AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ピアノソロライヴとカレーライス

2009年12月06日 | コンサート
近所のこ洒落たダイニングバーで、ケイ赤城というジャズピアニストのソロライヴを見に行ってまいりました。
ていうか、母親が勝手に2人分の席を予約しており、付き合わされたと言った方がよい。

ケイ赤城氏は、仙台市生まれで4歳から12歳までオハイオ州で育ち、国際基督教大学に入学し、哲学と作曲を学んだ後、再び渡米してカルフォルニア大学サンタ・バーバラ哲学科博士課程を専攻。
25歳の時にプロミュージシャンとしての道を歩み始め、様々なバンドを経て1989年、日本人として初めてマイルス・デイヴィスのレギュラーメンバーとして迎えられ活躍(あと、過去にアラン・ホールズワーズと共演していたことも判明!)・・・と、とにかくもの凄い経歴の国際的ピアニストであることは確か。
10年前から日本人ミュージシャンらとトリオバンドを始動させたらしく、私としてはこっちだったらよかったのになと思った。

ピアノソロライヴというのは、例えるとイングベイのギターソロだけを延々聴かされるみたいなイメージがあってどうも乗り気ではなかった。
オカンみたいな人種は普段、音楽とかには全く興味がないクセに、やたらこういうゴージャスな時間を過ごしたい願望が強くて、わけもわからずこういった気品の高そうなイベントに参加したがるのだ。
店に来ていた人も大半がそういう年配の常連、またはご近所さんの集まりらしかった。
案の定、ライヴが始まって5分と経たぬ間に意識を失う人がチラホラと。

演奏が始まるや、なんか「ん~~、ん~~」という妙な音が聞こえてくる。厨房でミキサーかなんかが回転してる音かと思ったら、発信元は赤城氏本人からであった。
どうやら鼻歌で曲調を計っているらしく(作曲してる時みたいな感じ?)、ジャズミュージシャンによく見られる奇癖みたいなもんだろう。
ん~~、ん~~はともかく、ほぼ即興で訳がわからぬとはいえ、尋常でない鍵盤テクニックであった。

家に帰ってから、無性に日本人ピアニストの音源が聴きたくなり、Hiromi's Sonicbloomの『BEYOND STANDARD』と、筋肉少女帯の『仏陀L』を鑑賞した。




店のチラシによると、3月のはじめにこの店になんとカルメン・マキが来店するとのこと!!
これはちょっと興味がある。

しかし、こんな閑散とした辺鄙な学研都市のダイニングバーにマキさんみたいな大物が来てくれはるって、ここの店主どんなパイプ持っとんや?
てゆーか、カレーライスの量いくらなんでも少なすぎる。

アラン・ホールズワーズ・バンド with ケイ赤城


今日の1曲:『Devil take the hindmost』/ Allan Holdsworth band

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