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「政府は名高裁判決の趣旨を尊重すべきである」

2008年04月19日 15時53分52秒 | 国内政治・経済・社会問題
日弁連と愛知県弁護士会が自衛隊撤退求める声明を発表。
これは大西さんが、その要旨をまとめたものです。
                        落石


4月17日の名古屋高裁の空自イラク派兵違憲判決を受けて、
日本弁護士連合会と愛知県弁護士会が、
18日それぞれ自衛隊のイラクからの撤退を求める会長声明を発表しました。

日本弁護士連合会の宮崎 誠会長の声明は次のように述べています。

 (要旨)
「判決は、原告個人が訴えの根拠とした憲法前文の平和的生存権は、
全ての基本的人権の基礎にあってその享有を可能ならしめる基底的権利であり、
単に憲法の基本的精神や理念を表明したにとどまるものではなく、
憲法上の法的な権利として、
その侵害に対しては裁判所に対して救済を求めることができる場合がある
具体的な権利であると判断した。

当連合会は、自衛隊をイラクへ派遣することを目的とするイラク特措法について、
これが国際紛争を解決するための武力行使および他国領土における武力行使を禁じた
憲法に違反するおそれが極めて大きいものであることにより反対であることを明らかにしてきた。
そのうえで、自衛隊の派遣先がイラク特措法が禁じる『戦闘地域』であることの指摘し、
繰り返しイラクからの撤退を求めてきた。
ここにあらためて政府に対し、
判決の趣旨を十分に考慮して自衛隊のイラクへの派遣を直ちに中止し、
全面撤退を行うことを強く求めるものである。」


また、愛知県弁護士会の入谷正章会長の声明は次のように述べています。

(要旨)
「高等裁判所において、自衛隊が現に行っている活動について
憲法第9条1項違反が認められたのは日本國憲法制定以後初めてのことであり、
歴史的な意義を有する画期的な判決である。
今回、名古屋高等裁判所が、綿密な事実認定の上に、
憲法9条1項違反であると判断したことは、
日本國憲法下、違憲立法審査権を付与された司法府の責任を全うしたものとして
心からの敬意を表する。
そして、行政府及び立法府に対しては、司法府が示した違憲判断を尊重し、
直ちに航空自衛隊の空輸活動を中止し、自衛隊をイラクから撤退させるよう、
強く求めるものである。
また、当会としても、憲法の理念を尊重し、
実現するため行動することをここに決意する。」

※日弁連会長声明は、インターネットで日弁連のホームページを開き、
会長声明のコーナーを呼び出せば全文を読むことができます。
愛知県弁護士会会長声明も、愛知県弁護士会のホームページから
「弁護士会からのお知らせ」→見解・声明と進めば、全文を読むことができます。


原告側弁護団と訴訟の会の池住代表ら防衛省に申し入れ

 一方、イラク派兵差し止め訴訟の原告側弁護団の内河弁護団長、
川口事務局長、差し止め訴訟の会の池住会長らは、
18日東京都内で記者会見して、名古屋高裁判決の内容と意義を説明した後、
防衛省を訪れ、判決を考慮して自衛隊の早期撤退などを求める
声明文を担当者に手渡しました。


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グランパス選手らの声   文科系

2008年04月19日 07時07分31秒 | スポーツ
グランパス分析(その4)  選手らの声

この連載の終わりとして、選手らの声などを上げておきたい。僕が気に入った声をアットランダムに載せていく。この4回連載の取材源は全て新聞や雑誌からのものだとも、初めにお断りしておいて。

今回全日本合宿に呼ばれた3人へのそのご祝儀として、彼らの声を拾ってみよう。グランパスから全日本に3人も呼ばれるなんて、何年ぶりのことだろうか? そもそも前にあったことなのだろうか?

まず、久々に招集された中村直志。5節の強敵、横浜戦を終えた直後の声である。
「体力的にきつかった。最後は振り絞ったという感じ」
「振り絞った感じ」という表現がいかにも中村らしい。グランパス連勝の陰の立て役者、縁の下の力持ちにふさわしい声だと思う。こういうのを岡ちゃんはちゃんと見ているんだね。嬉しいことだ。

次いで、FWながら1点しか取っていないし、アシストも少ないのに、地味な大貢献が評価されて代表合宿に招集された玉田圭司。相棒のヨンセンとの関係をこう語っている。
「すごくいい関係を築けていますね。自分が引いてボールを持ったら、ボールを下げずにヨンセンに当てて押し上げることができる。彼は潰れ役になれるし、キープ力もとても高いですから」
「監督がよく言うのは『シンプルにプレーしよう』ということ。練習方法からも、そういうメッセージを感じますが、ツータッチゲームなどが多くあるんです」

最後が、代表の常連・楢崎正剛。
「今は相手に合わせることなく自分たちのサッカーをしているからやりやすいですね。一人ひとりがしっかりと走れているし、球際も厳しくて負けなくなった。とてもねばり強くなった。そこは監督が上手く選手をコントロールしているからじゃないでしょうか」

最後は新監督・ストイコビッチ
「技術的なミスは問題ない。ただし、戦術的なミスは許されない」
「去年のグランパスの試合はDVDでほとんど観ました。そこにはたくさんの問題がありました。まとまりがない。コンパクトさもない。スペースも与えている。これではカウンターアタックを食らいやすい」
「まずは、チームとしてのスタイルをしっかりと作り上げること。そうすれば、結果は自ずと後からついてくるものだからです」
                            (終わり)
コメント (2)
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