棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

俺龍カレー 続き

2010-08-23 07:38:22 | 山郷の暮し
インドカレーについてうんちくたれるほど知識もないが、インドカレー即辛い、とはかぎらない。
広大なインド大陸だから、地域によって異なるのは当たり前だ。
カレーとはスパイス(マサーラ)をふんだんに使った野菜煮物やスープのようなもの。
日本流に言ったら、味噌・醤油・調味料のようなもので、「カレー粉」というものはない。
日本では濃縮味付け製品だらけで、あまり個性の在るたべものがなくなってしまったが、
路傍のキタナ食堂はみごとに、個性溢れた味付けばかりだ。

インドの食事で感激したものが在る。
ほとんどはステンレス製のお盆のような大きな器(ターリー)に、数種類の煮物・飯・チャパティーなどが盛られるが、
南インドの屋台での経験だが、お皿は聖なる器としてバナナの葉っぱだ。
食べ終われば巻いてポイ。足元にいる犬や鶏があとしまつをしてくれる。
そして、極めつけの器は、沙羅双樹の葉を楊枝で縫い合わせたお皿は、記念に持って帰りたかった。
この器も聖なるもので、祭り時には使われている。
今日も、神から与えられた聖なる右手で、俺龍カレーを引っ掻き回し、遊びながら食べよう。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本