一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

ワクワクな空間、隙間のない・・

2016年05月15日 | 花園南の住宅

すみませ~ん またまた久々のブログ更新です 

たくさん新規のご依頼を頂いており、大変ありがたい事です。
しかしながら、じゃっかん消化不良気味。

当社では一邸一邸のプランにとてもこだわります。
その場所、そのお客様のために唯一の住まいを提供しています。
脳みそから血が出るくらい考えてご提案しているのです。
よって、少々お時間もかかります。
(言い訳といえば言い訳なんですけどね

プラン、見積りをお待ちのお客様、大変お待たせしておりますが
頑張って早めに体制を整えます


さて、私がそんな状態でも現場はサクサクと進んでいます。
花園南の住宅は、断熱工事真っ最中。



ユニークな室内空間が、だんだんわかるようになってきました。
天井が、斜めの斜めです。(写真がゆがんでいるのではありません)

歩き進んでゆくと、楽しくユニーク、ワクワクな空間が続きます。
このユニークなカタチは、奇をてらったわけでも、デザインにこだわったからではなく
機能や快適性を追求した結果のカタチです。
コチラをご参照あれ






家中真っ赤です。
壁と屋根に高性能グラスウールをたっぷり充填しています。
丁寧です。隙間のない施工です。

当然、断熱材を隙間なく丁寧に施工した方が、冬は暖かく、夏は涼しい
快適で省エネになります。

しかしながら・・・ この断熱材に隙間や欠損があるかどうかは・・・ 
外皮性能の計算や気密測定では、わからないのです。

たとえば、見習い大工さんが適当に隙間だらけに断熱材を入れてしまった住宅でも
室内側の気密シートとテープをペタペタ貼れば、それなりの気密測定結果がでます。

つまり、計算上の断熱性能がすごく良くて、気密測定結果もバッチリ。な高性能省エネ住宅でも
実は、断熱スカスカ住宅。って事もありえるんです。

性能の良い断熱材やサッシ、計算や測定などの数値はもちろん大切ですが、数字で表せない丁寧な施工はもっと大切
どの程度の技術レベルの職人がどの程度丁寧に作るかで、住宅の性能は大きく異なります。

断熱性能だけでなく耐震性能もしかりです。

熊本の地震でも、新耐震基準の建物だけではなく長期優良住宅の耐震等級2の建物も倒壊しています。
本当に基準をクリアする構造計算がなされていたのか? 施工には問題がなかったのか?
(長期優良住宅をチェックする現場検査などは、実はありませんので

つまり、耐震性能も工法や数値だけでは、本当の性能を確保できないんです。
「丁寧で誠実な仕事」それがすご~く大切。再度肝に銘じておきたいものです。




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