振り込むな! K・Kさんの作品です
パソコン画面にウイルスが感染しているので対策指示が出た。×印を消そうとしたが全く動かない。なんとか一時間かけて「排除出来ました」まで進む。ところが、六千五百円振り込む要求をしている。カード、銀行、郵便局、コンビニを選ぶ。変だと思いながらもこのくらいの金額ならいいかと進む。カード払いにしようと番号を入力したが、セキュリティ番号がはじかれる。諦めてコンビニ振り込みにして終了。でも、画面のウイルス対策指示は消えていない。これから先をどうしていいか判らない。
その時息子家族が今日は近くに遊びに来ている事を思い出した。電話して事情を話す。「帰りに寄ってパソコンを見て」頼んだ。すると「偽サイトだ。振り込むな」即座に言った。
私の家に着き画面を見て「マイクロソフト社を似せた広告詐欺らしい」呟く。片手でスマホを見て偽物のデータを検索している。
「カードナンバーだけでよかった。セキュリティ番号を入れていたら、一瞬で銀行口座から全額ないよ」
息子に言われてゾクッとした。
「自分は大丈夫と思っている人が一番危ないのだから、オレオレ詐欺にも気を付けて」と念を押され返す言葉もない。
電話、ハガキなどの詐欺はテレビや新聞で見て警戒していたが、パソコンで引っかかるとは。疑わなかった自分が情けない。見えない相手は何処かでほくそ笑んでいただろう。用心。用心。
パソコン画面にウイルスが感染しているので対策指示が出た。×印を消そうとしたが全く動かない。なんとか一時間かけて「排除出来ました」まで進む。ところが、六千五百円振り込む要求をしている。カード、銀行、郵便局、コンビニを選ぶ。変だと思いながらもこのくらいの金額ならいいかと進む。カード払いにしようと番号を入力したが、セキュリティ番号がはじかれる。諦めてコンビニ振り込みにして終了。でも、画面のウイルス対策指示は消えていない。これから先をどうしていいか判らない。
その時息子家族が今日は近くに遊びに来ている事を思い出した。電話して事情を話す。「帰りに寄ってパソコンを見て」頼んだ。すると「偽サイトだ。振り込むな」即座に言った。
私の家に着き画面を見て「マイクロソフト社を似せた広告詐欺らしい」呟く。片手でスマホを見て偽物のデータを検索している。
「カードナンバーだけでよかった。セキュリティ番号を入れていたら、一瞬で銀行口座から全額ないよ」
息子に言われてゾクッとした。
「自分は大丈夫と思っている人が一番危ないのだから、オレオレ詐欺にも気を付けて」と念を押され返す言葉もない。
電話、ハガキなどの詐欺はテレビや新聞で見て警戒していたが、パソコンで引っかかるとは。疑わなかった自分が情けない。見えない相手は何処かでほくそ笑んでいただろう。用心。用心。