松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

発展する町の、残念なニュース。

2019-12-24 11:04:46 | 日記・エッセイ・コラム

  住宅地造成が進む潟上市で、残念なニュースがある。

  海岸線に林立している風車が、縦に並ぶように立ちふさがる地域では、電波障害が発生している。

  物理的に考えても、単純に見通しが暗い。大森山からのテレビ電波が、風車の塔を迂回しなくちゃならないからね。

  そしてこの時期、海からの風が強い。浜風は車を錆びさせるし、電線から火花が出たり、ろくなことがない。

  それに持って来て風車は電気を発生する装置だからね。なにがどうなって、テレビ電波に影響するのか、設置した企業体は悩んでいるらしい。

  おそらく風だね。風に、海水から蒸発したイオンが含まれている。だから空中でイオンと風車の起こす電気が、あーなって、こーなって。んだでろ、多分。

 テレビ電波はUHFで、極超短波とも言う。これらはマイクロ波というカテゴリーに含まれるが、UHFのもっと波長が短いのがレーダー波なのだ。

  運が悪いことに、潟上市の住人は大森山と風車の間に新屋演習場を見ることが出来る。なにが言いたいか、分かってもらえるかな。

  もし新屋にイージスのアンテナが立った場合、それの影響も無視できないだろう。

  この件では、秋田市に住む住人として、胸騒ぎを覚える。

  同じマイクロ波を使うイージスが、風車の影響を受けないと言えるのか。

  防衛省は我々のテレビ電波に、影響がないと言えるのか。

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木の香りフェチ

2019-12-23 14:05:38 | 日記・エッセイ・コラム

 天気がいいので、山に行って小枝を拝借してきた。場所は秘密。多分、誰の山でもないだろう。良く山菜取りに出くわす場所だ。

  採っている最中、気が付いた。桜の木なら、燻製にするとき使うくらいだからきっといい香りがするに違いない。桜なら見て分かる。しかし手の届くような所に枝は無い。ずっと上にある。

  考えてみたら家にあるじゃないか。桜もサクランボも同じ種類だろう。

  で、帰ってから一枝折った。夏場ダラダラ樹液を垂らした木だが、元気に花芽を付けている。

  やっぱり思ったとおり、甘い香りがした。そこにサスケが参戦してきた。

  こいつも、香りをクンクン嗅いでいる。お前はプロだろ。やっぱり桜に行くか。意見が合ったね。

  最初に小刀にこだわったのは正解だった。職人の手仕事だから、ある程度値は張ると思っていた。そうでなきゃ職人やっていられない。3000円か3500円くらいしてもおかしくないと考えて店に入った。2千円台で済んだが、近い金額だった。だから値切ろうとも思わなかった。

  昔は鉛筆を削るのに、ポケットナイフかカッターだった。どおりで違和感ないと思った。

  洗濯物を干すときに、身長を生かして高い所は良く利用されるので、まっか(秋田弁)付きの枝をプレゼントした。

  こけしも仏師も、まずはここから・・。

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小刀(こがたな)を探して

2019-12-22 14:54:45 | 日記・エッセイ・コラム

  お隣との間の紅葉する木を剪定した。何の木か、葉が無くなったので分からない。

  じっと眺めていて、捨てるのが惜しくなった。韓国ドラマに出てくる、ふくらはぎを打つムチぐらいにしかならないが、振るとヒュンヒュンいい音がする。

  次は小刀だが、簡単には見つからない。売ってない。

  五城目の金物屋に入って聞いてみた。ご主人は、ため息と共に言う。20~30年前なら、あったんだよ。この町は職人の街だからね。

  マタギで有名な阿仁の鍛冶屋さんに電話したら、あると言う。切り出し小刀と言うらしい。

  念のため秋田市通町の金物屋に電話したら、切り出しナイフならあるから、ご覧になって下さいと言う返事だった。行った。あった。

  こんなもの、少年時代なら普通に家にあったもんだが・・。

  だから使い方も覚えていた。かなり切れるが、危ない切り方はしない。

  まだ水分が抜けていないが、良く切れる。

  切っていると、切り屑が増えていって、室内に木の香りがしてくる。なんとも言えない、ツンとした薫香のような香りがしてくる。決して嫌じゃない。むしろ心地いい。

  香木というほどではないが、気持ちが自然に還る。持った感じも、しっくり来る。やっぱりオレは、縄文人だわ。

  じゃあ他の木は、どんな香りがするだろう。マユミの木は、きっといい香りだろうなあ。とか考えると、山に行って、採ってきたくなる。

  いかんいかん、人の持ち物を勝手に切っては罪になる。どっか、いいとこ、ないかなあ。

  妻には、そのうち、こけしに目覚めるかも、と言っておいた。

  案外、本当になるかもな。それとも仏師かあ。

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どこでもドアを通って、鏡の世界へ。

2019-12-21 10:24:33 | 日記・エッセイ・コラム

 チコちゃん史上、最高に難度の高い命題がゆうべありました。

 再放送を今、見ました。ゆうべは羽生君と昌磨くんを見ていましたから。

  鏡の中のあなたは、どっちの手にリンゴを持っているでしょうか。

  この問いに、半分の人は右手と答え、半分の人は左手と答えるんだそうです。

  不思議ですねえ。自分と違う答えの人がいるなんて。

  この説明が、未だ出来ないでいるそうです。

  なぜなら、バックミラーに映った車が、ウインカーを出して追い抜こうとした場合、ああ右から来るな、と分かるでしょう。鏡の中の車は、左のウインカーを出しているのに・・。

  このことで連想したのが、カーブミラーです。湾曲したミラーに映った人が右側を歩いて来るのか、左側を歩いて来るのか、未だに惑わされます。

 多分、我々は鏡の中に映った人間を、人格化しているからでしょう。向こうに世界があると感じているから、左右反対に思う。んじゃないかな。

  バックミラーの場合は、単なる物体だから。機械的な判断になる。んじゃないか、と思ったもんで。

  鏡の自分が違う動きをして、去って行ったら、驚くでしょうね。そういう世界をパラレルワールド(平行世界)と言います。

  向こうの自分は多分、違う彼女と結婚して。違う人生を歩んでいるんだろうなあ。

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あなた、まだサバ缶派?

2019-12-20 12:08:03 | 日記・エッセイ・コラム

 スーパーの缶詰コーナーに行くと、サバ缶がずらり並んでいる。ほかの缶詰どこ行ったの、ちゅう感じになってます。

  今頃こんなに集めて、っていうか買うから増える、需要と供給なんでござんしょうね。

  今でもサバ缶を買う人に、私は想像をめぐらす。おそらく調理して、サバの味が分からなくなった状態で食っているに違いない。

 もしそのまま食ったら、パサパサの、油がほとんど無い、夏場に揚がったサバだと分かるだろう。

  しかし最悪、サバのダシは、しっかり取れているから安心しな。

  しかも値段が上がっている。私が言っているのは、三陸とかブランドものの、やや高級な缶詰のことではない。ひと山なんぼのヤツだ。

 ほかにいくらでも、味のいいのがあるのに。例えばですな。釧路のイワシなんか、どうです?

  これ食って、驚いた。オイル漬けかと思った。それほどショッキング。あぶら、たっぷり。念のため内容を確かめた。魚油や脂肪のたぐいは入ってない。こりゃ本物だ。

  同じメーカーで、白いイワシ缶も出している。こちらは、やや塩味が濃いようだ。オレは、100g当り塩分量が1.0gを切るものしか興味ない。それは大概、モノに自信があるから、しょっぱくしない。んだと思う。

  この缶詰に国民が気が付くまでは、あと5年は掛かるだろう。その間に、たっぷり味わっておくのだ。

  まあ、イワシも獲れなくなったら、世の中おしまいだけどな。

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