一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

【かべ震火】で気密・透湿

2008年07月14日 | 法花堂の住宅

法花堂の住宅の耐力面材 【かべ震火】の

釘種とピッチを確認したら

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気密テープで気密をとります。

Img_3130

面材の継ぎ目を気密テープでふさぐ事で

気密性が確保されます。

【かべ震火】は、透湿性に優れているので

気密をとっても、壁内部の湿気は外へ排出されます。

この上に、更に透湿性の優れている 【タイベック】を貼って

防水しつつ 湿気を排出する構造とします。

壁の中には、高性能グラスウールを充填

壁の室内側には防湿フェィルムを貼って

室内の湿気が壁に入り込まない様にします。

Img_3131

壁内結露を防ぐには・・・

室内側には、透湿抵抗の高い物(湿気を通さない)

屋外にいくほど、透湿抵抗の低い物(湿気を通す)

を使用して

室内で発生した水蒸気を、壁の中に入れない様に

また、入った水蒸気は スムーズに外部へ排出される様な

構造としておく必要があります。

例えば、耐力面材に合板(特にOSB合板)など

透湿抵抗がそこそこある物を使った場合は

室内側での、シッカリとした防湿フィルムの施工は

欠かせないということです。

ここを理解して施工していない建築会社が

いまだに 多いと聞きます。

数年後、リフォームなどで壁を開けた時・・・ 

断熱材が、湿気でまっ黒に・・・ 

柱や土台までも・・・ 

断熱が効かないだけでなく

建物の寿命が大幅に縮んでしまいます。

もし、そのリフォームの時期が、完成から10年を超えていた場合

いったい誰が、それを保証してくれるのでしょう?

10年程度の保証が、どれほど重要なのでしょう。

住宅性能保証制度や瑕疵担保責任保険も必要なのかもしれませんが

営業をする人、設計する人、監理をする人、作る人が

その家を、一生面倒見るつもりで取り組む姿勢が

一番 必要なのかもしれません。

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