日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

能力主義・・・

2012-04-30 11:32:07 | Weblog
 今からは、今まで以上に、能力主義の時代になるのではないでしょうか・・・。
 今までは、終身雇用と年功序列で、学歴や肩書きや難しい試験に合格すると、エリートコースをまっしぐらって感じになっていましたけど(そうでもないと言う人もいるでしょうが・・・)、それではやっていけないので、方向転換を試みている会社が多くなっているのです
 この会社を首になったら、どこも雇ってくれない、そんな感じで、雇用を目的にして成り立つ感じの会社は、先が見えています。勤めている会社を首になっても、他でも充分にやっていけるから、困らない・・・→会社が将来生き残る為には、そんな人こそ、自分の会社で充分に能力を生かして頑張って欲しいって感じの関係になって行かざるを得ないのです・・・?!
 情報化社会の時代、新人を採用する時、国籍や学歴や性別や年齢に関係なく、やる気や協調性や独創性やいろんな能力を買われて採用されるケースが多くなっています。日本企業も、日本だけでは大きな市場が確保できないと悟ると、海外に進出しています。となると、英語が出来るのは普通になって、それ以外の能力も求められる感じになりつつあります。
 日本の場合、今まで開拓してこなかったイスラム圏だけでなく、インドへ進出することも、大きな課題になりつつあります。
 インドの人口は、中国に次ぎ、今や、10億人を超えています。先々、中国を確実に抜くと言われています。日本企業が中国に22.000社もあるのに、インドでは、まだ、800社しかありません。中国に住んでいる日本人が13万人もいるのに、インドにはまだ4.500人しかいません。中国や韓国やアメリカの企業は、積極的に、インドにどんどん進出しています。
 インドと言えば、今やIT産業で世界のトップを走っています。インドでは、カースト制度がまだ現存していますが・・・人口の2割は、富裕層なのです。12億×0.2もの数の人が(日本の倍)、富裕層なのです!
 それに、インド人は、とても親日的ですね・・・!

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060727/3

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子どものアレルギー・・・

2012-04-29 12:41:04 | Weblog
 小児科では、何らかのアレルギーを持った子どもさんが沢山来ます。アレルギー患者さんがこれ程までに多くなった理由は、一体、何なのでしょうか?
 アレルギーを持っている場合、どうしたらいいのでしょうか?その予防はどうしたらいいのでしょうか?・・・→親御さんからそんな質問を受けると、肝心の小児科医も、頭を抱え抱え込んでしまいます。
 そう言う私も、今まで、アレルギーの子どもさんを沢山診て、開業時も、(気管支喘息や細気管支炎などで)入院させてきているのですが・・・。
 アレルギーには、精神的なものも、かなり影響を与えているのではと思っているのですが・・・?!(しばしば入院していた子どもさんが、私がいなくなって、発作回数が少なくなっている・・・?!母親がイライラしていると、子どもの喘息発作による来院数が多くなる・・・?!)
 かって、ドイツは、東西に分かれていましたが・・・合併する前は、(家にゴミやダニが少なくて、生活水準の高い)西ドイツの方が、アレルギー患者さんは少ないに違いないと思われていました。しかし、実際は、全く、逆だったんですね。
 子どもがピーナツを口にして、時にアナフィラキシーショックになることは有名で、欧米では、かなり深刻な問題となっていますが・・・それに関する確かなデータ(エビデンス)として、イギリスとイスラエルで行われた次の調査があります。
 ピーナツを小さい時から与えている(イスラエルに住んでいるユダヤ人の)子どもと、ピーナツ・アレルギーを恐れて、少し大きくなってから与える様にしている(イギリスに住んでいるユダヤ人の)子どもでは、どちらがピーナツ・アレルギーの頻度が多いと思いますか?
 結果は、イスラエルに住むユダヤ人の子どもが0.17%で、イギリスに住むユダヤ人の子どもが1.85%と、10倍もの差があったのです!つまり、小さい時からピーナツを与えた方が少なかったのです。(・・・←乳幼児期の小さい時に、ピーナツをそのまま与えることは、気管支異物となって、禁忌となっています!)
 となると、抗原を避けて来た今までの治し方は、間違っていたのでしょうか?・・・→アメリカの小児科学会では、2000年にアレルギーを起こしやすい体質の場合は、ピーナッツや魚を食べさせるのを3歳まで待てばアレルギーにはならないと考えましたが、2008年には、これには科学的根拠が見出せないとのことで撤回していますが・・・。
 戦後、寄生虫の疾患がなくなり、食事の種類が変わって、アレルギーがどっと多くなっています。原因が、遺伝と環境が原因と考えると、遺伝が直ぐに変化することは考えにくいので、やはり、「大きな環境の変化」と考えられます。
 昔は、「卵」何て、それこそ高級品でした。「牛乳」が毎日飲める何て、贅沢過ぎるって感じでした。又、美味しいパンも、珍しかった時代でした。今や、アレルギーの原因として、乳幼児に多いのに、卵、牛乳、小麦とありますが・・・。
 最近、「皮膚を通して食物アレルギーが始まる」のではとの考えが台頭してきています。つまり、アレルギーがあるから「皮膚のバリア機能」が侵されるのではなくて(乾燥肌やアトピー性皮膚炎になるのではなくて)、バリア機能がやられていて、そこから入ったものが異物とみなされて、抗原となるとの考えです。
 口から入っていれば、抗原にならないのではとの考えです。既に、皮膚から抗原として入っていれば、それに対する抗体が出来上がっているので、その後、口から摂ると、アレルギー症状が出てしまうことになります。
 「減感作量法」と言って、昔から、医師の元に抗原を少しずつ体に入れて、慣らしていく方法があります。
 気管支喘息の子どもの場合、初め顔に湿疹、次に、上肢の皮膚に、更に、下肢の皮膚に、その内、鼻閉が起こり、とうとう喘鳴が起きて、気管支喘息になっている例を沢山診てきています。
 裏返して考えると・・・→初め、顔を床にくっつける為に顔の傷から湿疹が出来て、次に、手をしきりに動かす様になって、上肢に同じ様な湿疹が出来て、その後、足を動かしてアチコチ歩いて行く様になって、下肢に湿疹が出来て・・・→その湿疹がアレルギーの前兆(乾燥肌やアトピー性皮膚炎)だったのでしょうか?!(それに、昔は、乳児の気管支喘息、極めてマレでしたが・・・今は、多いですね・・・。しかし、今は、幸いなことに、ステロイド吸入などの普段からの治療法で、喘息重積発作で入院する子どもさんは、確実に少なくなっていますが・・・。私自身は、乳児への予防的ステロイド吸入は、あまり効かない感じがして、今まで、してきていませんが・・・)
 スキンケアの大切さを外来で昔から説明してはいましたが・・・それが今は、直接の原因(スキンケアをしなかったことでアレルギーになる?!)として疑われているのですね・・・?!!
 

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イスラム市場・・・

2012-04-28 11:40:56 | Weblog
 昨日(4月27日)の19:30から、NHKの「特報フロンティア」で、「イスラム市場にかける九州の企業の挑戦」の放映がありました。
 世界の人口の約6割は、アジアです。又、イスラム教徒は、将来、世界の3分の1近くになるとも言われています。(以前は、4分の1と言われていた様ですが・・・?!)
 イスラム教徒の一番多い国は、親日的なインドネシアです(イスラム教徒多くは、親日的です!)。アジアには、国民の大半がイスラム教徒で、経済成長が盛んな国が少なからずあります。
 そんな国に、日本の中小企業が、ハラール食品を造って輸出しようとしています。ハラール食品とは、神から食べることが許されたモノです。つまり、アルコールや豚肉などを含まれないものです。
 それに、日本製と言うことで、ダブルステイタスって感じにイスラムで受け取られることで、今から期待されているのです。
 又、「ハラール・ツアー」なるイスラム教徒ツアーが紹介されていました。実際に、マレーシアからの団体が、3泊4日で、奈良→京都→大阪→神戸と周っていました。通訳を付けたりするので、独り10万円と割高ですが、人気を確実に得ることが出来て、その後、目白押しに参加者の予定があっているとのことです。
 東日本大震災後に中国からの旅行客が激減して、やむなく、「ハラールツアー」を企画した小さな会社なのですが、将来有望ですね・・・!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB



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清州市・・・

2012-04-27 10:22:39 | Weblog
 「チョンジュ」に行きたい(カゴシッポヨ)と大きな声で日本語で言っても、韓国の人には、「全州市」の「チョンジュ(シ)」か、「清州市」の「チョンジュ(シ)」か、判断がつきません(市は、ハングルでも、シと発音します。)。運が悪いと、「清州」に行きたいのに、「仁川(インチョン)」空港から高速バスで「全州」に行ってしまうかも知れません。日本語では、「全州」と「清州」、発音が全く同じになるのです。
 それで、「チョンジュ」の前に「忠清北道」を付ければいいと、釜山でハングルを勉強していた時に、語学学校の先生から教わりました。
 この「清州市」、日本では、あまり知られていない感じですが・・・「清州市」との姉妹都市には、鳥取県の「鳥取市」と山梨県の「甲府市」がありますが・・・「清州市」は、周りが山に囲まれ、風光明媚な所にあり、仁川(インチョン)空港から高速バスで、東南の方向に100分程掛けて行った所です。
 韓国の真ん中にあるって感じで、人口65万人で、以前行った時には、雄大な自然に囲まれて、とても綺麗な素敵な街と言った印象でした。
 「清州市」は学者・研究者を多く輩出した「教育文化都市」として知られていて、7つもの大学があり、若者で活気に満ちています。又、印刷文化の発祥地としても有名です。
 10年半前(2001年の9月)に訪れた時には、その「清州古印刷博物館」を見学し、日本軍を迎え撃つ為の城塞を持った「上党山城(サンダンサンソン)」に登り、又、水質水温湧出量において韓国随一の「水安堡温泉(スアンボオンチョン)」にも入りました。
「くり料理」や「山菜料理」も有名なので、今度行った時には、じっくりとそれも堪能したいと思っています。

*清州市で宿泊するホテルのサイトがインターネット上であり、言語選択が、ハングル・日本語・英語・中国語などとあり、直接、日本からインターネットで簡単に予約が出来ました。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%A0%E6%B8%85%E5%8C%97%E9%81%93 

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/6348/kankoku-1.htm

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郷に入れば・・・

2012-04-26 13:31:38 | Weblog
 「郷に入れば、郷に従え・・・」って言葉がありますが・・・韓国に行って、韓国の人と接する場合、韓国での慣習などを前もって知っておかないといけませんね・・・。
 韓国へ初めて独り旅した時、あるレストランで、韓定食を初めに摂った時に、いろんな漬物が出てきて、その内のある漬物を食べ上げると、又、同じものが出されてきて、驚きました。まあ、これって、韓国のレストランでは普通なんでしょうが・・・。
 招待を受けた時、出された食事を(美味しかったのですが、自分には量が多過ぎて・・・)かなり残して気になっていたのですが・・・→韓国では、逆で、きれいに食べ上げるといけないそうで・・・。
 「JTBパブリッシング」出版の「すぐに使える韓国語」の本には、次に様に書かれていました。

1、目上の人より先に箸に手を付けたり、席を立ってはいけない。
2、目上の人とお酒を飲む時は、ちょっと横を向いて飲むこと。
3、女性が男性にお酌をしてはいけない。(夫婦や恋人同士は別)
4、相手が飲み終わってない時は、お酒のつぎ足しをしてはいけない。
5、ごはんと汁物はスプーンで、おかずは箸で食べる。
6、こはんや汁物の器をテーブルから持ち上げたり、直接口を付けたりしてはいけない。
7、食べ切れないほどの料理を出すのが韓国でのもてなしの流儀なので、残すことは失礼にならない。

 日本人の場合は、器を持って食べたり、食べ残さない様に食べるのが普通になっているので、韓国内では、そうしない様に頭にしっかりと入れておかないといけませんね。

 ところで、北朝鮮が今から2週間前後に核実験を起こす可能性があるとか、ソウルあたりにサイバー攻撃をもうすぐ行うとか言われていて、それがとても気になりますが・・・(韓国旅行中に、インターネットが使えなくなったり、放射能を浴びたり、局地戦争が起きるとなると、旅どころでなくなって・・・日本に帰れなくなったりでもしたら、大変ですが・・・!)。
 今の金正恩体制になって、賄賂の取り締まりが厳しくなり、庶民の暮らしが更に厳しくなっている様で、金正日時代を懐かしむ人が多くなっているとか・・・?!(金正日総書記の場合、民衆との距離がだんだん縮まっていたのに、金正恩体制になって、金正恩が軍部と密着してしまって、民衆とかなり離れてしまった感じですね・・・?!)

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漢方薬・・・

2012-04-25 15:15:26 | Weblog
 昨日(4月24日)のNHKのクローズアップ現代で、日本での「漢方」に付いての昨今の問題点が述べられていました。
 欧米でも利用される頻度が高まって、生薬が不足していて、それに伴い、漢方薬が高価になっていたり、品薄にっています。それで、中国から生薬を買うのでなく、日本国内で産生しようとする動きになっていますが・・・。
 それと、中国による中医学の世界への推進で、中国の中医学が世界の標準にしようとしていることで、日本漢方の存在が薄くなってしまうとの懸念があります。
 日本では、西洋医学に加えて、漢方薬を使っている医師は、年々多くなっています。産婦人科での更年期障害や外科の術後などには、漢方薬がなくてはならない存在になりつつあります。私の場合も、子どもの病気で、漢方薬がないとなると、ホント、困りますね・・・?!
 不思議な様に、西洋医学で治療が難しいケースで、漢方薬が威力を発揮しています。
 乳児の鼻詰まり・・・→西洋医学では、いいのがないのですが、麻黄湯で、改善例を沢山経験しています。
 (アレルギーの子やしばしば風邪を引く子の)体質改善・・・→小建中湯や黄耆建中湯や六味丸で、しばしば改善しています。
 熱に関しては、自分の場合、数種類の解熱剤をしばしば使っています。
 証を合わせることが大切ですが・・・急性胃腸炎の嘔吐の時は、五苓散の注腸で改善を見ています。
 西洋医学では、エビデンス(確かな化学的根拠)が問題となりますが・・・→証が合えば100%効き、証が合わなければ、効かないと言うことになります・・・中医学に関しては、中国での1000年以上の歴史があります。
 漢方薬でも副作用がありますが(証が合わないと)、西洋医学よりも少ないし、それに、安価です。今後、生薬が手に入りにくくなると、大変ですね。
 私の場合は、(中国の中医学の先生から教わったこともあり)中医学的考え方が主体ですが、日本漢方で大切にしている腹診などの見方も大切にして、漢方薬を使っています。
 漢方薬、今から、益々、患者さんに必要とされるのではないでしょうか。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3189_all.html
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/267
 

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韓 国・・・

2012-04-23 11:48:58 | Weblog
 ゴールデンウィーク中は、仕事を続けて、それが終われば直ぐに韓国の清州市に行くことになっています。
 韓国へは、今度で6回目となります。(今までに、オーストラリアは、3回、カナダとアメリカはそれぞれ2回)

「韓国渡航歴」
・1回目、1999年7月15日~7月17日(2泊3日)、大人数のツアーで観光でアチコチ。
・2回目、2001年5月18日~20日(2泊3日)、「浦項市」、茶道のメンバー14人で合同茶会。
・3回目、2001年9月20日~9月25日(5泊6日)、「清州市」で演奏。
・4回目、2004年12月9日~12月28日(19泊)、「釜山市」でハングル勉強(2つの学校に通う)
・5回目、2009年4月14日~4月18日(4泊5日)、「ソウル市」で妻と観光。
・6回目、2012年5月*日~**日(4泊5日)、「清州市」で演奏。

 1回目は、ツアーで、2回目は、茶道のグループで、そして、それ以外は、自分のペースで行ける個人旅行でしています。
 ハングルも、困らない程度で、最低限のコミュニケーションは、何とか・・・。
 韓国に行くと、その文化の違いに驚かされます(日本が失ったものに気付かされます)。ホームステイした家には、若い時の夫婦の大きなツーショット写真が飾られていました。家族の強い絆を感じますね。年長者を敬い、1歳でも年上だと、それなりに敬意を払ってくれます。韓国では、自分の父親や母親を、他人に紹介する時にも、「私のお父様が・・・」とか、「私のお母様が・・・」と言います。日本人が、「私の父が・・・」「私の母が・・・」と言うのが、韓国人にとっては、とても不自然に感じられる様です。韓国の男性には、とても辛い徴兵制の義務がありますよ(若い時に、陸軍が約2年2ヵ月、海軍が約2年6ヵ月、空軍が約3年程度?!)。
 韓国の人は、日本人以上に、私の演奏に反応してくれる感じです。それで、私も、そこで演奏することで、もっと元気になれる感じがしています。まあ、自分の為に行くって感じですが・・・。
 今、日本人の若い人では、英語以外に人気のある外国語は・・・→1番が「ハングル」(!)、2番が「フランス語」となっている様です。
 昨年から、テレビの「ハングル講座」と「フランス語講座」と「アラビア語」講座を毎回しっかりと録画して、勉強していますが・・・。(その内、モロッコなどのアラブ圏にも、個人的に行く予定にしていますが・・・)
 

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小児救急・・・

2012-04-22 11:55:26 | Weblog
 小児を扱う医師にとって、他の科以上に気を使うことは、「小児は急変し易い!」と言うことではないでしょうか。小さければ小さいほど、急変します。産まれてまもない新生児が、産まれた朝に元気でも、夕方、大変なことになっていても、不思議ではありません。良くなるのも早いのですが、悪くなるのも、実に早いのが小児の特徴です。
 私は、看護学生に、「カキクケコ」と教えています。「カ(仮死)・キ(気管支喘息)・ク(クループ)・ケ(けいれん)・コ(呼吸窮迫症候群)」で、それに、熱がなければ、腸重積症、熱があれば、髄膜炎。
 子どもの見方は、「機嫌」「顔つき」「食欲」「睡眠」で、熱があっても、嘔吐しても、咳があっても、自分の経験から、その4つの見方が基本になると思っています。
 「仮死」は、成熟児に、「呼吸窮迫症候群」は、未熟児に多く、「熱性けいれん」は、熱が上がる時に(3カ月未満の熱性けいれん、12歳以上の熱性けいれんは、まずないです!)多く、「クループ」や「気管支喘息」は、副交感神経が優位になる夜の2時~6時に、呼吸困難となることが多いかと思います。
 乳児で急にお腹を苦しがる感じになれば、「腸重積症」を、小さい子で熱があれば、常に、「髄膜炎」を疑って診ることが大切だと思っています。
 「腸重積症」は、「血便」「腹痛(間欠的疼痛)」「嘔吐」が3徴と言われますが、初期では、浣腸しても血便がなく、又、嘔吐もなくて、疼痛も、来院時に、はっきりしないこともあります。髄膜炎も、「発熱」「頭痛」「嘔吐」が3徴となっていますが、小さければ小さい程、初期では、何となく元気ないって感じにしか見えないこともあります。
 大切なことは、疑えば、(手遅れにならない様に、時間を決めてでも)経過をしっかりと診ることが大切だと思います。
 (*月20日(金)から常勤医が、学会参加の為に不在で、代わりに私が外来もしながら)、20日に、10か月の「クループ」の男児(私が主治医)が、2泊3日で退院しました。(専門医を維持する為には、学会に出席して、点数を稼がないといけないことになっています・・・私の場合は、小児科認定医を持っていたのですが、開業医でベッドを持っていたので、どうしても学会に行けなくて、更新出来ませんでしたが・・・)
 21日(土曜)には、3名の入院があり、夜の9時近くまで、病院にいて、経過を観察していました。
 8カ月の「けいれん」の(小児神経専門医により、癲癇と診断されている)男児(私が主治医)が、1泊で午前中に退院しました。入れ替わる様に、この日の午前中に、3歳の「(RSウイルス陽性の)気管支喘息」の男児が、入院しました。昼過ぎに、分娩室から急遽、要請があり、(羊水混濁があり、仮死の疑いがあり、20分以上泣かない)新生児が入院しました。やっと病棟が落ち着いたかなと思ったら、16時に、8歳の男児(自閉症があり、状態の把握が難しい)が、「気管支喘息(重積状態で)」で入院しました。
 正に、「カキクケコ」の疾患って感じで、深夜も気の抜けない感じで診ていますが・・・。
 *月22日(日)、朝、診察に行くと、新生児は、特に変わりなく元気で、又、気管支喘息の2人も、夜、よく眠れて、今朝の食事も半分以上摂っていました。この時の主治医の喜び、他の人には分かってもらえないでしょう・・・?!


http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060910/1
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060726/1
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20070407/2

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海外演奏・・・

2012-04-21 14:23:30 | Weblog
 今まで7カ国で海外演奏活動をしています。
1、1999年7月末に、佐伯市の姉妹都市のオーストラリアのグラッドストーン市に家族3人(長女と長男)で行き、学校で、篠笛・和太鼓演奏をし、フェスティバルでは、仕舞も舞いました。
2.2000年10月、カナダのトロント市に、「鼓舞龍」なる太鼓集団の一員として行き、篠笛・盆踊り太鼓を演奏しました。
3、2001年5月に、韓国との合同茶道の関係で、14名で韓国の浦項市に行き(ホームステイをし)、篠笛・和太鼓演奏をしました。
4、2001年の9月に、独りで清州市に行き、演奏活動をしました。
5、2003年12月、アメリカのホノルル市と佐伯市との友情都市の調印式でホノルル市に行き、演奏しました。
6、2004年9月、タイのチェンマイ市に1カ月半余滞在して、土曜の夕方に、サンデーマーケットで(路上で)演奏活動をしました。
7、2004年11月、ニュージーランドのオークランド市に1カ月滞在して、日本総領事館の援助で、学校中心に演奏活動をしました。
8、2005年1月、バングラデシュのダッカ市で、学校や施設で演奏活動しました。
9、2009年5月、オーストラリアのグラッドストーン市で、1カ月間、学校中心に演奏活動しました。
 そして、今年のゴールデンウィーク明けに、再び韓国の清州市に行って、演奏活動することになっています。韓国での演奏は、これで3回目になります。どんな感じになるのか、今から楽しみです(4カ所で演奏)。

↓(独りで演奏旅行に行った時の内容です。これで、独りでの演奏の自信が付きました!)
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/6348/kankoku-1.htm

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講義・・・

2012-04-20 12:31:58 | Weblog
 4月になった。いつもの様に、「上天草市立上天草看護専門学校」の講義が又始まりました。今週から35期生の「小児科学」が始まって、17日(火)と19日(木)に2年生に講義をしました。内容は、「染色体」と「新生児」。
 講義の後、ドッと疲れを感じます。講義は自分にとっては楽しいのですが・・・かなりのエネルギーを使っていると思われます・・・?!
 100分講義で、チャイムとほぼ同時に始め、初めの1時間近くは、スライド講義(講義の初めに、前もって内容を縮小したものを学生に配布)をし、3分前後休んでストレッチ体操を皆でして、その後、教科書を使って要点だけ説明して直ぐに20問の試験実施(毎回)。試験問題も、いつも少なからず、内容を変えている。その半分は、スライド試験。
 最後のチャイムが鳴る(12:00)と同時に、試験の解説が終わる感じになっている。
 で、40人程いると、後ろの方でコックリコックリしている人がいる。試験をしても(講義を聴いていれば、満点近く取れるはずの問題にしているつもりなのですが・・・)、6割取れない人がいる。そうかと思うと、満点の人も少なからずいる。
 そうだなあ・・・意欲の問題もあるかも知れないけど、教える側にも問題大いにありだなあ。この昔流のドイツ式の講義スタイル、やはり、もう、今の時代に合ってないと思いますが・・・お金がない関係で、改善は無理なのかなあ・・・?!
 日本での教育って、医学教育に限らず、学校教育もこんな感じに思えます。生徒は受け身です。与えられてそれを覚えるだけって感じで・・・。
 もっと少人数にして、教える側と教えられる側が常に目を合わせる感じにして、補助教員を増やし、生徒の興味を湧き立たせる感じの講義に出来ないものでしょうか・・・?!

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