おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

真夏の畑

2021-08-01 10:56:07 | 福島

 我が家があるのは福島県の三春町というところだが、4軒隣は郡山市という境界線に近いところにある。おまけにその境界線というのが実に複雑に入り組んでいるから、近所の知り合いも三春町の人だったり郡山市の人だったりして、どっちかを聞いてみないことにはわからないことも多い。

 毎週末に一緒に遊ぶボーダーコリーのケン君は郡山市になるため、今朝は地区の一斉草刈りがあるというので遊ぶことができなかった。家の前を通りかかると、早めにボール投げをして来たいうケン君がブラッシングされていたが、テオを見つけると尻尾を振って出て来た。

 三春町では草刈りはないが、我が家では今日は朝飯後に畑に行く予定にしている。毎朝野菜を収穫に出かけているが、あっという間に雑草がはびこり、我が家の畑自体がどこにあるのかだんだんわからなくなって来ているのだ。

 というわけで、朝飯を済ますとすぐにカフェの準備をして、畑に行く準備をする。長靴、帽子、タオルに水分補給のための氷水など、熱中症対策をしっかりした上で出かける。

 僕は鍬で畝の間の大きな草をかたっぱしから掘り返し、タミちゃんは草刈り鎌で野菜の間にはびこる雑草を取り除いて行く。

 30分も動けば、全身から汗が吹き出す。帽子にサングラス、首にはタオルという出で立ちだが、ボタボタと滴る汗が目に入り、時々顔中をタオルで拭かないことには何にも見えなくなる。

 頻繁に水分を補給し背中を伸ばすと、畑の上を吹き抜けて行く風が気持ちいい。この気持ち良さは、家の中でクーラーの風に当たっていては味わえない爽快さだ。夏はやっぱり暑くなければいけない。その上で体を動かし、たっぷり汗をかくことで、溜まりに溜まったデトックスをすっかり出し切ることができるのである。

 で、1時間半ほど畑で働いた後、家に帰ってシャワーを浴びる。さっぱりしたところでビールをあおると、まだ午前中だというのに、まぶたはトロトロと重くとろけそうになってくるのであった。

コメント
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