おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

アン、1歳

2021-08-24 11:34:30 | 福島

 8月1日でアンは1歳になった。正確な誕生日は本当のところはわからない。去年のお彼岸のお墓参りの時、テオを連れて山の中を歩いていたら、藪の中からミャーミャー鳴きながら近寄ってきた。手のひらに乗るくらい小さくて、おまけにガリガリに痩せていて薄汚れていた。犬がいるにも関わらず、どんどん近寄ってくるところを見ると、助けてもらいたいという意思を感じる。テオも幸い吠えるでもなく、子猫のことが気になるようなので、一緒に連れて帰ることにした。

 獣医さんのところに連れて行き、健康診断を受けさせ、病気持ちでないことがわかる。獣医さんによれば、生後ひと月くらいだから、誕生日は8月1日にしましょうと提案され、アンの誕生日が決定した。

 猫好きな人に引き取ってもらおうと、あちこちで声をかけていたが、引き取り手が見つかった時にはすっかりテオがアンの面倒を見るようになっていて、犬と猫にも関わらず、兄妹にしか見えなくなっていた。

 おそらく、テオも生まれてすぐに愛護センターに保護され、兄弟と十分にスキンシップを取る時期がなかったから、小さなアンと一緒にいるのが可愛くてたまらなかったのだろう。すっかり仲良くなった2匹は、布団の上でくっついて寝た。

 そんなアンも、この前1年目の誕生日を迎えた。ピンポン球くらいの重さだったアンは、今では4キロ以上になり、すっかりたくましくなった。毎夜のテオとのプロレスも負けてはいない。空中で前転しながらひねりを加え、テオの首根っこに両手で飛びかかって行くのである。

 体が重くなったアンは、ふてぶてしさも増してきた。ただ可愛いだけの子猫は、愛嬌たっぷりの猫に成長した。お気に入りの椅子の上で、顎を椅子にあずけ、両手をピンと伸ばして寝るのが楽チンなのか、時々こんな変な姿勢をしている。

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