AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

東北と戦慄

2011年03月23日 | プログレッシヴ草稿
mixiからの情報

キング・クリムゾンのライブ音源保管庫である?DGM Liveは、1995年10月の仙台公演のライヴ音源の売り上を日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災者に寄付すると発表したそうな。

http://www.dgmlive.com/archive.htm?artist=8&show=645

これは是非ダウンロードせねば!って思うのだが海外サイトで買物したことがないので、どうやったらいいのかわからん。
今度ツレにやり方を聞こう。


1995年といえば、クリムゾンが90年代最初のアルバム『THRAK』を引っ提げ、日本ツアーを敢行した年であり、私はこの時のライブを見逃している。
メンバーはクリムゾン史上最多の6人編成で、“ダブル・トリオ”といって、ギター2人(ロバート・フリップ、エイドリアン・ブリュー)、ドラム2人(ビル・ブラッフォード、パット・マステロット)、スティック2人(トニー・レヴィン、トレイ・ガン)という前代未聞のアヴァンギャルドな構成をとっている。
パット・マステロットといえば、アメリカの人気グループMr.ミスターでドラムを叩いていた人と言えばピンとくるかと・・・・・・え、こないって?“キリエ”を知らないの?

アルバム『THRAK』は6人編成と銘打った割にはどうしようもなくサウンドに迫力がなく、確かに1曲目“VROOM”などは“RED”の流れを汲む曲構成なんだが、いかんせん破壊力に欠け、妙に整い過ぎている。ブリューがメロウに歌い上げる普通の歌モノが割と多く、「6人でやらんといかんかったんかい?」と問い詰めたくなる内容だ。
だから私はこの時のライブに気乗りがしなくってスルーしてしまった。

その後、WOWOWで放映された中野サンプラザでのライブ“KING CRIMSON LIVE IN JAPAN”の映像をツレがVHSに録画したのをかりて見て、ライブに行かなかったことを激しく激しく激しく激しく激しく激しく後悔したのは言うまでもない。

それまで動くクリムゾンを見たことがなかったので、この映像はかなりショッキングだった。
シンセ音やピアノ音をギターで掻き鳴らすブリューのおちゃめなプレイ。悟りきったかのようなフリップ翁の佇まい。スティックという未知なる楽器から奏でられる高速音。
で、やっぱりビルのシャープなドラミングがカッコよすぎた!
結局この時がクリムゾンでビルが叩く最後のツアーとなったんだよな・・・
“Talking Drum”からの“太陽と戦慄 Pt.2”のリレー式再現を見られた時は「やったぜ!」って思いましたね。

そして、まだまだ若輩者だった私は「クリムゾンはライブバンドである!」っていうことをこの時初めて痛感させられたのだった。この古き良き時代のVHS映像で!

あああ~~~!!時間よー、戻れ!!

LIVE IN JAPAN 1995


P.S.
久々にツレからいまだかりパク中の、このVHS映像を鑑賞してて慄然としたのだが、“RED”演奏時に画面上にWOWOWの速報が流れ、“東北の太平洋側に津波注意報”というテロップが!!
これは、3.11を予言していたのだろうか!?

今日の1曲:『VROOOM VROOOM』/ KING CRIMSON
コメント (2)
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