一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

屋根と耐力面材

2008年07月10日 | 法花堂の住宅

「法花堂の住宅」の屋根工事が完了しています。

Img_3104

2ブロックに別れていて ブラックとシルバーで

色分けしてあります。

耐力面材も張り始めました。

Img_3114

「かべ震火」です。

スジカイの替わりに、この面材を使うことにより

防火性、バランスの良い耐震性

そして、壁の中にスジカイがないので

断熱材をすきまなく充填できるメリットがあります。

当社では、ボード気密工法を採用していますので

この面材の継ぎ目にテープを貼って

外部で気密を確保します。

壁内には断熱材を充填。

室内側で、防湿フィルムで被う。

こうやって内外の気密や防湿により、

壁の中の空気の動きがなくなります。

よって、コンセント廻りの欠損や

施工精度による欠損が、少々あったとしても

安全側に働き、壁内結露が防げます。

 セーフ

一般的な内断熱は、室内で

外断熱は、室外で

気密と防湿を 同時にどちらか一方で確保します。

この場合、多少のすきまも許されません。

たとえば、一部に欠損があっても

その他の部分で、高い気密性が確保されていた場合は、

気密測定の結果には、そこそこの数値となってでます。

しかし、その欠損部分では、

壁内結露をおこしてしまいます。

数値上は信頼できる結果でも、実際のところは・・・

と云うことが十分に考えられるわけです。

住宅は、人の手で作られます。 

施工ミスや 優れた精度を出すことが大前提ですが

もしも や うっかり のことにも備え

全て安全側に計画しておくことが重要になってきます。

house88_31.gif ←ランキング応援お願い致します。クリックしてね。

人気blogランキングへ  ←もう1クリックお願いします。