酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

聞き手の本質

2006年09月23日 | コミュニケーション
「話す」ことと「聞く」ことが 相互に繰り返されるのがコミュニケーションです

これは どちらも大切な機能です 

しかし 私たちは どちらかというと「聞く」ことが苦手のようですね 



忠犬ハチ公の銅像です 

朝 渋谷駅の銅像が出迎えてくれました


この日は ハチ公がシンボルの自治体の研修でした

私の担当は10時から。。。

その前の時間は 役所の方の講話でした  自治体を取り巻く最近の厳しい状況説明でした

私も伺っていました

そのときです

突然 太鼓・ラッパの音を中心とした「行進曲」の大音響 

 

そうです  研修会場に隣接する小学校の運動会の練習が始まったのです

当然 受講者の間で変化が生じました

首をタテに振ってリズムを取るもの  隣と顔を見合すもの。。

ただでさえ苦手な「聞く」作用です

講師の方も 苦笑いするしかありませんでした


私たちは 聞き手にまわったとき 誰でも持ってる4ツの「本質」があります

1 あきやすい

  そのため 話し手は・結論から話す  ・簡潔に話す  ・具体的に話す

2 親近感と警戒心を併せ持っている

  ・明るく さわやかな第一声を  ・率直な態度  ・プラス面から話す

3 心理が変わりやすい

  ・話しながら 聞き手の心の変化を読み取る

そして 4ツ目の本質が「場所の影響を受けやすい」ことです

  ・物音 人の出入りなどの少ない場所を選ぶ  ・場の変化に対応する

役所の説明の方の対応は見事でした

一方的な「説明」は短く切り上げました

参加者全員でのディスカッションに切り替えたのです


聞く。。

一見 地味な作業のようです

聞き手の本質を見ても 話し手にとってはマイナス面が多いようです

そこで この苦手なコミュニケーション手法「聞くこと」を うまく活用したらどうなるか。。

まずは 聞き役に徹してみることです

すると ・知識 情報が得られる ・相手の気持ちがつかめる ・会話が弾む ・集中力が高まる ・話し手をリードできる

リーダーシップをとることができそうです

聞くことは 話すこと以上のコミュニケーション機能・効用をもたらせててくれますね


この日は終了後 すぐに名古屋市に直行でした

夜の9時を過ぎていたので いつもの観光の”役得”はありません

昨年楽しませてくれた「るるぽ」に顔を出します



またも いい聞き役になってくれた2人でした

そして 嬉しい話題はカープの親戚(?)ドラゴンズの大逆転劇 9-7の勝利でした


翌日 名古屋から地下鉄30分のT町での研修後 すぐに帰宅になりましたので ミソカツもなし


せめてもの お土産がこれです



帰宅後 ういろを食べながら マダムの世間話をよ~く「聞いていた」私でした

しかし よく喋ります

聞くことの「効用」を承知していても これは疲れる「仕事」です