朝、アンとタミちゃんに留守番を任せて、テオを連れ、ひとりと1匹で散歩に出る。台風の影響なのか不安定な天気が続き、いつ雨になるかわからない。今朝もポツポツと落ちてくる雨の中、傘をさして出かけたが、幸い5分もしないうちに雨は上がった。
雨に濡れた道路には冷たい空気が立ち込め、草むらからはコオロギの声が聞こえてくる。ひとりと1匹の散歩では話す相手もいないので、いつもよりもあたりをキョロキョロ見回し、いろんな音に聞き耳を立てる。テオの◯ンコを取るために肩にバッグを下げているが、いつもこの中に小さい手帳とボールペンを入れている。こういう日は、ただ歩いているだけではもったいない。頭に浮かぶ言葉を書きつけながら、12音になるように、少ない語彙をひねくり回す。
「犬と歩く雨上がりの空」
途中で、知り合いに何人か会い、その度にテオはオヤツをもらう。相変わらず人間に対してよそよそしいテオは、なかなか頭を撫でさせようとしないために、知り合いの多くはそのためにいつも犬のオヤツを用意してくれているのだ。ところが、テオときたら、手のひらのオヤツを食べるとすぐに後退りして、相手をガッカリさせてしまうのである。もっとも、そのせいで次回こそはテオを手なずけようという気にさせるのだが。
それにしても、雨が降ったせいかいつもよりウオーキングをしている人は少ない。蝉の声も聞こえず、野鳥もまだ目を覚ましていないようだ。
「濡れて木槿の花静か」
田んぼの稲は水滴をつけて頭を垂れてはいるが、どの稲穂も痩せて小さいように見える。田んぼの上を一羽のツバメがスーイと低空飛行で飛び回っている。ついこの前までは多くのツバメが飛び交っていたが、いつの間にかほとんど姿を見せなくなってしまった。もしかしたら今目にしているツバメが、最後に残ったツバメなんだろうか。
「旅支度 九月の燕」
雨に濡れた道路には冷たい空気が立ち込め、草むらからはコオロギの声が聞こえてくる。ひとりと1匹の散歩では話す相手もいないので、いつもよりもあたりをキョロキョロ見回し、いろんな音に聞き耳を立てる。テオの◯ンコを取るために肩にバッグを下げているが、いつもこの中に小さい手帳とボールペンを入れている。こういう日は、ただ歩いているだけではもったいない。頭に浮かぶ言葉を書きつけながら、12音になるように、少ない語彙をひねくり回す。
「犬と歩く雨上がりの空」
途中で、知り合いに何人か会い、その度にテオはオヤツをもらう。相変わらず人間に対してよそよそしいテオは、なかなか頭を撫でさせようとしないために、知り合いの多くはそのためにいつも犬のオヤツを用意してくれているのだ。ところが、テオときたら、手のひらのオヤツを食べるとすぐに後退りして、相手をガッカリさせてしまうのである。もっとも、そのせいで次回こそはテオを手なずけようという気にさせるのだが。
それにしても、雨が降ったせいかいつもよりウオーキングをしている人は少ない。蝉の声も聞こえず、野鳥もまだ目を覚ましていないようだ。
「濡れて木槿の花静か」
田んぼの稲は水滴をつけて頭を垂れてはいるが、どの稲穂も痩せて小さいように見える。田んぼの上を一羽のツバメがスーイと低空飛行で飛び回っている。ついこの前までは多くのツバメが飛び交っていたが、いつの間にかほとんど姿を見せなくなってしまった。もしかしたら今目にしているツバメが、最後に残ったツバメなんだろうか。
「旅支度 九月の燕」
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