棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

絵画の難しさ-1

2010-08-30 07:44:40 | 山郷の暮し
8月も終りになりましたが、暑さは依然として続いています。
しかし、夕焼け時間が早くなってしまいました。気がつけば稲穂は黄色くなり、ススキの穂も光っています。

松本美術館にてIAC美術会信州展が開催されて昨日終了しました。
私の出品作は「向日葵のシリーズからです」
これらの作品は先に企画・展示した「人類の愚行を描いた40年」のような、小難しく叫んだ作品ではアリマセン。
ワーきれい・ウヒャー・ヒェーーだのの感情・感動をむき出しに描いてきた、81年から現在までを選んだ3点です。
思想的なものは意図としていない、その時の感情表現です。
チョットへ理屈になってしまいますが、芸術の表現はそのことに在る、という方もいますが私はそうは思っていません。
それは、子供的表現なのです(子供の物は芸術ではありません)
また、心温まるいわゆる癒し系の作品が、本来の芸術家のしごとではありません。
では・・・。芸術仕事は深い洞察から生れでた、実践的哲学的世界の展開なのです。
感性や感動の素直な表現が芸術ではなく、芸術は真理を求めた探求的仕事だといえます。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本