天気予報で、春先に大雪が降るのは、上空の寒気に暖かい空気が流れ込むからだという。それを証明するかのように、数日暖かい日が続いた後、全国的に大雪となった。そして一夜明けると、再び気温はどんどん上昇し、積もった雪はオーブントースターの中のとろけるチーズみたいに表面がとろとろになっている。
日曜日、大雪のために臨時休業したカフェは、月曜日の定休日と合わせて連休となった。前日一日中雪かきをしていたので、足腰はおろか、握力もなくなり全身筋肉痛だ。それでも青空が広がれば、犬たちを連れて散歩に出ないわけにはいかない。
前日までの雪質とは打って変わり、湿って重たい雪になった中を歩くと、ザクザクと氷を踏みしめる音がする。僕らが歩いた跡は、太陽光線を浴びて真っ白に輝く雪面に、青い影を作って行く。
車の通りの多い道路は雪かきが終わっているが、田んぼの中のあぜ道は、いまだ僕たち以外には歩く人はいないようだ。
と思ったら、小さな動物たちの足跡があちこちに残っていた。
ピョンピョンと跳ねた足跡もあれば、ちょこちょこと走り回った跡もある。足跡で動物の種類が判別できるようになれば面白いだろうな。
注意深くキョロキョロして歩いていると、雪の上を歩いているベニマシコを発見。普段はなかなか見つけられない野鳥も、銀世界の中では簡単に見つけることができる。ベニマシコなんて滅多にいないと思っていたが、この日は別の場所でもベニマシコを発見する。
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