棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

百姓とは

2008-07-01 10:19:20 | 山郷の暮し
ご近所の無農薬栽培に取り組んでいる夫婦は、退職後のスタートでほぼ10年。
お酒が好きな方で、時々宴会となってしまいますが、朝から晩まで実によく働いています。
朝市などで出店するだけの商いと聞きましたが、年間の野菜の耕作種類は60種になるといいます。
「百姓とは百種類を作る事セ
年金ジャーやっていけねーけど、百姓仕事は面白い。」
かなりの広さと思えるのですが、それは綺麗な畑です。

お隣からいただく野菜・そしてこのお宅の野菜。うまい!!
つやつやとし野菜に、それまでの栽培の苦労を思うと、粗末にはできません。
わが愛犬サクラに「ここを跳び回ってはダメだよ」と言い聞かせていますが・・。
写真はズッキーニーが並ぶ畑

何の花でしょう

2008-07-01 09:55:37 | 山郷の暮し
キュウリともナスともつかない、このごろ流行ってきたズッキーニー。
花はかぼちゃとまったく同じなんですね。
ただし、かぼちゃのようにつる性ではなく、葉の形も丸くはありません。
幹からいきなりキュウリのような実がついていきます。
写真は「我が家の菜園」と書きたいのですが、ご近所の無農薬栽培をしているものです。

3-おふくろ--明治女のど根性

2008-07-01 07:46:26 | エッセイ・随筆
前述したように、私は産めよ増やせよの時代からの、5男中の末っ子。
物心ついたときは疎開先の信州で、東京での父親が経済的にも学閥的にも絶頂期の、戦前を知らない。
戦後は全ての資産・地位をうしなった父は、精神世界に一層まい進し、教理から実践生活に入っていった。
といっても、厭世的なものではなく、自己完成にひたすら向かった、というところか。
と、なると、腹ペコがきを支えるのが「おふくろ」であったろう。
小町と称され、奥様と呼ばれ、戦後のナニモナイ時代に「おかあさん」として、がんばりぬいたのである。

「我が家は戦争で全てを失って、おふくろも大変だったんだろねー」
と、判ったような私の言葉にきっぱりと、母は言った。
「あの時代はみんなそうなの。お父さんは学者だから、家庭のことで心配をさせてはいけなかっただけのこと!!」
明治女のど根性を感じた。

イヤ・・・。男はもともと女の手の内に踊っているものかもしれないと、近頃はおもいます。
それでいいのだ!!!
母の80歳代の肖像

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本