何げなしにTVをつけたらオリンピックの卓球の試合をしていました。日本の選手が中国の選手と試合をしています。しかし、中国選手のユニフォームが変なのです。ゼッケンにはGER(ドイツ)とあります。その他にCAN(カナダ)のゼッケンを付けた「中国人」も見ました。
シンガポールなど中国の近隣諸国へそうした中国からの「帰化選手」が行っていることは知っていましたが、今や欧米にまで蔓延しているのですね。
それで興味を持って調べてみたら、以下のような「産経」の記事がヒットしました。
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ロンドン五輪 帰化選手対策、手探り 卓球・石川は全試合「中国選手」と対戦
(産経新聞)2012/8/3 7:55
■3大会全て別の国から出場
ロンドン五輪でも生まれ育った祖国を離れ、国籍を変更して出場する選手は多い。石川佳純(19)が惜しくもメダルを逃した卓球では、ずらりと元「中国人」が顔をそろえた。陸上界でも「より良い環境」を求めて国籍を変更する選手が後を絶たず、各国際競技連盟も対策に頭を悩ませている。
卓球女子シングルス3位決定戦で、石川を破ったフェン・ティアンウェイ(シンガポール)は、卓球王国・中国からの帰化選手だ。そればかりでない。石川が準々決勝までに戦った3人も、中国からの国籍変更組で、石川は全5試合を「中国選手」と対戦したことになる。
最新の世界ランクでは上位4人を中国勢が占め、前回北京五輪でも、中国が男女シングルスでメダルを独占した。国際卓球連盟が今大会から各国・地域の出場枠を1人減らして2人にしたのは、メダルが中国に偏ることで人気低迷につながるのを懸念したためだ。それでも出場機会を求めて海を渡る選手は少なくない。
女子三段跳び英国代表で39歳のヤミレ・アルダマは、2000年シドニー五輪は祖国キューバ代表、04年アテネ五輪にはスーダン代表として出場した。開催国の英国では選手団542人のうち、1割強が帰化選手という。(以下略)
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この「産経」の記事にはかすかに「嫌中」の匂いもするので要注意ですが、帰化選手といおうか輸出選手といおうか、その多さにはなんとなくしらけるのは事実ですね。
別項で、文科系さんが指摘していらっしゃる、メダルを取るために「負ける」あるいは「勝たない」というスポーツのありように反するようなレベルでの配慮もそうですが、いずれにしても、なんだかなぁという思いですね。
もっともこれは「外国」の話ではなく、日本ではすでに長い歴史のあることで、国体がほとんど開催都道府県の優勝で終わる伝統はもう半世紀以上前からです。
また、高校野球が今なお都道府県別の対抗であると思っている人はよほどナイーヴな人ですね。
日本の男子柔道に金がないことを嘆いているむきも多いようですが、それだけこの競技が国際化したということでいいことだと思います。それでもなおかつ、金にこだわるのでしたら、諸外国の素質の有りそうな選手を輸入したらどうでしょう。
国技といわれる大相撲がいまや「帰化選手」なくして語れないのですから。
シンガポールなど中国の近隣諸国へそうした中国からの「帰化選手」が行っていることは知っていましたが、今や欧米にまで蔓延しているのですね。
それで興味を持って調べてみたら、以下のような「産経」の記事がヒットしました。
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ロンドン五輪 帰化選手対策、手探り 卓球・石川は全試合「中国選手」と対戦
(産経新聞)2012/8/3 7:55
■3大会全て別の国から出場
ロンドン五輪でも生まれ育った祖国を離れ、国籍を変更して出場する選手は多い。石川佳純(19)が惜しくもメダルを逃した卓球では、ずらりと元「中国人」が顔をそろえた。陸上界でも「より良い環境」を求めて国籍を変更する選手が後を絶たず、各国際競技連盟も対策に頭を悩ませている。
卓球女子シングルス3位決定戦で、石川を破ったフェン・ティアンウェイ(シンガポール)は、卓球王国・中国からの帰化選手だ。そればかりでない。石川が準々決勝までに戦った3人も、中国からの国籍変更組で、石川は全5試合を「中国選手」と対戦したことになる。
最新の世界ランクでは上位4人を中国勢が占め、前回北京五輪でも、中国が男女シングルスでメダルを独占した。国際卓球連盟が今大会から各国・地域の出場枠を1人減らして2人にしたのは、メダルが中国に偏ることで人気低迷につながるのを懸念したためだ。それでも出場機会を求めて海を渡る選手は少なくない。
女子三段跳び英国代表で39歳のヤミレ・アルダマは、2000年シドニー五輪は祖国キューバ代表、04年アテネ五輪にはスーダン代表として出場した。開催国の英国では選手団542人のうち、1割強が帰化選手という。(以下略)
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この「産経」の記事にはかすかに「嫌中」の匂いもするので要注意ですが、帰化選手といおうか輸出選手といおうか、その多さにはなんとなくしらけるのは事実ですね。
別項で、文科系さんが指摘していらっしゃる、メダルを取るために「負ける」あるいは「勝たない」というスポーツのありように反するようなレベルでの配慮もそうですが、いずれにしても、なんだかなぁという思いですね。
もっともこれは「外国」の話ではなく、日本ではすでに長い歴史のあることで、国体がほとんど開催都道府県の優勝で終わる伝統はもう半世紀以上前からです。
また、高校野球が今なお都道府県別の対抗であると思っている人はよほどナイーヴな人ですね。
日本の男子柔道に金がないことを嘆いているむきも多いようですが、それだけこの競技が国際化したということでいいことだと思います。それでもなおかつ、金にこだわるのでしたら、諸外国の素質の有りそうな選手を輸入したらどうでしょう。
国技といわれる大相撲がいまや「帰化選手」なくして語れないのですから。