日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

インフルエンザに紛れて・・・

2015-01-30 17:54:12 | Weblog
 平成27年1月30日(金)、17時過ぎに、9歳の男児が、咽頭痛で母親に連れられて来院。で、36度3分で、咳なし、頭痛なし、しかし、学校側から、インフルエンザの検査をして下さいと言われたとか・・・?!
 で、喉を見ると、溶連菌感染症の喉をしていて、インフルエンザの喉の所見でない。インフルエンザだと、咳があり、熱もあるはず。で、溶連菌感染症も、熱のあることが多いのだが、あまり典型的でない感じの溶連菌感染症も最近多くて・・・。
 で、外来で直ぐに検査をすると、バチッと線が出て、インフルエンザでなく、「溶連菌感染症」でした。
 今月になって、患者さん側が、てっきりインフルエンザではと思って来院して、溶連菌であったケース、数例あり。又、インフルエンザと溶連菌が一緒になった(共に、検査で陽性)ケースもあり!
 インフルエンザ大流行の時期、外来でいろんな事情で、喉を見ずして先に検査することもなきにしもあらずですが・・・→やはり、基本に戻って、問診をしっかりとして、喉をしっかりと診て、検査する必要がありますね。
 

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腹腔鏡下胆嚢摘出術

2015-01-27 20:46:39 | Weblog
手術の経過

入院1日目(20日、火曜日)…
 午後2時からのいつもの予防接種を終えて直ぐに自宅に戻って入院の用意をし(既に殆ど家内がしていたのですが)、16時に病院に行って受付をし、そのまま2階の2・・号室に行きました。
 そこで、入院の服に着替え、服のみで体重測定しました。66.5Kgありました。術後の血栓予防をする為に脚に履く「タイツサイズ」の測定をし、術後の呼吸障害が起きないようにと、「トリフロー」の扱い方の説明がありました。
 約束の時間の17時に、ドクターの丁寧な説明が30分近くありました。腹部に4つ穴を開け、その大きさは、5ミリが2つ、10ミリが1つ、30ミリが1つで、合計50ミリで、1番大きい30ミリは臍の部位と説明を受けました。
 13時15分に入室し、13時40分から執刀し、100分程要して15時20分に終わり、手術が終わって、麻酔から覚めてから、手術室からICUに行くことになるでしょうとのことでした。
 この日に病院から出された夕食は、まだ普通食でした。19時半によく眠れるようにとレンドルミンを1錠のみ、20時に、翌日の朝、便を出す為にプルゼニド3錠飲みました。

入院2日目(21日、水曜日)…
 この日は、父の命日でしたが、気が付いてなく、手術の日が決まった後に気が付きました。家内が術後に言うのに、この日の朝、見慣れない小さな鳥が自分の病室のベランダに1羽、ちょこんと留まっていたそうで、それは、私の(心配性の)父が心配になって来たのではないか?と言うのですが…。
 そんな事は他にもあり、私が生まれる直前に、母の母は、遠くの河内(ごうち)から大分まで駆け付けて、私が生まれる寸前に亡くなって、私は祖母の生まれ変わりだとしばしば両親から言われたことが何度かありましたが…。
 手術が気になって、夜よく眠れない状態で、朝8時過ぎに病院の前のアパートに帰って入浴して、9時前に戻って来て、10時半に浣腸してもらいました。
 点滴をして待っていると13時15分が変更になって13時からと言うことになり、13時0 5分から麻酔となり、麻酔剤を静注され、匂いのするガスを吸うと直ぐに眠った状態になって…13時28分から執刀して、14時38分に無事に手術が終わり(わずか70分間)…14時41分に抜管して、目が覚めると、明るい手術場で皆がこちらを向いていて、執刀医から何か言われたのですが覚えていなくて、14時50分に手術室を出ました。
 途中全然覚えてなく、目がパッチリと開いて気が付いた時、ICUで、仰向けになって、いろいろ身体に付けられていて、導尿された状態で、家内が傍にいました。
 後で家内から言われて思い出したのですが、ずっと私は家内に喋り続けていました。何を話したか覚えてないのですが…。

入院3日目(22日、木曜日)…
 長いこと眠っていたと思ったのですが、目が覚めて、時刻を看護師に尋ねると、0時でした。直ぐに又眠って、目覚めて、看護師に時刻を尋ねると2時でした。又直ぐに眠って、目覚めて、看護師に時刻を尋ねると今度は3時でした。次に目覚めたのは5時で、早く時間が経って欲しいなあと思いました。それからは、ずっと目覚めていましたが…。
 どこも痛くないのが不思議でした。その理由として、後で気が付きましたが、いろんな痛み止めを使っていて、特に、硬膜外からの麻酔剤であるマーカインをしてもらっていて(硬膜外鎮痛法)、それが大きく効いていたと思います。
 動けない状態で仰向けになったまま首を反らして見上げると、血圧や心拍数や呼吸数や酸素飽和度の数値が見れました。マーカインのせいでしょうか、術後の血圧は、高くありませんでした。肩が凝っていました。
 導尿カテーテルを9時半に抜いてもらいました。抜く時に恥ずかしい以上に痛かったです。ICUを10時前に出て、2・・号室に戻れて、ホッとしました。
 微量でのマーカインの持続注入を夕方までしました(硬膜外鎮痛法)。それをこの日の17時に止めるとどうでしょう、排尿が上手に出来ないのです。残尿感があるのに、排尿がうまく出来ないのです。そして、腹部の痛みが次第に出てきて、血圧の数値が明らかに高くなりました。
 午後は、錦織の2回戦の試合を見て楽しみました。レンドルミンを一錠飲んで、久々にグッスリ眠った感じになりました。
 後で内情を聞いて驚きました。肝臓との癒着がひどくて、肝臓の一部を切り取っていました。これ以上ひどく癒着してれば、腹腔鏡では無理だったとの事でした。胆嚢の壁も厚く、ここまで来るのにかなり年限を要した感じで、胆嚢は、3つの袋からなっていて、1番奥の袋と真ん中の袋にそれぞれ30×22mm、29×21mmの硬い立派な石があり、入口の袋には8×5mmの石とドロドロしたのがあり、先の2つの大き過ぎて、一度に出せずに難儀したようです。
 実は、私の父も、胆石の痛みで、しばしば苦しんでいました。肺炎で亡くなりましたが、亡くなる前、右の胸膜腔に溜まった水を(私と懇意にしている大学での同級生の)主治医が取っていました。私が思うに…胆石により胆嚢炎になっていて、それが引き金になって…(インフルエンザの予防接種はしていましたが)インフルエンザに罹患して、免疫力が落ちたところに胆嚢炎の細菌が肺に行き、細菌性肺炎→胸膜炎になったのではないだろうか…胆石さえなければ、もっと長生き出来た可能性があったのでは…同じ間違いをしないようにと、父が私に指南してくれたに違いありません。当病院のスタッフに感謝すると共に、亡き父に深く感謝です。

入院4日目(23日、金曜日)…
 咳をすると、真ん中の傷が痛みました。腹痛が強烈になってきました。何とか起き上がれて、何とか横になれる感じになりました。お腹に力が入ると、とても痛いのです。しかし、それと対照的に、排尿が時間が経つにつれて自然な感じで出来るようになりました。
 部屋を2階から4階の端にある4・・号室に移動しました。しっかりと二本の自分の足で歩いて行けました。この個室は、白内障で利用した時の部屋です。静かで景色が最高にいいのです。

入院5日目(24日、土曜日)…
 腹痛がまだひどい。この痛みは、やはり強烈です。しかし、その痛みの対処の仕方が上手に出来るようになりました。痛み止めを看護師から勧められましたが、使いませんでした。
 1日2回の抗生剤は、この日で終わりました(点滴がこの日の夜まででした)。
 この日の午後は、錦織のアメリカのジョンソンとの3回戦の試合を真剣に見ていました。初めのセットを最後まで粘ったのですが、奪われました。しかし、あと続けて3セットゆとりで取って勝ちました。強いなぁ。何か強いエネルギーをもらった感じになりました。
 点滴が取れた後に、前日の23時過ぎに生まれたベビーの診察を頼まれて、診察しました。

入院6日目(25日、日曜日)…
 午後1時から2時間の外出許可をもらって、(病院の前にある)自宅でシャワーを浴びてきました。この時、傷の写真も記念になると思ってしっかり撮りました。お腹の痛みもかなり軽減してきましたが、咳をすると、まだ強烈に痛いのです。わずか30分間自宅にいただけで、直ぐに病院に戻ってきました。
 血圧が朝は良かったのですが、夕方から上がり、上が170以上にもなり、心配になってきました。ACE阻害剤は飲んでいるのですが…もう一種類、足した方がいいのだろうか?(退院の翌日の28日に、循環器内科を受診し、カルシウム拮抗剤を追加して頂きました。)

入院7日目(26日、月曜日)…
 腹部の痛みが、次第に軽減してきました。1日1日、いや、朝昼晩とどんどん元気になっているのが自覚できました。
 10時からこの日に生まれたベビーの診察を頼まれてしました。赤ちゃんから気をもらった感じにもなりました。
 (予定していたことなのですが)12時半に、帝人の会社の人が、睡眠時無呼吸検査のための器具を持ってきました。で、それを21時前から付けてみることにしました。家内が私の無呼吸をとても心配しているので…。
 錦織が、スペインのフェレールに勝ちました。それも、6-3、6-3、6-3と連続3セット取りました。ベスト8に!真剣に見ている途中で、小児科と手術場の看護師さんが見舞いに来てくれて、綺麗なお花を頂きました。

入院8日目(27日、火曜日)…
 前日の20時35分から朝の5時35分まで睡眠時無呼吸を調べる器具を付け、朝、採血もしました。
 入院中、インフルエンザの大流行時期でもあったのに、コソコソっと、この日までに、医師が4人、看護師が6人、見舞いに来てくれました。
 Facebookでも、多くの人から励まされました。Facebookって、超便利ですね。
 退院の日のこの日は、家内の誕生日でした。誕生日プレゼントとして… → 1人で帰ってきてと言われました。で、独りで荷造りして、皆にお礼を言って帰りました。(実際は、花もあったので、2往復したのですが…)
 帰る時、病院で測った体重、ちょうど1キロ減ってました。(万歳!)

 今からの取り敢えずの目標…
1、血圧が上がらないように、運動を怠らない。
2、体重が増えないように、甘いものを食べ過ぎない。
3、ゆっくり、よく噛んで食べる。
4、前かがみの姿勢にならない。
5、あの世に行って、運良く、この世にたまたま戻れたと思って、多くのことに感謝して、今からを生き抜く。
 私のモットーは、誠実と寛容と感謝ですが、ある病院のモットーでは、誠実と機敏と笑顔でした。そうですね、今でしょって感じで機敏に動き、笑顔を絶やさないことも大切ですね。ニコニコ顔で、免疫力も確実に上がりますから!



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胆石手術(入院前日)・・・

2015-01-19 12:12:14 | Weblog
 明日(20)は、待望の(?!)入院日。明日の予定は、午後から子どもの予防接種があり、それが終わってから、16時に2階に入院し、明後日(21日)の午後、「胆石」の手術となっていますが・・・「腹部の脂肪があまり付いてなく、炎症所見もなく、腹腔鏡で、ゴボッと取ればいいだけだから、簡単簡単、直ぐ終わるよ・・・・」何て外科の(馴染みの)看護師さんが言ってくれたけど・・・→全身麻酔だし、やはり、ちょっといやかなり気になりますが・・・?!
 家内から、「眼科(の白内障の手術前)の時よりは、いいね。あの時は、ずっと緊張していて、(土日)どこにも行こうとしないんだから・・・」何て言われましたが・・・今回は、家内も私の落ち着きに納得している感じで・・・?!
 血液検査では、特に問題なかったのですが・・・私の場合、持病の「本態性高血圧症」がずっと続いて来ているので、左室肥大/左室拡張機能不全(軽度)と、循環器専門医から指摘されていました・・・→が、トレッドミル負荷心電図/NT-proBNPの検査の結果、手術OKとのことでした。
 ずっと気になっていた検査が一気に沢山出来て、良かったです!
 今の心境→まだ、ここで、医療を70歳になるまで、出来ればいいなあ・・・それからは、仕事量を次第に減らして行って、75歳まで仕事が出来ればホントいいなあ・・・?!
 で、退院の翌日(28日)の午後、帝切があって、付きますが・・・?!

https://www.youtube.com/watch?v=6T_jFEivDpc(←平成27年1月18日の午後、撮りました)







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続々・診療の合間に・・・

2015-01-15 17:50:40 | Weblog
 朝食は普通に摂りました。
 9時ちょっと前から外来診療を開始し・・・途中で、入院中のベビー(低出生体重児)のビリルビン値が(光線療法する場合の決められた)基準値よりもちょっと高かったので、光線療法を指示し・・・11:30直前に、点滴していた子どものSpO2の値があまり良くなく、検査もあまり良くなく、呼吸音も左右差がはっきりとあったので、外来点滴途中で天草地域医療センターに紹介し・・・
 その後、私の検査となりました。
 まず、胸部レントゲンを撮り→(造影剤入れる前の)CT検査をし→心電図検査をし→呼吸検査(結構、面白かったですが・・・)→循環器外来を受診しました。
 そこで、手術に耐えられるかどうかの心臓検査の指示をもらい(1月2日の空腹時の検体がまだ使えるとのことで、それで検査を追加してもらって)・・・「心臓エコー」と「トレッドミルの運動負荷試験」をしました。
 心臓の検査の前に、昼過ぎに産まれたベビーの診察の依頼があり、病棟に上がって、そのベビーの診察をしました。
 その後、「心臓エコー」の検査となりました・・・私が想像していた以上に時間が掛かって、異常所見があるのではと心配になっていたのですが、計測にいつもその位時間を要するとのことで・・・「トレッドミル」の検査は、運動をあまりしてない私には、ちょっとしんどかったのですが・・・循環器内科の先生が終わり頃に顔を出してくれて、数値を見て、「大丈夫、この値だと、心臓は、手術に充分に耐えられます・・・」と言ってもらえました。
 その後、15時から、(子どもの点滴が一番上手と言われている)外来(かつ手術場の)師長さんから、点滴してもらいました。で、その時に、同時に採血をして、造影剤を入れた点滴の開始となりました(←DICCT)。
 点滴中に、出血時間の検査をしました。検査技師の女性から、「子どもが食物アレルギーの検査でお世話になりました・・・先生には、まだここで頑張ってもらわないといけないので・・・」何て言われてしましました。
 造影剤100mlを1時間で入れた後、更に30分して、CT検査となりました。
 で、医局に帰ると、手術の主治医予定の外科医が、私のCTを見て、「22mm程の大きな石が2つありますね、造影剤は、しっかり周りまで入っていて、良く見えているし・・・総胆管には石はないですし、走行も、正常ですよ・・・」って感じで言われて、ホッとしました・・・!
 ずっと緊張をしていたせいでしょうか、ストレスでアドレナリンが上がって、血糖値が上がって、お腹がすきませんでしたが・・・?!
 (いつものパターンで)17時過ぎに、子どもが急患で来て、診ましたが・・・。
 いい話が他にもありました。私のいとこの子(私の母の実兄の子どもの子ども、小野正嗣)が、4回目にして、「芥川賞」をゲットしました。内情をそれなりに知っているだけに、とても嬉しかったです。

*写真は、私がこの日撮ったCT像で、造影剤に囲まれて、同心円状の石がくっきりと2つ見れますが・・・15年以上掛けて、コツコツと育ててきた石です。
 



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続・診療の合間に・・・

2015-01-14 13:50:01 | Weblog
 当院では、小児科受付11:30までとなっているのですが・・・11時15分に嘔吐が続いている兄弟が来院、それも、今日からの嘔吐でなく・・・脱水が疑われ、已む無く、二人とも点滴施行(上の子だけ検査をしていたので、その結果を、私の検査が終わってから、説明に行きましたが・・・)。
 そして、11:30直前にも、8カ月の乳児が鼻汁が長いこと止まらないと言うことで新患で来院、で、一応、その3人の診察を終えて、予定の内視鏡室に直行しました。
 服を着替えて、グリセリン浣腸をしてもらい、「出来れば、5分間待って出して!」と馴染みのナースから言われたのですが、我慢できずに1分間前後で排便開始・・・で、その後、1週間前に内視鏡をしてもらった同じ(手先の器用な)外科医から、場所を変えて、又、内視鏡検査をしてもらいました。
 以前に他の病院でした時、とてもきつかったのですが、今回は、楽勝って感じで、きつい思いは、全くありませんでした。胃内視鏡同様にスムーズに出来ました。
 で、診断名は、「問題ありませんでした」となっていて、「所見」には、「ポリープや憩室や炎症所見などない」と記載されていました。
 万歳って感じでした。又、この検査の前に、1週間前にしたピロリ菌の呼気検査の結果が出ていて、数字が0.6で、正常となっていました。これも、万万歳って感じでした。
 明日は、造影剤を入れてCT検査をします。その後、手術前なので、呼吸器系と循環器系などの検査もあるみたいですが・・・。
 親族に、大腸ガンの人がいて、8年ほど、大腸の検査をしてなかったので、気になっていましたが・・・これで、数年間は、一応、一安心かな・・・?!
 突発性難聴で、頭のMRIもしたし、腹部エコー検査もしたし、胃も大腸も検査したし、明日は、DICCTで、CTの検査もするし・・・いろいろ検査が出来て、これって、怪我の功名ってことかなあ・・・?!
 ピロリ菌を退治すれば、胃がんが確実に少なくなるみたいだし、大腸がんのポリープは、直ぐには大きくならないので、時々、検査しておけばいいし、肝がんは、C型に関しては、いい薬が出来ているし、B型も、進行しないいい薬が出来ているし・・・こんな感じで、日本人に多いがん疾患で少なくなっていくのかなあ・・・?!(どっちみち、高齢になればなる程、何らかの癌にはなることは、避けられないのでしょうが・・・?!)
 しかし、日本人の80歳以上は、現在、4人に1人が認知症とのことで、この対策が深刻になるかなあ・・・?!
 

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診療の合間に・・・

2015-01-09 15:40:46 | Weblog
 1月7日(水)、昨年の抗生剤投与後のピロリ菌の検査をしました。朝から何も摂らず、8:45に呼気を取り、薬を1錠飲んで、左側仰位で5分間横になって、その後、15分座って、再び呼気を取りました。外注なので、結果は1週間後に判明するとのことで・・・原理は、ピロリ菌がまだいれば、それが二酸化炭素を出すので、解るとのことですが・・・。
 で、私がいつも服用している血圧の薬(ACE阻害剤)と抗ロイコトリエン剤を飲んで、水分だけ摂って、いつもの小児科での外来診療を開始しました。
 で、11:20に腹痛で12歳の女児が来院し・・・尿路感染症か腸間膜リンパ節か細菌性腸炎か、鑑別が難しく、已む無く、尿と血液の検査をして、結果は、15時にと言うことで、外来を後にして・・・→直ぐに、内視鏡室に行って、私の検査をしてもらいました。
 鼻から入れるつもりにしていたのですが、どうも、口から入れた方がよく見えるらしく、それに、時に、鼻から入れても上手く入らずに、口から入れ直す人もいるとの(親しくしている)ナースの一言で、口からしてもらうことにしました。
 で、(泡が消える為の)100ml程の液を飲んだ後に、キシロカインのスプレー入念に2回してもらった後に、ジアゼパムを静注してもらって、ウトウトで、5分間(自分には、1分間ほどにしか思えなかったのですが)、極めてスムーズに内視鏡を入れて検査をしてもらいました。
 胃の内視鏡の検査としては、今までで一番楽な検査で、これだと、毎年してもらってもいいかなあと思いました。(←とても上手で・・・何せ、この外科のドクターの場合、趣味が、家具などを造って、それを製品として買ってもらっている程の手先の器用なドクターですから・・・?!)。
 報告書には、診断名として、「慢性萎縮性びらん性胃炎」「裂孔ヘルニア2度」と記載され、その具体的な内容が詳しく書かれていました。
 で、起き上がって、少しフラフラしている状態になっているのに、救急隊から電話が掛かって来て、「熱性けいれん」の子どもをそこに搬送していいかとのことでしたが、この状態ではまずいと思って、一応、断りましたが・・・。
 独り小児科医だと、自分の健康管理も、診療に追われて、難儀しますね。
 一応、1月14日(木)の午前中の診療をした後、内視鏡での大腸検査、翌日の15日(木)の午後には、DIC-CT(drip infusion cholangiographic-computed tomography 点滴静注胆嚢造影CT)の検査となっていますが・・・。
 (胆石手術前で・・・これは、願ってもないいいチャンスだと思って・・・気になっていた検査を積極的にしていますが・・・)

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35年間の年末年始の小児時間外統計12172名

2015-01-04 14:24:46 | Weblog

 毎年、何故か飽きもせずに、「年末・年始の統計」をずっと執り続けています。
 これを見ると、その時の状況が否が応でも思い出されます。
 研修医時代の「宮崎県立宮崎病院」の時や、「宮崎医科大学附属病院」小児科病棟では、年末・年始、医師も少なくて、紹介も多くて、大変だったのを覚えています。
 「西田病院」では、新生児・未熟児も沢山抱えていて、正に、睡眠不足との闘いでした(年間500近くのお産あり)。19床の設備を持っての「たはら医院」開業の時には、趣味にも没頭して、それなりにマイペースで息抜きが出来ていましたが・・・?!
 大川市の「高木病院」では、5人だったので、皆で協力し合って、まあ、少し楽な気持ちでしたが(新生児での救急は、多くありませんでした)・・・「天心堂へつぎ病院」では、実質、時間外は独り担当だったので、忙しかったです。特に、平成15年の1月1日は、83人も来て、それを私独りで休むことなくフラフラになってしていたことを覚えています。
 「上天草市立上天草総合病院」では、小児科医師は、私独りですが・・・当直の先生がとても協力的で、患者さんも、(来る時間を守ってくれて)とても協力的で、楽ですね・・・(感謝)。
 これも、自分がまだ健康だからこそ出来ることですが・・・。
 数としては、昨年よりも4名少なかったのですが・・・早期産になりそうなベビーがいて、それで、年末年始、ずっとそれなりに気を付かっていましたが・・・(新生児・未熟児を持っていると、それなりに、大変ですね・・・)。
 当院の場合、10年以上、12月30日と1月2日の午前中は、普通診療となっていて(医療費も、平日扱いで)、正確には、それを除くべきですが、ずっと入れて統計を取って来ているので、その数も加えています。
 昨日(3日)には、高戸神社に参りました。昨年のお礼を言い、今年も、家内安全を見守って下さいと祈りました。上から見ていただけるだけで、私にとっては、とても有難いことです。

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胆石症・・・

2015-01-02 18:15:36 | Weblog
 1月1日の夕方に、胸やけがする感じがして・・・夕食を遅く摂りました。
 で、21時過ぎから、腹痛があり(嘔吐なし)、次第にそれが強くなって来て・・・→(今流行のウイルス性急性胃腸炎かなとも思うも、何故、嘔吐がないのかと思いながら・・・)手持ちの「五苓散」やマーズレンSを服用しましたが・・・全く効かない感じでした。
 深夜0時過ぎても変わらず・・・痛みは、臍の上、ほぼ中央で・・・聴診器で聴いてみると、蠕動運動が亢進している感じで(グル音亢進)、打診すると、ポンポンとガスがたまった時の音で(鼓音)・・・心臓は、どうもない感じで(自宅に血圧計あるも測らず)・・・いつもの胃もたれと思いながらも、過去に「逆流性食道炎」があったので、それかなとも思い・・・?!
 今までも、こんな感じの出来ごとが時々あっても、しばらくすると完全に軽快していましたが・・・今回は、違っていて・・・深夜2時過ぎても軽快せず・・・家内から、病院に掛かったらと言われるも、正月の深夜で申し訳ないと思って我慢して・・・その痛み、それから1~2時間続いたでしょうか・・・→
 朝になると、いつもの様に元気になりました。でも、心配になって、(絶食状態で)外科の先生に相談すると、直ぐに、採血と超音波となりました。
 診療の合間に(←この日、昼までに16名来院・・・その患児を診察しながら)検査をし・・・→その結果、胆嚢に石が4つあり、しかも、その中で最も大きいのは、20mmもありました。ナルホドと思いました。
 今後の予定では、1月15日に詳しい検査をして、1月28日(水)に手術となりそうです。(←全身麻酔で)
 まあ、いつかはこんな日が来るとは思っていたのですが・・・今まで、胃痙攣や胃もたれと思っていた疾患は、これだったのかも知れません。何せ、15年前から、福岡の大川市にある高木病院での検診で、エコーをして、胆石が既に2つ、指摘されていましたから・・・→それがずっと気にはなっていましたが(←私の父も胆石持ちでしたが・・・)、症状が出ないので(←実際は、しばしば、サインが出ていたのですが・・・)大丈夫と思って、しっかりとフォローしていませんでした。
 昨年は、白内障の手術、今年は、早々と、胆石の手術となりました。気は、まだ、若いつもりですが、体力は、次第に低下して行きますね・・・。

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インフルエンザ雑感・・・

2015-01-01 13:34:57 | Weblog


 あけましておめでとうございます。
 平成27年1月1日、朝、雪が少し降っていて、龍ヶ岳も、少しだけ雪化粧でした。天草も、当然、寒いです。
 外来で、地元の大きな子(14歳男児)が発熱と咽頭痛で来院して(31日の夕方にも来院して、溶連菌感染症かインフルエンザか分からない状態でしたが・・・抗生剤を投与せずに様子を見ていて)、今日は、検査をして、インフルエンザの検査で、A型での線がうっすらと出ました(予防接種済み)。それまで、12月になって、何人かインフルエンザの検査をしてきたのですが、他の所から来た人では、時々、陽性の反応が出ていましたが、地元の子ども達は、全て陰性で、陽性は、今回が初めてでした。
 今から、この近くで、インフルエンザが流行しそうですが・・・学校が休みなので、学校が始まってからが本格的になるのでしょうか・・・?!(←流行を防ぐ意味で、隔離が極めて効果的ですね・・・ワクチンもいいいでしょうが・・・?!)。
 疑えば、全てにインフルエンザの検査をすると言うことではなく、又、インフルエンザだからと言うことで、全てに、タミフルなどの特効薬を上げることなく・・・毎日、救急をすることで、それなりに対応していますが・・・10歳以上だと、葛根湯(2日前後)→柴胡各桂枝湯(3日間)だけで、終わることが多いのですが・・・。
 (漢方薬は、薬局でも全く同じものが買えますが・・・葛根湯は、とても小さい子や虚の人や高齢者や心臓病の人や汗を沢山かく人には、勧められませんが・・・それに、シナモンアレルギーのある人には、柴胡桂枝湯で、発疹が副作用として出ることもありますが・・・!)
 経験的に、葛根湯を上げていると、中耳炎や副鼻腔炎になることが少ない様に思えます(葛根湯に殺菌作用があるのでしょうか?!)。又、葛根湯は、出来るだけ早めに与えていた方が効きますね(←証があっていれば)。
 鼻水を止める意味でのペリアクチンなどの抗ヒスタミン剤や、咳を止める意味でのメジコンなどの鎮咳剤は、却って、痰を切れにくくしている感じがしていますし(線毛運動を妨げる?!)、抗生剤を初めから与えるのも、私にとっては、極めて懐疑的です。
 抗生剤を上げると、善玉の腸内細菌も死んで、免疫力が低下することになるのではと思っていますし(そうでなくても、インフルエンザ罹患後に免疫力が低下しているのですが)・・・もしも、仕方なく抗生剤を使用した場合、しばしば、免疫力を上げる意味で、抗生剤投与後に、(3日ほど)柴胡桂枝湯を上げることもいいのではと思ってますが・・・。
 時に、早く治したいので、点滴お願いします・・・何て言われることもありますが・・・?!
 昔は、インフルエンザの診断キットもなく、特効薬もありませんでしたが・・・インフルエンザに掛かったら、自分がこじれない様に、又、周りも伝染させない様にと、安静にし、食事もしっかりと病態に応じて摂ることが大切ですね。(←当たり前のことなんですが・・・?!)

*写真は、元旦に撮った龍ヶ岳

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