575の句会で知った句です。
作者によると、10人のうち8、9人は
受け取らないと分かるそうです。
目を合わさないように、少し離れて
通り過ぎるということです。
平和にために、と思ってビラを配る。
でも多くの人々は避けていく。
指も冷えますよね。
私はとても良い句だと思います。 落石
作者によると、10人のうち8、9人は
受け取らないと分かるそうです。
目を合わさないように、少し離れて
通り過ぎるということです。
平和にために、と思ってビラを配る。
でも多くの人々は避けていく。
指も冷えますよね。
私はとても良い句だと思います。 落石
そう、秀逸、「とても良い句」だと僕も思いました。この感じ痛切によく分かるし。
こういう人に聞くと『切ない』のですよね。
ビラ渡しは人によって凄い差が出るもの。ある人が百枚渡した間に、同じビラ、同じ場所で他のある人は10枚どころか5枚も受け取ってもらえないこともある。とちゅうで「無力感におそわれたり、恥ずかしかったりで、立ち往生」もあるから。
ノウハウがあるのですよ。我々は相当研究しましたが。今のはやる店とはやらない店とのようなもんです。
私も先日、護憲ビラ配りのお手伝いをしてきました。
最初の15分位は
恥ずかしいやら、照れくさいやら、無視されるやらで
凹み気味でしたが、
私は気は小さいが、慣れるのが早い!
30分もすると体育会系的にムキになってきます。
コツもわかってきます。
・かなり手前から挨拶すると避けられにくい
・受け取る前から「ありがとうございます」と叫ぶ
・どんどん前に出て、こちらから寄っていく
・受け取ってもらったら、再度御礼を言う
次第に受け取ってもらえる確立が上がっていきました。
これは結構、仕事につかえる訓練になりますな。
しかもたまに「おはようございます!」と
挨拶を返してもらえるのですが、
一言の挨拶がこんなにありがたいと思ったことは
過去に無いですよ。
挨拶一つで、朝一番から非常に清々しい気分!
今さらながら、やっぱ言葉のコミュニケーションは大事だ!
ちなみに受け取ってくれる人の割合は
・中年のおじさん45%
・若いビジネスマン20%
・ご年輩の方20%
・若いカジュアルスタイルの兄ちゃん10%
・若いお姉さん5%
・おたく系0%
こんな感じでした。
これってそのまま各層の政治への関心度かも。
ビラ配り人は、孤独な戦士だ!
僕らの研究結果と似てますね。まず、こういうことが、特に。
「・どんどん前に出て、こちらから寄っていく
・受け取ってもらったら、再度御礼を言う」
ここで、お礼は特に大事。僕は受けとってもらった時にお礼を言いました。前の人に「明るい声で」お礼を言ったのを、後の人は聞いています。すると、次も受け取ってもらえる。
ほかには、「微笑み」、「さりげなく」、「きびきびした態度」、「近づくとき、『読んでくださーい』と差し出しながら」などがありました。
受け取り率も、場所と場合によりますが、中高年女性の率も高いはず。若い女性は落ちるが、学生さんは案外受けてくれます。上の態度は特に若者に大事らしい。
署名とカンパをした頃は
割合、みなさん気さくに応じて
下さっていました。
もう数十年前。
でも時代が変わって、いまは
そういう空気がありません。
よく言えば都会的、悪く言えば無関心。
あっしには係わり合いのないことで
ござんす。
というコトバが流行したころが懐かしい。
なにが、どう変わったんでしょうね?
また、過剰反応と言われそうですが、念のために。
僕の上記文章は、21世紀になってからの組合運動の経験です。
今でも、このようにやれば受け取ってくれるはずだということね。ボロ戦士さんのもおそらく最近の経験だと思います。
と、こういう過剰反応をしなければ、「でも時代が変わって、いまはそういう空気がありません」ということが認められてしまうでしょう。だから、過剰反応ではないはずですが。