日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

いい政治をする為には

2007-01-31 23:08:04 | Weblog
有権者は、どういった理由で、清き一票を投じているのだろうか?又、政治家に一番求められるべきものは、何だろうか?
 血縁関係にあるから、人柄がいいから、お世話になっているから、信用できる人から頼まれたから、付き合いが少しあったから、って感じで選ぶ人、多いのでは?その地域で地道に皆の世話をしている班長さんや自治会長さんでは、それが適切かも知れない。しかし、その人のすることが大きな影響を与えてしまう、県議や市長ともなると、更には、代議士や知事ともなると、考え方を変える必要があると思う。
 政治家の仕事に、人事がある。例えば、市長になった時、自分の考えを推し進める為には、誰をポストに据えるかが、大きな問題となる(市長の場合、まず、助役、収入役、教育長と、大きな3本柱を決めることになるが)。市長だけ優秀でも、片腕になるべき近くの取り巻きに、その能力がなければ、何も出来なくなる。肝心な市長に、人を正確に見抜く力が備わっているのかどうか、それが大きな問題だ。それが出来れば、いい人材を適材適所に持ってこれる。
 人を見る目なんて、常に問題意識を持っていて、いろんな事に関心を持ち、いろんな失敗もし、底辺でいろんな人と交わり(悪口を言う人とも)、いろんな体験をして、長い時間を掛けてやっと培われるもの。それがない状態で、純粋培養な政治家なんて、終末は、分かり切ったこと。
 結婚する前に、ある人が言っていた、「結婚生活がうまく行くには、初めから出来た人と結婚するか、結婚後に、教育して変わってもらうか、どちらかしかない。それが駄目なら、自分が変わるしかない。」と。
 自分の取り巻きが駄目なら、自分なりに教育して、立派な取り巻きにして行けばいい。その為には、初めから、お金を使わず、高い倫理観で結びついた取り巻きから出発することである。初めから、お金で結びついて、私利私欲の関係では、誰が考えても、結果は、自明の理である。
 宮崎の東国原知事、頑張っているなあ・・・。エールを送りたい。

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プロの倫理

2007-01-29 07:18:39 | Weblog
 若い大学卒業しだての女性カメラマンが、アフリカのケニアの近くの奥地で、仕事で病人の写真を撮る。そこの病院では、(その多くはエイズで)1日に20名前後が亡くなっている。善良なる「国境なき医師団」が活躍している。日本から来たそのカメラマンから写真を撮られることに対して、トラブルが発生する。分娩や死の姿まで撮られて、不満が爆発したのである。村人が集まって、会議が開かれる。彼女は、今まで、許可なく写真を撮ってきたことに対して詫びる。そして、又、自分に写真を撮る機会を与えてくれる様に、皆の前で涙を流して懇願する。村人は、分娩や死以外なら、いいと言ってくれる。
 しかし、実際、その後、病室に行っても、看護師さんはいいと言うが、患者さんから来ない様に言われる。しばらく彼女は、姿を見せなくなる。そうこうしている内に、彼女は再び現れる。服も、現地の人と同じにしている。その地方の言葉を覚え様と努力している。病室に行き、その地方の言葉で、彼女の口から、「真剣に生きている証の写真を撮りたい」と、頭を下げてお願いをする。すると、賛同者が、次から次へと出て、彼女の要望が叶えられる。
 その内容をテレビで見ていて、カメラマンの職業の宿命なるものを感じた。研究中心の医師も、少なからず、そんな所があると思う。論文を書く医師は、データを執る為に、患者側の立場に立っていないと言われることがある。臓器移植の問題も、多くの国民から、医師がそういった立場に立っていると思われている限り、なかなか、解決しないだろう。

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ピース7歳

2007-01-28 08:41:58 | Weblog
 北極クマの飼育の話が、NHKで、平成19年1月27日(土)16時00分~17時15分まであった(再放送)。クマの名前は、ピ一ス、小さい時から7歳になるまでの記録である。今も、愛媛県にあるその動物園では、ピース(メス)は、一番の人気者。それを見て、感動した。
 育てる上で、教科書がない。誰も、北極クマを大きくなるまで育てた人がいないのだ。そんな中で、試行錯誤で、飼育係の男性が、愛情を持って育てている。その7年間の詳細な記録、それは、仕事と言うだけでは、出来ないことだと思った。
 昨年の12月末のピースの7歳の誕生日には、多くの観客の人達から、祝ってもらっている。
 実のシロクマの親が育てられない中で、自宅でミルクをあげて、寝起きを共にして、育てている。どんなミルクをあげればいいのか、分からない中で、下痢などを経験しながら、ちょうどいいミルクと濃さを探し当てている。肉をあげる様になって、血便が出て、それが、あげた骨で、腸を傷つけた為と分かって、細かく切って、それを改善している。
 産んだ母親と一緒にしようと思って試みるが、失敗してしまう。又、水浴びをさせる時に、手をガブッと噛まれてしまう。しかし、叱る時は、目をしっかりと見て、真剣に叱り、その後、しっかりと抱きしめている。
 ピースは、ストレスで、けいれんを起こしてしまう。暫く、良かったのだが、飼育係の人が初めて4日間もの長い間空けた最後の日に、けいれんを起こす。ピースのとっては、その飼育係との4日間は、余りにも長く感じられたのだ。又、手術も経験する。そして、今、元気にしている。
 飼育係の人が言う、「どちらが成長しているのか、分からない。毎日、元気に生きていて欲しい、それだけです。」と。

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寛容の精神

2007-01-27 07:17:13 | Weblog
 インドネシアの人が、佐伯で、財布をなくした。彼は、その時、佐伯での研修生だった。カードもお金も身分証明書も入っていた。幸いに、拾った人が警察届けていて、無事に、彼の元の戻った。
 彼は、言った、「信じられない。もう、諦めていた。日本は、凄い国だ。」と。そして、又、こうも言った、「店に行っても、レジの人が、何も、話し掛けてくれない。どうして?その店、いつも利用しているし、顔も、お互いに知っていし、もう、1年近くになるのに、どうして?」と。
 いろんな文化の違いがある。外国に行って知ることは、如何に考え方が違っているかだ。韓国に行った時に、驚いた。韓国では、食事をどんどん出してくる。個人的に店で食事をする時も、同じだ(その料金も、当然、入っている)。日本人が出された物をきれいに食べようと思っても、それ以上に出してくる。きれいに食べてしまうことは、韓国の人にとっては、足りないことを意味している。
 韓国では、ホームステイをした時は、正に、大切なお客さんとして扱われる。しかし、日本人がアメリカでホ一ステイした場合は、家のことを手伝わされる。逆に言うと、日本にアメリカ人が来たら、自分の子どもと同じ様に、家の手伝いをさせた方が、アメリカ人は、家族に受け入れられたと思って、喜ぶ。
 台湾でのごちそうは、サル。踊っているサルを目の前で殺し、頭を開けて、まだ目が赤い状態でその脳を食べる。これが、最高の料理とのこと。韓国の人は、犬の肉も、猫の肉も食べる。東南アジアでは、蛇や鳩の肉が、食卓によく並べられている。沖縄では、豚の肉が葬儀のの時でも、好まれ、頭がついて状態で食卓に並べられている。
 インドの様に、牛肉を食べない国、アラブの国々の様に、豚肉を食べない国、コ一ヒ一を飲もうとしない人、輸血を拒む人、魚の頭を食べようとしない人。
 日本人が馬の肉を食べたり、生卵をご飯にかけて食べるのは、外国の人にとっては、驚き。
 タイに行った時に、キリスト教の学校や、イスラムの店もあった。ダッカに行った時も、キリスト教の学校があった。そこでは、皆、宗教の違った人たちが争うことなく、平和に生活していた。トロントやバンクーバーに行っても、いろんな人種の人たちが、実に仲良く生活していた。
 多くの人は、今まで培ってきた生活習慣に対して、疑問を持とうとすることは少ない。争いをなくすには、自分以外の人を変人扱いにせず、まず、その生き方を寛容の精神で認めることから始めることだと思う。
 政治やマスコミでは、なかなか、そのわだかまりは、解消できない。偏見で報道されていること、多い。
 草の根外交的に、一人一人が、実際に、その地に行くなり、現地の人に接して、地道にそのわだかまりをなくして行くしかないと思われる。

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いい魚の写真を撮る為には

2007-01-26 08:01:58 | Weblog
 20年以上も魚の写真を撮っているプロのカメラマンの話が面白かった。
 「いきなり魚に近づいても、魚からさっと逃げられてしまう。魚に近づかない感じで、他に向かって泳いでいる感じで近づくと、好奇心旺盛な魚は、魚の方から不思議に近寄って来る。その時、急に魚の方を向く逃げられるので、それこそ、自然にゆっくりと魚の方を向いて、いきなり、フラッシュをたいて撮ると、魚は、そのフラッシュでびっくりして、気絶した感じになって、しばらく動かない。まだ、俺は生きていると思った魚を、そこで、もう一度撮る。その内、魚がこの人間は、自分等に危害を及ぼさないと学習して、逃げなくなる。そこで、もっといい写真が撮れる様になる。魚の気持ちになって撮ることが大切。」と。


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マスコミと医療側のズレ

2007-01-25 14:18:18 | Weblog
 スポーツ記者の井上真氏が、日刊スポーツ記者コラム「見た 聞いた 思った」で、奈良県大淀病院での妊婦死亡事件に関し、受け入れを拒否した18の病院に対して放った内容です。

命を救ってこそ病院:井上真
 命にかかわる緊急事態で医師の治療が切迫しているのに、受け入れ病院が決まらず焦る。誰でもいいからすがり付きたい。わらにもすがる思いだ。
 今年8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で出産中の妊婦が意識不明の重体になった。受け入れ先の病院を探すも、18病院に「満床」を理由に拒否され、妊婦の高崎実香さん(32)は19カ所目の病院で脳内出血と診断された。緊急手術で男児出産も約1週間後に死亡。意識を失ってから処置を受けるまで6時間かかった。
 激しい怒りが込み上げる。拒否した病院の無責任さ、受け入れ先を見つけられず手間取った病院の無能ぶりに対してだ。該当する18病院は高崎さんの死をどう受け止めるのか。「我々以外の17病院も拒否した。責任は18分の1だ」とでも言うのか。「18病院もが受け入れできなかったのだから致し方ない。非常に残念です」。そんな空々しいコメントが容易に想像できる。
 後日、実は新生児集中治療室(NICU)が満床ではなかった病院の存在が明らかになった。その病院は切迫早産で入院中の妊婦のためベッド確保の必要があった、と説明している。理由はあるだろう、いくらでも。後から探せば何とでも言える。できない理由など100でも1000でも探せる。
 難しくても急を要する患者を、厳しい条件下で受け入れ、でき得る限りの治療を施すのが医療人の使命であり義務だ。時間的余裕もあり誰でも治せて、助かる確率が高い患者だけを選んでいるのか? 18病院が受け入れの姿勢を見せていれば、助かる確率は19番目の病院到着時よりも高かった。その事実をどう思うか。
 以前、家族が意識を失い救急車で搬送された。付き添った救急車の中で驚いた。受け入れ先が見つからない。1時間は待っただろう、家の前で。救急車は停車したままだ。隊員は困った表情で「ベッドがいっぱいで入院はできないそうです。どうしますか?」と、1病院ごとにこちらに判断を求めてきた。
 精神的なゆとりはわずかにあったが、緊急搬送の実態を知って焦りは倍増した。「ベッドがどうかは気にしないでください。まず治療を受けられる病院に、それも一番近いところに運んでください」と伝えて、ようやく走りだした。
 信号を無視して突っ走る救急車に乗りながら、ものすごく矛盾を感じた。「ここで急ぐことよりも、もっと根本のところが間違っている」。
 18病院は大淀病院がどの順番で打診したかを知りたがるだろう。そして、早くに打診された病院は「我々に打診された時はまだ重篤ではなかったはず」と言い逃れ、最後の方の病院は「自分たちよりも前に打診された病院の責任が重い」と主張するだろう。
 高崎さんが亡くなり、これだけずさんな実態があらわになった。死に至らないケースはもっとある。とても人を助けるどころじゃない。命を救うのが病院ではないのか。命を見捨てた18の病院に言いたい。恥を知れ。


 しかし、医療側の反発を招き、次の様に、後日、掲載。
 
 
医療現場の声聞いて:井上真
 厳しい意見をいただきました。前回、奈良の町立病院で妊婦が出産中に意識を失い、18病院が受け入れ不可能と判断、約6時間後に男児を帝王切開で無事出産も母親は死亡したことで、私は医療を批判しました。そして医療関係者から、実態を知らずに書いたことへの抗議と、現状を知らせるメールがたくさん届きました。
 多くは「感情むき出しの批判の垂れ流し」との声でした。その通りです。改善策も示さず、感じたままを文字にしました。
 医療がどれだけ混乱しているかを、どんな形であれ読んだ人に痛烈に、思い知ってもらいたいと思いました。主観を前面に、一方的な視点で言葉を投げることにしました。なぜなら、私のように無知でも、病院は救ってくれるんだと信じ、医者にすがるしかない人が、どれだけ深く絶望したかを、そのまま伝えたかったからです。読んですぐ忘れられてはいけないテーマと思い扱いました。読む人の心に石を投げ込むように書きました。
 「知りもしないで」との声もありました。知る→書く、知らない→書かない。これは論理的なことです。我々の仕事は、知る→取材→書く→検証、の連続です。一方でこうしたコラムに臨む時、大きな驚きや失望に接した時「知らない」「取材していない」の理由で書かないことには疑問があります。問題が起きたその時に、伝えたいものがあるのなら、事実を踏まえてどれだけ提起できるか。これも求められると思います。
 今回のケースは<1>産婦人科、脳外科、麻酔科、小児科などの医師、大勢のスタッフが必要な非常に難しい状態だった<2>地域に対応可能な高次医療機関の不足(社会保障への国、地方行政のあり方も関連)<3>度重なる訴訟で、助けられそうにない患者は引き受けない、いわゆる「防衛医療」への加速化、などが背景に考えられます。
 訴えられるケースが増え、産科医、小児科医などへのなり手の減少もあります。病院の能力以上の患者を受け入れ、それ以前の入院患者への対応が不安視される時、病院は「引き受け不可能」と判断する。現場の生々しい言葉でした。
 まるで診察をするように、私への感情を抑え、静かに真実を伝えようとする文章がありました。現場には「助けたい」と懸命に働く人が多いことも今さらながら十分に分かりました。
 医療現場の病巣は深く、いつ、どこで、誰が同じ目に遭うか、不安はみんなが抱えています。知れば知るほど絶望します。「なぜ助けてくれないの」。私は弱い側のやり場のない悔しさを医療へ向けて投げました。そして「救いたくても救えないんだ」の声を聞いたその先に、強いはずの医療が実はもろく、その崩れ方を知らずに「助けてもらえる」と信じていた現実を知りました。
 医療が命を救う、その根元が折れそうです。人は必ず医療の力を必要とします。例外なく誰もが、この混乱を「冷静」に見つめて行くしかないと自戒を込めて感じました。

 
 マスコミの倫理観のなさ、これは、氷山の一角でしょう。

 アメリカでは、産科医が入る保険料(裁判になったことを考えて払う)がべらぼうに高い為に、産科をしない医師が増えて、社会問題になっている。日本も、既に、それに近い感じになっている。
コメント (1)
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GNH

2007-01-25 07:16:45 | Weblog
 昭和天皇の載葬の礼の時に、世界各国から多くの来賓があり、ブ一タンからも、50歳前後のワンスク王様が来日した。
 このブ一タンと言う国、世界でGNP(国民総生産)が最も低いことで有名(今は、GNPよりも、国内総生産GDPと言うことが多くなっているが)。
 マスコミが、意地悪い質問をした。
 「GNPが最低なのをどう思われますか?」と。
 その時、その王様は、次の様に答えられた、「確かに、GNPは最低ですが、国王としては、GNPのことは考えずに、GNHのことを考えています。」と。
 つまり、Hは、ハピネスのHのこと。事実、GNPが非常に高い日本が、GNPが低い多くの東南アジアよりも、幸福感が低いことは、知っての通り。
 今の日本人、多くの情報に振り回されている。情報通になろうと思っても、人間には、能力の限界と言うものがある。その内、オ一バ一ヒ一トしてしまう(もう、既にしてしまっている人、多いかな?)。情報を遮ることも、大切なこと。何も考えない時間(極めて難しい・・・)、考える時間、思い付く時間、味わう時間も、大切なはず。そうでないと、自分の存在がなくなってしまう。
 見える宝物よりも、見えない宝物の方が、大切なこと、多い。

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ハエ

2007-01-25 07:06:08 | Weblog
 ハエは、触覚で臭いを嗅ぎ分ける。その触覚には、臭いを感じる感覚孔(かんかくこう)があって、500m離れていても、可能である。
 ハエは、味覚感覚は、足の先端にあって、そこに毛がはえていて、歩きながら味が分かる仕組みになっている。化粧行動は、その感覚器官についたゴミなどを掃除する為である。
 ハエは、食べれることを確認した後に、口吻(こうふん)を伸ばしている。
 ハエの羽は、翼幅が狭くて、常に羽ばたいていないと飛べない。しかも、2枚しかない。しかし、その2枚の羽を一定の面の中で羽ばたいている。この面をストロ一ク面と言う。それに垂直方向に空気力が出る為に、そのストロ一ク面の角度を変えることによって、飛行することになる。傾きは、平均昆(へいきんこん)の存在で、正している。
 ハエは、地球上で、最も優れた飛行物体とも言われている。

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米英のなかでは、・・・

2007-01-24 13:22:15 | Weblog
 日本人が、アメリカに住んでいる日本人に対して「アメリカ人って、どんな人達?」と言う質問が一番困るらしい。アメリカ人は、それぞれが出身地でグル一プを作っていて、余り混ざり合うことがないらしい。それぞれの出身地の人々が集まって、そのアイデンティテイを失わずに、又、他へも干渉せずに、孤立して生きている様に、日本人には思えるらしい。
 イギリスは、4つの国から成り立っている。北のスコットランドとイングランド(ここにロンドンあり)とウェ一ルズと北アイルランドである。北アイルランドを除いたイギリスの面積と日本の本州の面積が、ほぼ同じ大きさになっている。その4つの国、お互いに独立心が強く、スコットランドとイングランドの境には、一見、「万里の長城」と思われるものまである。
 イギリスに生活した日本人のから直に聞いた話だが、・・・5つの国によるサッカ一の試合があると言うので、どこの国の話だろうかと思っていたら、その4つの国に、フランスが加わっていただけの話だったとのこと。
 英語が容赦なく使用されているのは、イングランドだけで、イギリス全土で話されていると思ったら、大間違い。例えば、ウェ一ルズでは、英語でなく、ウェ一ルズ語が使用され、イギリスでの国会議員の討論に、通訳がいる程。アイルランド語では、ロ一マ字がゲ一ル文字が使用され、そのアルファベットは、18文字になっている。
 イギリス人同士の会話に、英語が通じなくて、日本人のスタンダ一ドな英語が間に入って、旨くコミュミケ一ションがとれたと言う話もあるぐらいである?!

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受け取り方さまざま

2007-01-24 12:09:35 | Weblog
 ある旅館で、コップに地酒の日本酒が入っていて、無料で1杯のみサ一ビスされていた。そこでの泊まり客の多くは、それをどう考えるだろうか?
 先天的にアルコ一ル脱水素酵素が欠けている人は、何ら関心を持たないだろう。
 日本酒の好きな人は、それを見て、「オオッ、ただ酒がある。半分も入っている!」と言って、喜んで飲むだろう。
 ある大酒飲みの中には、「ケチってるなあ、一杯か、それも半分しかない。高い宿賃取って、酒ぐらい並々一杯サ一ビスしたらいいのに。」と言う人もいるだろう。
 又、レミ一マルタンや高級ナポレオンでしか馴染んでいない人は、口に合わないからと言って、飲まないかも知れない。
 しかし、中には、「この古めかしい情緒的な日本旅館に、この地酒。女将の心尽くしが憎いほど分かる。」と言って、感無量になる人もいるはずである。
 たかがコップ半分の日本酒でさえ、これだけの差が出る。
 人は、慣れてしまうと、感じなくなる傾向にある。苦労して、いろんな事を味わって、人は、思慮深くなる。
 いつも思うこと、日本は、極めて平和な国である。完璧に近い国。日本人の多くは、闘うことを嫌い、極めて穏やかで、真面目な人々の集まりである。それは、外国アチコチに行ってみれば、よく理解できること。
 そのことに、まず、感謝して、その精神を、もっともっと世界に広げる様に、努力するべきであろう。


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