おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

歴史という怪物

2022-03-04 11:37:28 | 日記

 二十歳の頃から日記をつけている。その延長線上で、自分のホームページを立ち上げ、そこに日々の雑感を書きつけるようにしていた。その後、それまで無料だったホームページの使用が、利用者の減少により有料サービスになったので、ホームページを廃止し、ブログを日記がわりにするようになった。

 「一日生活していながら、何も書くことがない」なんてことは絶対にないはずだと、それなりに一日で考えた何かしらをブログに書きつけているが、今回のロシアによるウクライナ侵攻ほど、日々の雑感を蹴散らすほどの威力を持った事件はない気がする。まさに、ロシアによる僕の日常への侵攻なのである。

 前横浜市長が、「ウクライナが憲法9条のような平和憲法を持っていれば、ロシアから攻め込まれなかったのに、と主張できる憲法9条護憲論者がいるのだろうか」とコメントしていたが、今、そんなことを言っても仕方がないことである。

 歴史というのは、人間の意思でどうこうなるようなか弱いものではないに違いない、というのが僕が普段から抱いている想いだ。戦争は、誰も起こしたくなくても起きる。大事故だって誰もが注意していたって起きる。人間が歴史を作っているわけでなく、歴史のほうが、その時代時代にふさわしい人物を選んで、歴史に登場させている。それが今回、プーチンさんだったということなのだろう。もし、プーチンさんを暗殺して戦争を止めようとしても、歴史のほうにこの戦争を続けさせようという意思があるなら、必ずプーチンさんに代わる人物を舞台に登場させるだろう。

 朝からウクライナの原発がロシアによって攻撃されているという。爆発すればチェルノブイリの10倍規模になる。そうなるとロシアにだって影響があるだろう。原爆なんて使わなくたって、人類絶滅の危機は起こり得る。

 安全な場所にいて、ああだのこうだの意見することは簡単だ。そんなことよりも、何が起きても動じないように、肝っ玉を大きく持っておく必要がある。もしかしたら、人類が経験したことがないような事態が、今後起きないとも限らないのだから。

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