AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

トーソズのライブDVD

2006年01月30日 | ♪音楽総合♪
アマゾンの米国中古で注文したせいで、商品到着にかなり時間がかかってヤキモキさせられたが・・・・

やっと届いたぜ!!

SCREAMING HEADLESS TORSOS待望のオフィシャルライブDVD『LIVE!! IN NEW YORK AND PARIS』が!!


なんかやすっぽい箱に無造作に詰め込まれてポストに投函されており、しかもフタがベロ~ンって開いていた・・・さすがはアメリカン中古。
うう、彼らの動く姿を見るのは約10年ぶりである。そう、あの1996年の初来日以来・・・
このDVDには、10年前の1996年ニューヨークで行われたライブ映像と、2004年にパリで行われたライブ映像の2枚組。




さっそく、1996年のNYライブ映像から鑑賞してみた。
この時のライブは結構未発表曲やカヴァーが多かったので、鑑賞1回目は不覚にも途中で意識を失ってしまったが後でじっくり見返してみてこう思った。

やっぱこいつらすげぇわ!!

デヴィッド“FUZU”フュージンスキーは、全編にわたりその変態ちっくでトリッキーなギターワークをこれでもかとばかりに紡ぎ出す。ドラマーは来日時に叩いていたオリメンのジョジョ・マイヤーではなく、すでに黒人のジーン・レイクに交代しているが、彼も前任者に全く引けをとらない超絶でパワフルなジャズドラミングを叩き出す。
ディーンのヴォーカルは、この時期絶好調の裏返り歌唱法で「ヨロヨロヨロ~~」と、アヴァンギャルドでぶっ飛んだヴォーカリゼーションをとぼけた顔で披露してる(つーか、なんだそのレフェリーみたいな服装は?)。
そして圧倒的な存在感を見せつけるのが、パーカッションのダニエル・サドウニック!こんな高速タムさばき見たことない!特に“Cult of the Internal Sun”(つーかこの曲は全員が凄まじい)、そして“Smile in a Wave”のドラムとの掛け合いは秀逸。ベースのフィマ・エフロンも見た目こそ地味で目立たないが(これはカメラワークが悪い!)、随所で絶妙なフレーズをさりげにぶっ込んでくる。
とにかくレコーディングとは一ひねりも二ひねりも違ったインプロヴィゼーションを、その卓越した超絶テクでもって繰り広げる様は、見ていて血湧き肉踊らずにはおれない。
特にライブCDでも聴けるが“WORD TO HERB”の間奏部分で、ディーンが“チュニジアの夜”をスキャットでぶっ込んでくるところなどは傑作である。




さて、2枚目の2004年のパリでのライブは半分以上未発表曲だが、これも実に見応えがあった。
まぁ若干デーンの声が衰えをみせてはいるが、ダブルネックで登場したFUZEがまた一段とレベルアップした感じである。それは連続で披露されるインストナンバーの完成度の高さでも顕著だ。
“SAKURA”と題されたフレットレスギターがフューチャーされた東洋的なナンバーと、キャッチーだがどこか怪しげでサイケなFUZEのトリップギターが炸裂する“Phoenix Rising”という曲。このインプロヴィゼーションを聴いて、なんとなく中期クリムゾンを思い浮かべたのは私だけだろうか?
で、今回はダニエルのパーカッションワークがまた凄いことになってた!ソロコーナーも設けられ、そこでは指技をパタラパタラパタラパタラと披露。色んな種類の鳴り物道具をぎょーさん取り揃えてはって、色々な森の動物の鳴き声を奏でるおもしろおじさんっていうのか、時折それ意味あんのかみたいな笛も吹いてはった。
アンコールでは“Freeman”なんかも披露され、まさに充実の満腹ライブ映像であった。




クッソー、2年前この贅沢なライヴを堪能できたパリの人が羨ましすぎる。

日本にも来てくれくれくれくれ。


おそらく今映像と同じ音源の1996年のライブアルバム『Live in New York』

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« DREAM THEATER Live @大阪国... | トップ | 海を飛ぶ夢 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

♪音楽総合♪」カテゴリの最新記事