棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

一雨ほしい

2013-10-09 08:51:09 | 山郷の暮し
久しぶりの本格的制作に、首が回らないほど肩がこってしまったので、いつもの温泉にいった。
日中はすいており,私と同年配らしい お兄さん と二人だけ。
男風呂というものは、何人いても静かなもので、女風呂のように爆発的な会話にはまずならないが、この人は話好きとみえいきなりこうきた。
「定年退職で2年になるが暇だイネ――。パチンコの趣味はねーし、何かしようと思ってセ、軽トラックを買って毎日山にいっているわい。風の音がたまらなくいいジ」
なかなか優雅な心境ですね、と答えた。
「カーちゃんは弁当を作ってくれねーし、コンビニの弁当セ。
ただぼけーとしているだけだけど、そレジャーいけねーと絵を描いたが、自分でも笑っちまった」
形を描こうなんて思わずに、色を塗るだけでもいいのでは・・。そのうちに好きな風の音なんかも表せるようになる・・・。
何も高い画材ではなく、100円で売っていますから気楽に描けばいいのでは・・・。

「もしかして絵描きさんです???」

今年はキノコはどうですかと問えば「まったくダメせ。雨が降らないから山はカラカラだじ。
台風で雨でも降ればドットでるだけんども・・・」

その台風24号は大した被害も無さそうで結構なことですが、チョット一雨ほしいところです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本