噂のカンヌ受賞映画『殯の森』を鑑賞してまいりました。
「今頃?しかもアンタが?」って?
いやいや近所のワーナーでアンコール上映が500円で観れて、しかも舞台挨拶付きやったものでついつい。
そういえば舞台挨拶というもんを見たのは生まれて初めてでしたね。
客層は見事なまでに年配の方ばかり。おばはんは絶対お菓子食ってますね。
まぁいかにもカンヌさんが好みそうな作品という感じ。
舞台は監督の生まれ故郷でもある奈良県のド田舎。
一言で言うとじいちゃんと小娘の戯れ映画といったところでしょうか。仏教観もちょっとあったような気がします。
監督の飲み友達で地元の普通のおっちゃんであったうだしげきさんを認知症のじいちゃん役に大抜擢し、絡み役の女優さんも奈良出身の方。
だから関西弁も自然やし、しげきさんの演技も素人役者やからこそできる演技がかっていない素朴なリアリティーというものが醸し出されておりました。
何をやからすかわからないじいちゃんの虚ろな目付きとか結構迫力がありました。素質があったんでしょうね。
映像ブレも結構あってドキュメンタリー風で、大自然の中にある奈良の田舎風景そのままを背景に、人間をなるべく自然体で描こうとしている監督の意図が窺い知れました。
ただ、展開があまりといえば唐突過ぎるというか、人間の気持ちの移り変わりみたいなのがちょっと丁寧に描かれなさすぎだったような気がします。
じいちゃんと小娘との間にもう幾悶着かあってもよかったのではないかと。
女優の尾野真千子さんが結構私好みだったので「こんな山奥に2人っきりで入っていくなんて、このじいちゃん羨ましいな~とか、スケベ心とか起こらんのかな~とか、俺やったらここら辺で・・・」などとあらぬ妄想ばかりが浮かんでは消えていきました。
殯(もがり)とは敬っていた人の死を偲ぶということで、監督は生き残った者と死者との結び目のようなものをこの作品で描いたのだというのに・・・ホンマ観る資格無しですね。
舞台挨拶には河瀬監督の他、うだしげきさんも来場されていて、実際の朴訥な好々爺風の人柄とスクリーンでの役柄とのギャップが面白かったです。
素人とはいえ、もう舞台挨拶慣れしてはる感じでした。
家も近所なので、ふらっと会場に出向いてくれたそうです。
オススメ度:★
今日の1曲:『MOTHER'S DAY』 / NUCLEAR ASSAULT
「今頃?しかもアンタが?」って?
いやいや近所のワーナーでアンコール上映が500円で観れて、しかも舞台挨拶付きやったものでついつい。
そういえば舞台挨拶というもんを見たのは生まれて初めてでしたね。
客層は見事なまでに年配の方ばかり。おばはんは絶対お菓子食ってますね。
まぁいかにもカンヌさんが好みそうな作品という感じ。
舞台は監督の生まれ故郷でもある奈良県のド田舎。
一言で言うとじいちゃんと小娘の戯れ映画といったところでしょうか。仏教観もちょっとあったような気がします。
監督の飲み友達で地元の普通のおっちゃんであったうだしげきさんを認知症のじいちゃん役に大抜擢し、絡み役の女優さんも奈良出身の方。
だから関西弁も自然やし、しげきさんの演技も素人役者やからこそできる演技がかっていない素朴なリアリティーというものが醸し出されておりました。
何をやからすかわからないじいちゃんの虚ろな目付きとか結構迫力がありました。素質があったんでしょうね。
映像ブレも結構あってドキュメンタリー風で、大自然の中にある奈良の田舎風景そのままを背景に、人間をなるべく自然体で描こうとしている監督の意図が窺い知れました。
ただ、展開があまりといえば唐突過ぎるというか、人間の気持ちの移り変わりみたいなのがちょっと丁寧に描かれなさすぎだったような気がします。
じいちゃんと小娘との間にもう幾悶着かあってもよかったのではないかと。
女優の尾野真千子さんが結構私好みだったので「こんな山奥に2人っきりで入っていくなんて、このじいちゃん羨ましいな~とか、スケベ心とか起こらんのかな~とか、俺やったらここら辺で・・・」などとあらぬ妄想ばかりが浮かんでは消えていきました。
殯(もがり)とは敬っていた人の死を偲ぶということで、監督は生き残った者と死者との結び目のようなものをこの作品で描いたのだというのに・・・ホンマ観る資格無しですね。
舞台挨拶には河瀬監督の他、うだしげきさんも来場されていて、実際の朴訥な好々爺風の人柄とスクリーンでの役柄とのギャップが面白かったです。
素人とはいえ、もう舞台挨拶慣れしてはる感じでした。
家も近所なので、ふらっと会場に出向いてくれたそうです。
オススメ度:★
今日の1曲:『MOTHER'S DAY』 / NUCLEAR ASSAULT