのではないかしら?とか、*2)、ボリスジョンソン英国首相にもその可能性があるとか、*3)、慶応病院は、志村けんを受け入れましたか? それから、*4)世田谷区で、感染が、多いとは、下北沢近辺が、感染源になっていませんか?とか、色々、突っ込みたい処、が、有るのですが、そこに入って行ってしまうと、終わらなくなるので、疑問がいっぱいだ。特に、NHKの報道手法に対して、相変わらずの、疑問がいっぱいだと、申し上げておきましょう。それから、*5)、お金の、分配で、安倍総理大臣が、権力行使力で、人気【❔】復権か?と、思ったり、何とも、色々、嫌な側面が見えてきました。*6)河合案里・議員関連ニュースも、ごく政治的なもの(彼女は参議院議員ですから、無論政治家ですが、そういう意味での政治という意味ではなくて、鎌倉エージェントの暗躍という意味での、政治であって、そのニュースは、すべて、私のブログつぶしが、狙いでしょう。ひどいNHK、ひどい日本社会です。
それから、朝の海外ニュース(NHKでBS1)で、で*7)、イギリスの酒造メーカーが、消毒液生産に乗り出したと、いうBBCニュースがありました。消毒液なんて言わないで、エチルアルコールとか、エタノールと言ってください。又は、せめてアルコールと言ってください。出ないと、其のメーカーの、ウィスキーが、それ以降、薬臭く感じられて、売れなくなりますよ。そいうわけで、いろいろ、つっこみたい話題がありますが、今は、触れません。出ないと、この章が終わらなくなりますし。:::::::::という挿入を入れて、元へ戻ります。結核についての、文章に戻ります。
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副題3、副題2の、続き、後半、『BCGが、新コロナウィルスに、効果があるかどうかについて』
結核に関する、とても、有名な小説が、トーマス・マンの【魔の山】であり、幸田文の、【闘】です。ストレプトマイシンがない時期の、結核患者のありさまを、書いています。両方読んだけれど、特に【闘】が、おすすめです。人間が、どういうものかを、教えてくれるし、地味な生き方で、金銭と、名誉を獲得するという意味では、受け身であって、何ら発展性が無くても、心理的には、英雄として、立派に生きることができると、教えてくれています。この小説は、新潮文庫で、手に入るはずです。
そういうわけで、結核が蔓延していたからこそ、それに対する、ワクチンとして、開発されたのが、BCGで、結核菌を殺して、から、作るものだから、私は、体が、弱くて、他の人は、膿まないのに、膿むのです。一か月ぐらい、治りません。それで、そういう人は、結核の予防性が、定着して居ないと、みなされて、毎年、打って、毎年、膿んだのでした。今、わざわざ、袖をまくってみてみると、ケロイドが、5つはあります。大きいのを二つに分けると、小学校1年以来6年まで、毎年、BCGを受けていたと、いう事になります。
処で、アエラによると、世界中では、BCGを、法的強制力をもって、打たせない国もあるそうで、そういう国に比較をすると、日本の致死率は、低いそうです。偶然の、僥倖ですが、日本人は、幸せでした。
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副題4、『ここで、急に見つけた、サンデー毎日の、表紙の、惹句について触れたい。失礼ながら、買って居ないし、まだ読んでいないが・・・・・それは、ipad で、読める仕組み、d-ボタンを、申し込んであるからで、ケチっているわけでもないのだが、・・・・・来週読むはずである』
私は、2月14日以来、東京、横浜市内のあっちこっち、鎌倉市内のあっちこっち、北久里浜あっちこっちと、18回外出して居ますが、いまだに、感染して居ません。別に豪語するつもりはないのですが、マスクの大騒ぎは、変だと、思って居るのです。突っ込みたいところ、*9)として、政府が、マスクを二枚ずつ、全所帯に配るのに、466億円かかるそうです。また、無駄遣いをして・・・・・と、思ったりします。飛沫感染も、その中に含まれるウイルスもマスクだけでは防げないのです。また、防塵、防毒マスクなど、普通の人で、慣れない人が、それを装着していたら、肺呼吸が不全になって、そちらから、体が、弱体化するでしょう。で、マスクというのは、エチケット部分が大きくて、それで、防衛できるとは、私は思っておりません。
他人と、近距離で、会話を交わさない。とか、手を洗うと、いう部分がとても大切ですが、それとともに、手袋も重要です。さて、その手袋に関するブログ、が、一本、消えてしまって居るのが大問題でした。その一文の中で、続きとして、次の日に書こうと思って居たのが、外の公衆トイレの問題です。
たまたま、鎌倉を歩いている際に、7日だったと思いますが、サンデー毎日が、外トイレを使うな」と、言う惹句を、表紙に載せているのに気が付きました。それについて、書こうと思っていたところです。で、タイミングとして、4日間、ずれてしまって、非常事態宣言が発令をされて、皆さんが、外出しなくなったので、既に、外トイレ、公衆トイレを使うかどうかの問題も、消えたと、思いますが、念の為に、私の手法を書いておきます。
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新規・副題5、『ここで、安倍総理大臣の幼保無償化政策の裏側について、触れないといけなくなった』
サンデー毎日の、記事に、沿って語りますが、私は、障碍者用、トイレを使います。実は入れ歯を入れています。これですが、その理由を書いた、数千字が、今消えました。それで、それが、大切だと、思うので、復活をさせていきます。わたくしは、たまたまでしょうが、子供を産んでから、狭い尾根の上に、住み続けています。神奈川県三浦半島部分は、そうなります。で、北久里浜の家では、当時、6軒しかご近所様がなくて、人の好い我が家は、一種の保育所状態になっていました。これが、例の傾きマンションで有名な、横浜線沿線となると、もっと、民度が高くて、お互いさまと、いう意識があるのでしょうが、北久里浜の地形と、民度では、ずうずうしい母親は、その図々しさが満開となり、カッコーの托卵状態が出現します。で、子育て上の労働とか金銭(お菓子等)を、対等にしておこうという意識がありません。30代で一戸建ての家を買うぐらいですから、金銭の締まりはいいといえるのでしょうが、『川崎さんは、人がいいから、あそこに預ければ、幼稚園に行かせないでも済むわ』と、いうかたちになって、私に我が子よりも年齢の大きい子供を預けっぱなしにして「お世話になっています」の一言もないのです。そして、そういうケチをしているからでしょうか? お菓子も買って与えていないのです。ケチと、さらに輪をかけて、フロイトの言う、エディプスコンプレックスが生じていて、女の子はかわいくないと、いうポイントも生じているのでしょう。
だから、お菓子を買って与えていません。すると、我が家に常備されている袋菓子5種類ぐらいがその子にとっては、魅力的ですね。で、隠れて盗み食いをする様になりました。で、何度叱ってもダメなのです。つまり、ごはんや、おっぱいで、支配をしている母親に比較をすると、他人である私の叱責など、怖くもなんともないのです。で、とうとう、押し入れの中に入ってお菓子を盗み食いをしていて、客布団を汚している、そういう現象にまで至りました。そういう現場を母親に見せることとなります。すると母親は大恥をかきますね。それ以前の彼女は、『私は、若くして、一戸建てに住んでいます。だから、勝ち組主婦です』というふんぞり返った意識を持っていたと思いますが、それが無残にも破壊をされ逆転をされます。そして、私は逆恨みをされます。それ以前の膨大な、労働奉仕と、金銭の出費は何のお礼も言われずに、消えていきます。
しかも、この一家が、例の横須賀市の水道山をタダ撮りして言う大詐欺事件の際には、キーパーソンとして、瀬島隆三・益山重夫・杉本俊一・仲野通巳吉などの、CIA一派に利用されるキーパーソンとなっていくのです。
ここから先、はじまったことが、安倍総理大臣の幼保無償化です。鎌倉エージェントの、特に井上ひさしが常に、このブログを点検していて、すぐ、『ここは、突っ込めるぞ、ここを、政府の力で逆転してやれ』となって、そういうバラマキ政策が行われます。井上ひさしから、伊藤玄二郎に案が入り、伊藤玄二郎から、谷垣禎一さんに、案が入り、安倍総理が、実現することとなります。
未就学時期なんて、普通の親にとっては、子供が、とても、かわいい時期であって、幼稚園や、保育園の費用を惜しむはずもないのに、幼保無償化が行われました。で、このいきさつから、安倍総理大臣が、鎌倉エージェント(CIA)の操り人形であると、喝破していて、だから、国民総隊にとってはダメな総理大臣だと、いい続けているのです。お金をただ、バラまいて行って、私を追い詰める、そういう政策ばかり、実行をしている総理大臣だからです。戦後の数多い、総理大臣のうち、これほど、露骨に、鎌倉エージェント(=CIA側の日本人代理人)の言うなり総理大臣は、かつていなかったでしょう。今、コロナウィルス対策でも、膨大な、国費、116兆円が、バラまかれようとしています。この国は、将来どうなっていくのでしょうか? 破産もありでしょうね。きっと。ともかく、働く、18歳~50歳は、苦しみぬくこととなるでしょう。
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新規・副題6、『横浜銀行と東日本銀行の合併と、NHKの【私は騙されない】の、繰り返しの放送は、ここから始まっているのだった。
上の章で、いっている、お菓子を盗み食いをする、お嬢さんのご家庭は、東日本銀行にお勤め中だった。その銀行は当時は、常盤相互銀行と言っていたが。銀行マンが、お嬢さんを幼稚園に入れないなんて、お母さんは、よほど、愛情がなかったのだと、思われる。
警察は銀行を支配している。なぜかというと、私を弾圧する為に、貸金庫などを自由自在に開けるために支配をしている。さすがに、中身を盗んではいかないが、脅かしに役立つものを入れこんだりはする。警察は、自由自在に入っていて、笑っちゃうほどに、単純な脅かしをしてくる。返却ボックスに返したはずの図書館の雑誌が、返却をされていませんと、注意を受けて、散々な努力をして手に入れて辺本をしたら、横浜銀行の貸金庫・・・・・(二つ目の方で上の方に置いてある方)・・・・・の底の中に、隠してあった。それから、二つ借りている貸金庫ボックスを、差し込む場所を、交換して、置いて、定期の通帳が全部なくなったか?と、錯覚をさせて、脅かしたりは、する。
どうしてそんなことをするかというと、横浜銀行鎌倉支店は、伊藤玄二郎の采配下にあると、思われるからだ。しかし、さすがに横浜銀行でしょう。地銀、第一以降ですよ。だから、一私人=伊藤玄二郎のために、金庫室を開けて、自由に出入りを許すはずもないので、警察が、伊藤玄二郎たちの主意を、生かすために代理で入っている。その証拠はいくつも過去に見つけて、それは、すでに書いているが!?!?! したがって、私のブログは、個人的な復讐に役立てているものではない。自分に与えられる理不尽な、損害を、補償したいと、思っているし、警察が、鎌倉エージェントの手下になっているという理不尽さ、…‥そういう日本政治の本質を明らかにするために、このブログを書いている。決して、個人に対する、誹謗中傷ではない。しかし、私を小ばかにして、上の副題5に書いた様なことをするなら、必ず、全部を書きますよと、いっておきたい』
これから先、また、大量にかき添えないと、いけません。ただ、お待ちいただきたく存じます。ほかの用事を果たさないといけませんので。
@@@@@@@ここが、第一の推敲加筆中の最先端です。
あのね、感染していないことを威張ったり、豪語したりしてはいけません。感染後、唯、発症をしていないからかもしれませんしね。ただ、私の観察、と推定によると、我が家の門とか、玄関扉のドアノブに、わざとウィルスが、擦り付けられると、いう暗殺まがいのことが行われない限り、私の行動様式だと、感染しない筈だと、思っております。というのも、手袋と、アルコール小瓶を、携行していることが多いのです。
其れを丁寧に書いたのが、4日アップの文章ですが、それが、すっかり消えております。それで、びっくりして、泥棒の、被害を、もう、一回丁寧に、我が家中で、確認し始めました。というのもNTTが持つスパコンが保存しているクラウドから、文章を抜き去るのも、泥棒の一種ですね。それは、抽象的な部分ですが、そういう時は、具体的に、ものも盗まれているからです。
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副題7、『泥棒については、相当詳しく書いています。したがって、それを実行するのが、日本人なら、もうやめるだろうと、思っているのに、やめないです。恥の文化を知らない人間らしいです。しかし、外人ではないでしょう。夜遅く、9時に主人が寝室に入った後で、侵入しているので、遠くに住んで居る外人が、侵入している筈もないので、日本人でしょう。
前から、四種類の泥棒が居ると、いう事は繰り返し書いています。警察の特殊部隊、その警察に協力して居ますと、いう看板を門前に掲げている、または、げんかんなどに置いている家が三軒あります。その三軒には、合いかぎを渡されている可能性がありますが、かと、言って、名誉もかかっているわけですから、「私は、女です。女ですが、都立大学の大学院卒で、娘が、明治大学の、教授に今からなるところです」という家や、「私は専業主婦で、何も仕事はしていませんが、実は、東大卒です。私の夫も東大卒です。夫の方ですが、有名な設計会社の、横浜支店長で、重役です。夫が、設計したビルの例としては、横浜シェラトンホテル(タワービル)とか、川崎ラ・ミューザ(音楽ホールを持つタワービル)とか、横浜銀行・鎌倉支店を設計などがあります」などという人が、侵入して、珍しいお化粧品を盗んだり、美しいカトラリーを盗んだり、美しいお皿を盗んだりするでしょうか? かつ、美しい、特別製(オーダーもので、世界に、一点しかないのも)チュニック風のセーターを盗んだりするでしょうか? で、この二軒は、警察の協力者では、あるけれど、具体的な侵入者としては、抜かします。
@@@@@@@ここが、第二の書きかけ中の最先端です。
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「BCGがコロナを防ぐ」は本当か? 免疫学の第一人者が回答
2020/04/08 11:30
© AERA dot. 提供 BCGワクチン。接種後約1 カ月で結核の免疫ができるという (c)朝日新聞社
結核の予防接種で使われる「BCGワクチン」。細い9本の針を刺す“ハンコ注射”といえば、思い出す人も多いだろう。このBCGワクチンが新型コロナウイルスの感染を予防するのではないかと、一部の専門家の間で話題になっている。
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BCGは古くからあるワクチンの一つ。わが国では現在、公費でまかなわれる定期接種として、生後11カ月までに1回接種することになっている。
「国によって事情が異なり、予防接種が広く行われている国もあれば、一部に限られている国、ほとんどされていない国があります。興味深いことに、BCGの予防接種を受けている国のほうが、受けていない国よりも感染の広がりが遅いことがわかったのです」
こう話すのは、免疫学の第一人者で、大阪大学名誉教授の宮坂昌之医師だ。この現象をホームページで紹介した豪州在住のJUN・SATO(ジュン・サトウ)氏によるデータを基に改めて独自に解析したところ、感染の広がりだけでなく、死亡率にも同様の傾向が見られたという。
「BCGを接種していないイタリアでは、100万人あたりの死者数が217.4人。これに対して接種している日本は0.5人、台湾は0.2人でした」
一方、日本と同じように接種しているポルトガルの死者数は17.6人と高めで、いまは接種をしていないドイツでは11.3人と少なめといった例外もある。だが、免疫の仕組みを踏まえても「BCGは期待できるかもしれない」と宮坂医師。
「昨年、オランダの研究チームが、BCGワクチンが自然免疫を高めることを突き止めたのです。途上国でも、BCGワクチンを打った子どもは感染症の死亡率や重症化率が下がることが報告されています」
免疫には、生まれたときから持つ「自然免疫」と、生後に病原菌にさらされて得られる「獲得免疫」がある。自然免疫は体に入ってきた病原体すべてに反応し、排除しようとする。つまり、未知なるウイルスの新型コロナにも免疫が働きやすいのだ。BCGワクチンは結核菌に対する獲得免疫だけでなく、自然免疫も高める可能性があるという。
豪州ではすでに、医療従事者を対象にBCGワクチンの有効性をみる治験が始まった。
「BCGは昔から使われているワクチンで、安全であることは確か。あとは、どれくらいの量を打てばいいのか、どんな人に効果があるのかなどの検証が必要です。また、BCGは子どもの予防接種のために限定生産されており、短期的には大量生産できません。そのあたりも考慮すべきことでしょう」(宮坂医師)
(本誌・山内リカ)
※週刊朝日 2020年4月17日号