最初に今日の結論を申し上げてしまいましょう。日本人のお金数兆円が、外国に取り上げられたが、その流れを日本人は、しらない。そこが問題だということです。
一月から三月にかけて、税務署への申告の季節が始まりました。もし、税法上、「あなたが、過去一年間に金融商品の取引で損をした、額の30%を国家が補填をします。還付金の形で、補填をします」という法案が既に、成立していたと、仮定をしましょう。
すると、あっちこっちから、「私は300万円損をした」「私は500万円損をした」と言う声が上がるはずです。企業や、組織の年金・基金運営者にも正直に報告すれば、30%を補填しますと、通達を出せば、そちら側だけでも、数兆円に上がる可能性もありますが、
庶民(中流階級)の個人資産からどれだけのお金が、海外、とくに、マイケルムーア監督が、今回の映画の中で描き出した、アメリカの富裕層へ流れたかを、知ることができます。
こういう情報を正しく流すのが、大新聞の使命だと思うのですが、まったくやってくれませんので、例の見てきたような嘘をいいのひとつとして、私が個人的に仮定を立ててみます。
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まず、一億人の国民の所帯数を、三千と仮定をします。単身所帯やら、二人所帯が増えてきたので、夫婦と子供二人の所帯よりも、そちらが多くもなってきたと推定をして。
そのうち、三分の一の、千所帯が、優良企業(公務員を含む)に勤務している夫が家長であり、金融資産を持っていると仮定をします。そのまた三分の一、300所帯ぐらいが、今回のリーマンショックで、損失(目減りを含む)を出したと仮定をして見ましょう。一家族、(一所帯)あたり、平均300万円の損失を出したと仮定して、その総額は、9千億円になります。これに、先ほど出した数字をあわせると、優に兆という単位に到達します。
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これほどの、利益を生む団体(=ミツバチ)が日本です。
その利益の中から、1%を還元して、日本のメディアを操作をしても、その軍資金は、90億円となります。何だってできますし、自分たちには、絶対に反乱をしないと誓約を出している(これも想像ですが、多分当たっています)小沢幹事長になら、世界のシンクタンクを使って、かれこそ、世界第三位の実力ある政治家で、立派な存在だと、世界中に向けて発表する(後注1)くらいのことは軽くできます。
小沢氏本人にその9000億円から5%キックバックをしたって、450億円です。小沢幹事長は何だってできますね。横柄の限りを尽くして、同僚議員をにらみつけても、ご本人は何も怖いことはありません。そして、あげるほうのアメリカの富裕層にとってはそれは、軽い軽い金額です。
これもムーア監督・関連です。その3と名づけてもよいのですが、彼本人には日本人についての、特にお金についての発言は映画の中では何もありません。表題の、『日本人のお金が大量にアメリカ(または、欧米にその本社を置く、コングロマリットや銀行と、その社長)、に流れている』・・・・・そして、それが、日本人にとっては、重要です・・・・・は、ムーア監督が話していることではありません。
彼はアメリカの問題を分析するので、まず手一杯です。アメリカの一般国民(市民という言葉を使うが)を守るのに、一生懸命です。しかし、アメリカを分析するために他の国を勉強することは大切で、今回はまず様子見ですが、日本を訪れ、東京、京都、大阪、広島などを訪問された模様です。将来日米関係についての分析をしてもらえば、相当な良作が出来上がることでしょう。しかし、当分お休みを取るそうですが・・・・・
ムーア監督の映画で、私にとって、一番大切だった数字は、1%の一です。アメリカという国の総人口のたった1%を占める富裕層が、アメリカが、生み出す富の99%自分たちのものにしていると、いう、その数字には、驚きました。
だから、「アメリカには中流階級が無い。で、こんな無残なことー=デリバティヴや、サブプライムローン=騙しみたいな規約を含む投資話=に乗せられて、生活の基盤である住宅を次々追い出され、それが、転売されるどころか、野ざらしになっていて、次から次へと、ゴーストタウンが生まれることと成る」と、彼は繰り返し言っているわけですが、その大金は、たった、1%の富裕層に流れると言う点こそ、ムーア監督の原書の怒りを引き出しているポイントです。
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私にとっては、その1%という数字はどれほど、ありがたかったでしょうか。つまり、数字で考えると実体がしっかりと、目に見えてくるのです。
日本人のお金が数兆(個人資産と、会社や、年金基金の損失を合わせると、千億円単位を超えているはず)円が既に、その1%の、富裕層へ、わたっている可能性をずっと前から感じていたからです。それが、目に見える形で、頭に浮かぶほどの、実体を感じ始めています。今日はすでに、長くなっていますので、そういう損失を出しているかくご家庭の実態については物語としては、触れませんが、思い当たるご親族を持っている読者は多いことでしょう。
(後注1)
世界の注目指導者3位に小沢氏 米調査会社、首相入らず
2010年1月20日(水)10:00
【ワシントン共同】国際政治上の危機分析を専門とする米調査分析会社ユーラシア・グループは19日、今年注目するべき世界の指導者10人を公表、3位に民主党の小沢一郎幹事長を挙げた。首位は中国の温家宝首相、2位はオバマ米大統領で、鳩山由紀夫首相はランク入りしなかった。分析は小沢氏を「民主党内で最も力がある政治家」と位置付け、党の選挙戦略や資金面、候補者選定をコントロールしていると指摘。
· Leaders to watch 2010(Eurasia Group 英語)
「壊し屋」「大物」…小沢氏を世界メディアも注目(読売新聞) - goo ニュース
なお、ご注意申し上げますが、私がこの配信記事にうなっているということではなくて、『ああ、また、裏が動いた。いやなことだ』と考えているだけなのですよ。そういう意味では首尾一貫している人間が私です。 では、2010年2月5日、 雨宮舜