棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

武士は食わねど

2010-08-27 08:02:10 | 山郷の暮し
風景画
私はあまり風景を風景画として描いてこなかった。
ただし、画中の風景(バックの背景として)として描くことがあり、数多くスケッチをしてはいます。
10号くらいの風景画を描いてください、と依頼されることがあるが、描かない。
理由は明快で、私よりうまい風景画作家ばかりで太刀打ちできない。
ひねた言い方をすれば、私にとって風景画を描く必然性がないのである。
正に「武士は食わねど高楊枝」の、死語に近いたとえのやせ我慢
今日は「食っても食っても爪楊枝」でなくてはいけない時代かもしれぬが・・。
先の「人類の愚行を描いた40年展」旧知の画家が東京からきてくれ、こんな話になってしまった。
「よくまーー今まで若いころの思いを描き続けてきたもんだ。
これじゃー金にならねーよなーー。
オレなんざー家族を養うために、大学の講師なんかしているよ。」
自嘲をこめた言葉だった。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本