棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

春の音

2010-03-13 09:21:13 | 山郷の暮し
西空の黒雲がどんどん東の空に吹き飛ばされ、空が明暗に二分されてしまった。
いつもの朝日の影とまったく逆の影が東にのび、逆転した朝の光に季節の変わり目をかんじる。
道々、なんとか一句ひねり出そうとしたが、酒で犯されたフワフワ脳からは「えーとー・えーとー」となにもでてこない。

朝の散歩の折り返し地点は、真冬でもめったに涸れることが無い水が流れる沢。
今日は雪解け水が流れ込み、チョット飲むきわしないが、いつもは柔らかな水を飲む。
コーヒーにはもってこいで、ボトルに汲んできている。
村のお年寄りから、「この沢の水は昔は生活水で温かいので、お菜漬けのころは、皆この水をつかったもんせ」
と、いまわはジッちゃん・バッちゃんの若かりし頃の、暖かな話をきいたことがあった。
昔あった分校(三稲分校)もこの沢水を飲んでいたという。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本