日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

多国語を理解する為に(その3)

2007-02-17 08:48:23 | Weblog
東南アジアの文字は、子音字が主体。

 以下に、ミャンマー語、シンハラ語、チベット語、ヒンディー語、ベンガル語、ハングル語、タイ語、ヘブライ語、アラビア語、そして、縦書きで、モンゴル語で、「上天草」と書いている。
 モンゴル語とハングル語は別にして、如何に、子音字が中心で書かれているかが、理解できる。
 ヘブライ語とアラビア語に至っては、脇に書かれた母音字が省略されることも、しばしばである。
 母音のイの時が、ヒンディー語やベンガル語では、子音字よりも前に来ている。このことは、タイ語のオ行やエ行にしても、そうであり、ベンガル語やシンハラ語でも、オ行だけでなく、エ行にしても、子音字の前に書かれている(エ行に加える感じで、オ行が出来ている)。
 日本語では常識とされている、子音字の次に母音字と言う原理が、ここでは、通じなくなっている。

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為になるかも知れない本(その3)

2007-02-17 08:41:39 | Weblog
  破れた。完敗だ。・・・1年間浪人して頭を冷やす。あの受験生の中の浪人の顔は、寂しそうだった。1年間、この日の為にと思って勉強してきた彼等。みじめだ、実にみじめだ。
 でも、あの経験が自分には必要だ。人生の本当の味を知るには、浪人生活だ。人生は長い。何が本当に自分の為になるのか、分からないと思う。僕は、泣かない。僕は、くやしくない。でも、周囲の人が気を使ってくれるのが、一番心配だ。一年間、浪人生活を悔いなく過ごす自信は、ある。
 みんなが僕を悲しまない様にと気を配ってくれるだろう。ありがたい。感謝しなければいけないと思う。母は、又、1年間、保険の仕事に今以上に精を出さなければいけないだろう。兄貴の心配事(長兄は、大学卒業後に、ある有名な会社に入ったが、高校の英語の教師になる為に、再び他の大学を受験して入学した)で一杯だったのに、僕のことも父は心配しなければいけない。皆に迷惑を掛ける。
 来年合格しなかったら、再来年学芸学部に入って、物理の先生となり、学生といろんな事を語ってみたい。
 ・・・授業の1時間1時間を完全に消化して行くことが大切だった。理社の追い込みが不充分だった。僕はあまりにも入試勉強として満足にやったことがなかった・・・。
 これは、周囲に対してすまなかったという気持ちと、僕はまだ息をしていると言うことが書きたかっただけだ。
 3月4日、23時30分~3月5日、1時30分、受験の帰りの「むらさき丸」の一等室にて






(本に記載されてない追加文)
 今から39年前のことを、今でも、それなりに覚えている。付き添って頂いたクラスの担任の先生は、既に、故人となられている。不合格であったが、お礼に、シャツを差し上げたことを覚えている。
 自分の場合、化学で、記入の仕方を間違えたのが、落ちた原因だった。それを、旅館に帰った時に、気が付いた。
 わずか、零点5点の差で落ち、成績は、104番で、補欠の3番であったが(翌年は、補欠の3番まで、合格していたが)。
 この時、2浪して、同じ旅館で又受験して、再び落ちるなんて、誰が予想できたであろうか。

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人間とは?(下)

2007-02-17 08:35:46 | Weblog
・・・我々の文明における残酷な唯物主義は、知性の高揚を妨害するばかりでなく、情愛の深い人、穏和な人、弱い人、孤独な人、美を愛する人、金以外のものを求めている人、感受性が強くて現代の生存競争に絶えられない人々を押し潰してしまう。
 ・・・人間は、物体であると同時に生き物であり、精神活動の中心である。星と星の間の無限の空間という、強大な虚空の中における人間の存在は、全く取るに足らないものである。しかし、生命のない物質の分野において、人間は異邦人ではない。
 数学的抽象概念の力を借りて、星と同様、電子も理解出来るのだ。人間は、地球上の山や海や川を尺度にして創られている。そして、木や草や動物たちと全く同じ様に、地球の表面に所属しており、これらと一緒にいると心が安まる。
 又、美術作品、彫刻、新しい都市の機械的な素晴らしさ、少数の友達、愛する人々等に更に結びついている。

 しかし、又、人間は他の世界にも属しているのだ。それは、人間の内面に存在するにも拘わらず、空間と時間を超越して広がっている世界である。もし、不撓不屈の意志さえあれば、人間は、この限りない世界を旅してまわることが出来る。

 科学者、画架、詩人などが深く思い凝らす美の世界、英雄的精神と犠牲を奮い起こさせる愛の世界、全ての物事の根本原理を情熱的に深く求める人々に最後に報酬として与えられる神の恩寵の世界。かくなるものこそ、我々人間の世界なのである。

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