酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

シャル・ウィ・ダンス?

2005年05月04日 | コミュニケーション
孫たちが”上陸”する日が近い

今日は その前に 妻と久しぶりに

映画を見に行った

アメリカ版の「シャル・ウィ・ダンス?」

リチャード・ギア  ジェニファー・ロペス
スーザン・サランドンが出演

役所広司の日本版脚本を忠実に踏襲している

ひとつだけ 大きな違いがあった

それは 日米の夫婦の絆

日本の夫婦は 私もそうだが

「察し」のコミュニケーションを大切にする

妻たるもの いちいち説明しなくても わかってくれるはずだ

自分がダンスの教習所に通う理由など

妻に説明する必要はない

察してほしい これが妻とのコミュニケーション

これで 十分やってきた

この映画では夫婦のコミュニケーションに

察しは通用しなかった

妻子に内緒でダンスの練習に励む夫

妻は不審をいだく

誤解は解けても 釈然としない妻

リチャード・ギアは妻に19年ぶりに

プロポーズするごとく タキシードの正装

エスカレーターに乗って 真っ赤なバラの花とともに現れる

そして 幸せな家庭 充実した仕事を持ちながら

なぜ 社交ダンスに興味をもつようになったか

愛する妻に説明する 謝罪する

妻の誤解が解ける 観客もほっとする一瞬です

全編 音楽が流れ 楽しいセリフと脇役陣

高校時代に見た フレッド・アステア  レスリー・キャロンの

ミュージカル「足長がおじさん」を彷彿させる


日本が誇る 世界に冠たる?「察しのコミュニケーション」

通用する場面が少なくなってきた昨今 夫婦の間だけでなく

お互いに キチンと説明することが より絆を強くする

欠かせないコミュニケーション手段であることを この映画から受けた感想です



帰りの電車の中 隣に座る我がスーザン・サランドンの横顔をジッと見直し

自分が主人公になったごとく こきざみに 足を動かす

わたしがいました