酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

言葉と人間関係

2006年04月20日 | コミュニケーション
言葉(文字・文章を含みます)は 我々が持っている最大のコミュニケーション・スキルです

話す 聞く(文字などを見る)ことによって 他の人たちと意思疎通を図っています。

そして 私たちは 言葉によって 人間関係が変化することを知っています

年長者や 目上の人に対しての敬語の使い方が不適切だったとき 二人の間は確実にこじれたり ときには相手の怒りをかうこともあるでしょう

誉められれば 誉めた相手に好意をもちます

ことほどさように 私たちは話す表現に気を使っていますね

言葉によって 人間関係が良くもなったり 悪くなることを知っているからです


そして 人間関係の面白さはこの「逆」もまた存在することにあります

つまり 人間関係によって こんどは言葉が変わるのです

昨年の高校の同窓会のときでした

久し振りに会った(何十年振りだったでしょうか)U君でした

会場で 私を見つけるなり 「おい・・○○(私の名前)じゃないか なんだお前
まだくたばらなかったのか!」

満面の笑みをたたえて 近づいてきました

”くたばる!”

とんでもない言葉です (毒蝮三太夫さんが使いますが 彼は別です 愛されています)

人間関係を 確実に破壊 壊滅させるに充分すぎる言葉です

しかし 私は怒ったり なじったりはしませんでした

無性に U君が懐かしくなりました

「お前こそ まだ生きてたか」「おお!生きてたとも・・」


これですね

同窓会という人間関係の場では ある程度の乱暴な言葉が お互いの親しみ感を一瞬で掴んでしまいます

これが 逆に丁寧な挨拶でもされたのでは なにか場違いな感じがします

私は マダムに必要以上の丁寧語 尊敬語を使われでもしたら 完全にビビリます

三つ指でもつかれたら 完全に即死します

このように 人間関係によって 言葉が変わるのも真理なのですね


私が尊敬する人生の先輩老春さんが「不手際な表現」をお詫びして 2週間のブログ休刊をなさいました

真摯な方です

前回は 奥様との約束事の不履行で 6週間ものブログ休載をされました

これが 老春さんの魅力です

ファンも多く テレビにもご出演なさいました


私には パソコンをご紹介された方と 老春さんの 親疎の関係はわかりません

ただ 言えることは 言葉のコ 行動のコ そして心のコ

三つのコの字を完全に一致された 老春さんの潔さに乾杯です!

お相手の方にも きっと老春さんの気持ちが伝わったことでしょう


心のこもったお詫びの言葉と 行動によって 人間関係の修復をされました

お見事でした