一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

ビニールハウス内で基礎工事

2012年02月23日 | 長倉の住宅

長倉の住宅の基礎工事中です。

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まるで、ビニールハウス内でイチゴ狩りをしているみたいですが、

実は、現場に屋根をかけ、シートでスッポリ被ってしまいました。

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よく「コンクリートは生き物だ」と、言われます。

固まる前のコンクリートを「生コンクリート」と言うくらいです。

取扱いは慎重にしなければいけません。


コンクリートの強度を最大限に発揮させるためには、

打設時の「水」と「温度」の管理がとても大切です。


コンクリートの強度は、水とセメントの割合で決まりますので

打設の時には、余計な水が混ざらない様に、雨や雪の日は基本NG。

気温の低い時期の打設も、強度を割り増ししたり、凍結しない様に管理が必要です。

コンクリートが 万が一凍ってしまったら、もう基礎とは言えません

逆に暑いときも、必要な水分が蒸発しない様に管理も必要です。


まるで生き物、そう、農作物みたいですね。

そこで、今回はビニールハウスを作り

その中で、「水」と「温度」を管理して、強いコンクリートを育てる事にしました。


少々大げさな様な気もしますが、この現場は長岡でも雪が多い地域ですので

作業性も考慮しての事です。

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コンクリート打設後は、この中でヒーターを焚いて

凍結しない様に温度を管理します。


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