棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

穴の開いた手袋

2010-03-12 09:14:03 | 山郷の暮し
穴ぼこが開いてしまった毛糸の手袋。
たしか5年ほど前にスキー場で拾ったもの。
模様からみて多分女の子用だと思われるが、スキー手袋や紳士用などより暖かく散歩には欠かせない。
手袋は失くすもののひとつだが、これはズーーとつかってきた。
自分でも不思議なほど失さないのは、多分散歩だけにはめていくためだろうか・・。
穴ぼこの手袋で思い出したのが、冬山や厳寒地で危険な凍傷です。
手袋などにわずかな穴があると、そのところが凍傷になってしまいます。
凍傷になりましたら、雪でよくもむ。湯気が出るほど根気よくもみ、それからぬるま湯につけるのです。
幸い私は経験がありませんが、ヒマラヤでシェルパがそのように治療をしていました。

話を戻しましょう。
冬の間は、下駄箱の上に無造作に置かれている穴あき手袋。
早く必要がなくなってほしい。そして、この手袋ともお別れにしよう。
春スキーにいったときに、また拾ってこようかなーーー。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本