酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

姫路  書写山にて

2006年06月30日 | オヤジのつぶやき
4月に続いての姫路です

後継者育成研修の前日でした  正午過ぎには姫路駅に到着しました

喫茶店からの姫路城です



昨日までの梅雨空が嘘のような快晴になりました



かねてから訪れてみたかった 書写山「円教寺」(しょしゃざん・えんぎょうじ)

西の比叡山と言われている祈りの山です ケーブルで300米を一気に登ります



ロープウェイ山頂駅からの姫路市内です



参道では 古い歴史や豊かな自然に出会うことができます




平日のため人も少なく 参道の脇の石仏が幽玄の世界へと誘います


ここからが いよいよ円教寺境内です



康保3年(966年)性空上人によって誕生した円教寺

比叡山 大山と並ぶ天台宗三大道場のひとつです

この山門をくぐった先は さらに静かで美しい自然にあふれる聖域です

蒸し暑さのなか 全身に緊張感が走ります



緊張感を和らげてくれたのが「弁慶のお手玉石」でした

800年前の人たちのユーモア感覚に喝采を贈りましょうか




畑でいえば雑草にあたるコケ

ひと休みがてら 観察に勤しみました



コケとともに共存してきたのでしょうか 樹齢700年の杉の木です


そして いよいよ「摩尼殿」(まにでん)に到着しました




ミニ清水寺のような 親近感をおぼえます


「舞台」から見た”はづき茶屋”



500円のキツネうどんは まさに関西風味付けでした  サッパリ系ですね


さて ここで帰ろうとしたときです

女性ふたりの会話が耳に入ってきました



ん? 渡辺謙・トムクルーズ?

くわしく聞いてみました

お 知りませんでしたね~

例の映画「ラストサムライ」 見ましたよ

なんと この奥 円教寺大講堂がロケ地だそうです!

あまりにも暑いので 引き返そうと思った老骨にひと鞭いれました

彼女たちにお礼を言って出発です


ここです 大講堂






1000年の歴史を思わせる重厚な大講堂です

そして いまにも「サムライ」が登場するような錯覚を感じる講堂内



そして この日のハイライトは これも全くの偶然でしたが 大講堂内の”観音像”でした

800年を経て初めて「ご開帳」された 桜の木彫の観音様です

さすがに 撮影は禁止でしたが 30センチくらいの高さの像

慈悲溢れる やさしい顔をされていました


奥の院です




性空上人に丁重なお参りをして 帰路につきます


足取り軽く坂を下るオジサンを見守る地蔵様たち



疲れも 暑さもなんのその・・

ケーブルカーのガイドさんにお願いしての記念の1枚です



性空上人のご利益があったか 翌日の研修はスコブルつきの快調さでした

書写山円教寺 今回も研修の「役得」を満悦できました