AMASHINと戦慄

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ヒョウタンツギシンドローム

2014年11月09日 | 名所ガイド、巡礼記
前回も言ったように、宝塚の手塚治虫記念館は大人にしたらこれといって見どころはない。
確かに私よりももっと上の年齢層のリアルタイムで『アトム』やら『ジャングル大帝』やら『リボンの騎士』やらのアニメを体感した方々にとってはノスタルジーに浸れる場所かもしれない。
しかし、私のような後追いの、手塚漫画のディープゾーンに強く惹かれた者にとっては、ここは単なる子ども向けのまんが博物館なんですな。

このカプセルゾーンも、『火の鳥』の猿田博士の研究所を彷彿とさせてはいるが、中に展示されてあるのは手塚先生の遺品や原画の類。
中身がもっとこうタマミに扮したムーピーやブラドベリイ、モンモウ病発症後の患者の標本とか、そういうのだったらいくらか興奮できるのだが。
(もちろん常時ロビタが巡回)




それでも、グッズ売り場は様々なアイテムがあって、この記念館内では一番興奮させられた場所ですよ。
値段設定もそこそこリーズナブルで、グッズ買うためだけに入館料払う価値はあるかと。

あんなところにヒョウタンツギが!まさに神出鬼没!



で、思ったんだけど、この記念館にはヒョウタンツギが足りないって!
手塚漫画といえば、ヒョウタンツギを抜きにしては語ることはできない。どの作品にもたいがい出てくるし、一番出没率が高いといっても過言ではないと思う。
もっと1階、2階、地下1階、外周と、敷地内のいろんな場所に点在させとくべきでしょうが!
そういうユーモアとかアイデアが足りないね、この記念館は。

その他、「オムカエデゴンス」のセリフでおなじみのスパイダー、家族で行動する一つ目のママ―、ヒョウタンツギの弟分?ブクツギキュなど、このへんのノンセンスキャラはガキどもにはおそらく人気がないのだろう。
ぬり絵コーナーでブタナギの用紙が大量に余っていたことからもそれは察知できる。




ま、私の場合、手塚作品にハマり出した高校時代後半からヒョウタンツギに取り憑かれている気はあった。
受験勉強の合間にもよくヒョウタンツギのイラスト描いてたし、自分の妄想の中でのプログレバンドのギタリストに起用したこともあった。

ヒョウタンツギグッズはなんぼ集めても集め足りない。



現在熟読中の冒瀆的にして禁断の「ゾス神話群」にまつわる書物の読みかけの頁にはさむのに、この不条理にして極めて宇宙的な存在であるヒョウタンツギ栞のなんと最適なことか!



今回はけっこうグッズコーナーでドカ買いしてしまって、こりゃ手塚イラストのビニール袋2枚はいくなとワクワクしてたら、あにはからんや手塚キャラ勢ぞろいのでっかい紙袋に入れてくれてテンション上がるも、手塚治虫記念館帰りなんがバレバレでちょっぴりハズカぴいなぁ~って、電車ん中で紙袋眺めてたら色んなキャラ発見できて知らん間にニヤニヤ顔になってしまってるという。


奇子も、小山内桐人も、一ノ関教授もいるよ!!


ヒョウタンツギの足形。底部もツギハギなんだね。



今日の1曲:『Delicious Demon』/ Sugar Cubes

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