日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

マスコミの責任

2008-12-31 11:30:15 | Weblog
 民放のテレビで、医師不足を上げていた。その中で、産科・小児科の医師不足を強調していた。確かに、産婦人科医になる人は次第に少なくなりつつあり、特に、産婦人科を有する病院の数も、少なくなっている。で、小児科も、そんな感じに言われる。
 いや、ちょっと待って欲しい。確かに、小児科を有する病院の数は(集約化の影響もあり)少なくなっているが、小児科勤務医数は、さほど減ってはなく、若い人で小児科医になりたい人の数は、むしろやや増加しているのだ。
 しかし、報道では、産科医も小児科医も少なくなって、その内、日本からいなくなってしまうって感じに言われている様にも思えるけど。→報道が正確でないです。
 又、訴訟の問題にしても、産婦人科も小児科も多いとなっているが、小児科の場合は、訴訟までなっているケースは、他の多い科と比べて明らかに少ない。
 もっと問題にして欲しいことがある。小児科では、自分のことを考えても、親御さんとのトラブル、訴訟までは行かなくても、多いと思う。親に注意が出来ない、理不尽なことを言われる、医者の指示に従わないなどで、多くのやる気のある小児科医が疲弊しているのは、確かなこと。
 それに、小児科の点数が低い。これって、ずっと昔から言われていることだが。小児病院の多くは、赤字で、小児科で入院設備を持っているのは、公が7割で、他の科とは逆の比率になっている。
 国は、子どもの医療にお金を出し渋り、忙しさでトラブルがあっても、小児科医個人の責任になすりつける。金、人、そして、その二つを結びつけるシステムが、ちゃんとなされてきていない。
 マスコミは、産科や小児科のしんどさを強調して、せっかく産科や小児科医になろうとしている人の意欲までも奪いかねない報道をしている。マスコミの責任、大きいと思いますけど。
 




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天国と地獄

2008-12-30 13:36:27 | Weblog
 民放のテレビで、「天国と地獄」の映画が一昨日あった。午後2時から約2時間半の内容だった。
 昔は白黒映画で、初め次兄と一緒に行って、観客が立ったままで混み合う感じで沢山いた中で、内容がよく分からなかったのを覚えている。その後も、テレビで何度が見た記憶がある。
 今回は、スタッフもガラッと変わり、犯人は、研修医であった。ちょうどこの時勢にテレビ局も合うと思ったのだろうか。
 昔の犯人は、インターン生だった。インターン生は、卒業しても無給だった。インターン生の切り詰めた質素な生活と違って、靴屋の社長の家は、犯人のみすぼらしい住まいからよく見える高い丘の上にあった。犯人にとっては、羨望の的だった。それが誘因になっての誘拐犯行でとなった。
 自分の時には、既に、インターン闘争が終わった時点で、先輩の中には、国家試験をボイコットした人を何人か知っている。
 自分の場合でも、医師に成り立ての頃の忙しさは、今考えても、尋常ではなかった。朝から晩まで働いても、年俸100万に満たなかった。それでも、昔のインターン生よりはいいと思っていた。それが、今では、卒後のスーパーローテートの研修医の給料、月30万になっているが、・・・それでも、仕事の量や責任の重さや訴訟を考えると、首をかしげたくなるケースが多い。大学だと、それ以後に大学勤務のドクターの場合、大学からもらえる給料が、(文部教官は別にして)それ以下の例が多いとのことだが。
 いつになったら、改善されるのかなあ・・・?

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空白を作る

2008-12-29 10:00:40 | Weblog
 昨晩遅くに、羽生4冠と渡辺竜王の7番勝負での両者の内容が民放のテレビであっていて、真剣に見ていた。
 4戦では、3連勝して羽生さんがコップの水を飲んでいる時に、将棋盤を見つめて半ば諦めかけていた渡辺さんの表情が急に変わったのがよく分かった。終了5分前まで、渡辺さん自身、自分の負けと思っていたらしい。羽生さんも、そして、多くの関係者が、羽生さんの勝ちと思っていたらしい。何せ、渡辺さんの王は、敵陣内で、ポツンといて、グルッと囲まれている訳だから。
 そんな中で、羽生さんがコップを取って水をググッと飲んだ時に、絶体絶命の渡辺さんの王が、相手の歩では、詰められないことに気が付いた。で、かろうじて勝てた。
 で、その後、奇跡の3勝3敗となり、最後の7番勝負は、8時間の持ち時間を使い果たし、両者疲れ切った感じで、先が読めない感じで、渡辺氏が勝った。
 渡辺氏は、あの羽生さんに4連勝も出来て、これは、夢ではないか・・・と言っていた。
 羽生さんは、集中する為には、空白を作る必要があると言われた。
 余りにも忙しい時には、先が見えなくなることがある。忙しさの為に、冷静さが失われることがある。どんなに忙しくても、ゆとりは大切だ。しかし、凡人には、何も考えない様にすることって難しいなあ。
 今回、永世竜王を逃したが、羽生さんのこの言葉、「集中する為には、空白を作る必要がある」、極めて含蓄のある一言だなあと思った。


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今年の教訓

2008-12-28 18:28:10 | Weblog
 アメリカのサブプライムローン問題に端を発して、あれよあれよと言う間に、その余波が全世界を覆い尽くした感じだ。アメリカだけでなく、ユーロ圏も共産圏もイスラム圏も、予想以上に波が押し寄せた。
 そんな中で、日本だけが円高だ。日本の責任は大きいと思うのだが、日本は、政局不安定。経済大国の日本が、こんなことでいいのかなあ・・・。
 南米のベネズエラの大統領は、アメリカ対決をあらわに打ち出し、憲法まで変えて大統領を続け様としているし、アメリカの不景気は、底知れず、ヨーロッパもそれに追従し、北朝鮮の金正日の動向も不明で、韓国や中国での失業問題は極めて深刻となっている。アフガニスタンのタリバンの動きだけでなく、インドとパキスタンの関係も不穏で、アフリカでは、無政府状態のソマリアの海賊が横行している。
 そんな中で、アメリカの民主党のオバマ氏の登場は、明るいと言うか、彼の動きが、大きな鍵を握っている様にも思える。
 日本の戦後の復興は、朝鮮戦争による所が大きいと思う。アメリカが、戦争をせずに、むしろ、軍備を縮小する感じで、経済復興できるかどうかが、今からの最大の注目点だと思う。
 100年に一度の世界不況の状態になっている。今の世界は、鉄のカーテン状態では、成り立たない。全てが複雑に強く絡み合って成り立っているのだ。
 強い国際協調がなされる必要がある。渦を転じて福となる感じで、この難局を多く国が、国境を越えた感じで、多くの人の力で、乗り切って欲しい。


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年末年始の日本文化

2008-12-27 11:07:36 | Weblog
 円高にも拘わらず、日本で年末年始を過ごす為に来日している外国の人がいる。今日の朝のテレビでの内容。100人に尋ねたところ、一番見たいことや経験したことの順位は、1、初詣で、2、初日の出、3、筑地市場、4、おせち料理、5、上野となっている。
 これ正に日本独特の伝統文化だ。外国の人が、和服を身に付け、刀を持って大層満足している。もちつきをして喜んでいる。
 忘年会や正月の行事、ホント、日本独特だと思います。自分にしても、いつも、神社に参っていて、祈願している。それをしないと、何となく落ち着かないのだ。又、正月の料理を食べて、何となく、年始の気分を味わう感じになっている。
 来年は、どっちみち総選挙がある。政治は変わっても、独特な日本文化は、根強く継続されていって欲しいなあ。

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忘年会

2008-12-26 08:59:32 | Weblog
 昨日は、午前中外来もあり、インフルエンザの予防接種あり、18:30から病院の年忘れ忘年会があった。
 11月の初めより週2回施行してきた(子どもの)インフルエンザの予防接種の最終日とあって、16時前から始めたが、終わったのが19時前で、その数、73名。
 子ども予防接種は、結構手を取る。問診して、診察する。既に軽い咳や鼻水で来ている人も多く、薬も下さい、注射もして下さいって感じになり、それなりに時間を取られる。水痘などをしていると、治癒後1カ月間は、原則的に出来ない。問診票に問診のチェックの結果を書き、体温を確認し、打てるかどうかを記載し、自分のサインを2カ所に記入する。又、外来のカルテにも、診察の所見と打てるかどうかを記載し、打つ量と部位も記載して自分のサインも書き、更に、母子手帳にも、量と部位とサインを記載。しかも、それを医師が全てコンピューターに入れ込んでいるのだ。このコンピューターの操作、セットを作ってはいるが、結構時間を取る。
 子どもの場合は、乳児が0.1ml、5歳までが0.2ml、12歳までが0.3ml、13歳からは大人量。間違えないようにと気を使う。大きな子どもも痩せている子どもも、年齢のみで分けて打っていながら、ちょっとは体重も考慮した方がいいのではとつい思ってしまう。
 自分の場合、初め左に打ち、2回目は右に一応打っている。兄姉だと、年齢の大きな子から打っている。13歳からの子どもの時は、利き腕がどちらか尋ねて、利き腕でない方に打っている。
 年齢に応じて、こちらの対応の仕方も違う。2歳初めまでの子どもの場合は、やはり、泣かれてしまうこと多いが、(子どもと顔見知りになっている関係でか)泣かれなくて終わることも多くなっている。又、子どもの場合は、不意に動くので、打つ直前にしっかりと看護師さんから固定してもらうことも大切。
 で、結構疲れた感じで、忘年会に行った。食事がまだ残っていて、美味しく食べたが、もう、太鼓を打つ元気なく、「先生、太鼓は?」」と尋ねられるも、「もう、今年は打ちません」と返答。それでも、最後の方で、副院長から、「先生、例のモノ、持ってきていますか?」と尋ねられ、(こういうこともあろうかと思っていたので、いつもの調子で笛と拍子木ひょうしぎを服の中にしまっていたので)、「もちろんです」と返事をして、最後に、私が、ジングルベルの曲を笛で吹いて、一本締めをして終わりになった。

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何故行動に移せるのか・・・?!

2008-12-25 09:34:48 | Weblog
 渡辺喜美氏が、衆議院解散・総選挙の決議案に、自民党の中で独りだけ野党に賛成して戒告になっていて、今日の朝ズバに出演していた。戒告は、除名を一番ひどい段階として、8段階の内で2番目に軽い。で、当の本人は、肩透かしって感じと言われていたが(もっとひどい処罰を予想していたのでは)、自民党本部のその処分の早さに驚いている。
 これ程渡辺氏が強く出れるのは、やはり、国民(世論)がバックにいると思っているからではないだろうか。宮崎県の東国原知事や大阪府の橋下知事も、あれ程大きく出れるのも、このバックがあってのことだと思う。
 昨晩、ビートたけしが東条英機になっての第二次大戦に入る前でのやりとりのドラマがあっていたが(最後までちゃんと見なかったが)、そのドラマの中で、
 ・・・政府の方針として、次の3つがあった。1、臥薪嘗胆の気構えで国民に我慢を強いる、2、直ぐに開戦する、3、いざという時でも戦争できる体制に持って行きながらも外交を積極的に勧めて行く・・・
 で、陸軍の方が、シナ(中国)で成果が上がらず(1年で切り上げるはずが、5年経っても泥沼化している感じになっていて)、海軍はホントは戦争したくなかった感じであったのだが、陸軍の予算の分を減らして海軍により沢山もらえる感じになったものだから、陸軍同様に開戦賛成の意見となってしまった。
 山本五十六や東条英機首相は、出来れば戦争を避けて外交で行きたかったのだが、・・・マスコミは戦争を駆り立て、中国での泥沼化で多くの日本人の生活が苦しくなっていて、世論が戦争を容認する感じになっていて?、開戦と言うことになってしまったって感じにもドラマを見ていて思ってしまったが。
 第二次世界大戦の責任者の張本人は誰なのか、ずっと疑問に思ってきたが、このドラマを見る限りでは、もちろん軍部も責任あり、国民から選ばれた政治家もそれなりに責任はあるけど、やはり、マスコミと世論の力は大きいのではと思った。
 今の日本、もう、前の選挙から3回目の総理なのに、その間に衆議院の総選挙が一回もない。これって、どう考えても不自然。そして、与党も野党も選挙で勝つことを一番に主眼に置いている感じに思えてならない。渡辺氏が言う様に、今は、党派を超えて、一致団結することガ大切なのだ。
 国会議員は、国民の為にあって、政党の為にあるのではない、・・・この渡辺氏の発言に拍手。

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内藤大助・・・

2008-12-24 09:51:27 | Weblog
 昨晩は、内藤大助の4度目の防衛戦を見た。
 WBC世界フライ級タイトルマッチで、内藤大助が、山口真吾を11回1分11秒でTKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。これで、自身の持つ世界王座日本人最年長防衛記録を34歳3か月23日に伸ばし、今までの内藤の戦績は34勝(22KO)2敗3分けとなった。
 今日、みのもんたの朝ズバに母親と一緒に出演していた。
 彼は、小さな体で虐めに合い、そんないじめっ子に虐められない為に軽い気持ちでジムに通い、それがきっかけで世界チャンピオンにまでなり、彼自身がそれで驚いている。経済的な苦労も沢山している。
 亀田興毅の反則を寛容の気持ちで悪く言わなくてスゴイなと思っていたが、今回も、虐められた友達がファンになってくれていると言うことに対しての喜びを語っていた。 自分に厳しく他人に寛容で、多くの人に感謝し、又、ファンの為にいい試合をすることを心掛け、それに、自分はチャンピオンだと言う奢りが全くない。
 これ、政治家も見習って欲しいなあ。
 私も、もちろん、見習わないといけいないですけど。


 挑戦者も、不利のまま11回までよく頑張ったと思う。壮烈な撃ち合いだった。又、挑戦者も、家庭もあり、それなりに苦労もしているので、勝たせてあげたかったが、しかし、プロの勝負の世界は厳しく、結果が全てで、勝った者が強いと言うことになる。

 勝ったチャンピオンの内藤にしても、人知れずの涙ぐまい苦労があるし、危険も伴い、いつかは破れる運命にあるし、それなりに大変なのだ。


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年賀状・・・

2008-12-23 17:23:29 | Weblog
 今日は休みで、本格的に年賀状を書いた。まだ残っているが、大半を書き上げて、111通をポストに入れた。
 隣の韓国では、きちっとこんな感じで年賀状が元旦に来ることはない。韓国から年賀状が正月前に来ていて、初め不思議に思っていたが、日本が異常であることにその後気が付いた。郵便局もそれで大変だ。日本とって、年末年始は、特に12月31日と1月1~3日は、特別な意味を持っている感じだ。
 年末年始に日本人がごっそりと移動する。ゴールデンウィークやお盆にも、日本人がごっそりと移動するが、年末年始ほどでない。何せ、年末年始は、官公庁だけでなく、多くの箇所がストップだ。しかも、今年は、12月27日が土曜の為に、そして、1月4日が日曜な為に、9連休にもなっている所が多いのだ。この不景気の時代、これで被害を被っている人が、想像以上に多いはず。
 過去を振り返って自分を見ると、12月31日の大晦日には、毎年NHKの紅白歌合戦を真剣に見ていた記憶がある。それを見終えて、新年が迎えられる感じに思っていた。しかし、今は、そんな執着心がなくて、他の番組を途中で見ることの方が多くなっている。何故かなあ。又、正月には、遅く起きて、コタツに入って、テレビ見ながら、ミカンを食べて、雑煮を食べ、年賀状を楽しみにしていたなあ。
 今回、年賀状、書きながら思った。会うことなく、電話することなく、ずっとこれだけの関係の人が次第に多くなってきている感じだ。長いこと会っていないので、もう、昔の顔でないかも知れないのに。いつも職場で会っているのに、年賀状を書く間柄もある。これって、建前の関係なのかなあ。相手によって、ちゃんや君や殿や様や先生などと、使い分けている。日本語の使い方って、難しいなあ。 年賀状、多分来るだろうと思って出しても来なくて、反対に、もう来ないだろうと思って出さないと来たり、又、来ないと分かっていても毎年出しているケースや、来ても決して一度も出さないケースもある。
 たかが年賀状、されど年賀状かな。

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医療再建→番組再建?

2008-12-22 09:37:26 | Weblog
 昨晩、NHKで、21:00~22:50近くまで、延々と「医療再建」の番組をしていた。で、一応全て見た。
 現場の医師が出席していて、いろんな生の意見が交わされるだろうと期待していたのだが、最後まで、そんな感じの激論は少なかったかな。
 小児科の現場の姿が初めの30分間程を占めていたかな。派遣を断られた町の町長が、昭和大学に行って小児科医の派遣をお願いするシーンがあったが、大学も厳しいので送れないと小児科の教授が断る。初め小児科医にてっきりなろうとしていた研修医が、スーパーローテートの研修をしていく内にそれが現実離れしていることを知って、考えが変わっている。
 何か、焦点がぼけている感じがするけど。
 小児科医になりたい医師は結構多いと思う。しかし、今現実に直面してる問題として、救急に携わる小児科勤務医の数が少ない、親の対応が(時にモンスター的な親御さんもいて)難しい、訴訟が怖い、採算が合わない、小児の特殊性で急変するのでしばしば診ておかないといけない、まとまった休みが取れない、家庭生活と両立しないなどだ。
 それ等を改善する対策は、行政がやる気になれば、ある程度は出来ると思う。しかし、今までなされていなくて、多くの小児科医が、肉体的にも精神的にも疲弊して、病院を去っている。事実、私がそうであった。
 もう、犠牲的精神で医療を支えようとしても、無理なのだ。現実に、忙しい科の先生達は、体を壊している。そんな時、誰も体を守ってくれない。自分で責任を取るしかない、→自己責任となっている。事実、私も若くして、睡眠不足とストレスで30台の初めにして、既に心電図に変化が起き、血圧が上がっていた(それ以後、ずっと降圧剤を服用しているが)。
 産科の先生と話すと、お産は大変だが、産まれて赤ちゃんが元気に泣いてくれると、それでホットして癒されると言われる。小児科医だって、救急は大変だけれども、点滴一本すると、五苓散を1回注腸するだけで、急変して元気になるケースが多い。それがとても嬉しくて、小児科医を続けてられて来られたと思うけど(少なくとも、私の場合は)。
 開業しても、1日も休まずに朝から晩まで救急していても、入院ベッドを持って真剣に医療をしてきていても、現実に、私の医院は、潰れているのだ。そんな感じの内容、全くなかったなあ。
 もっと現場の医師の生の声が聴きたかったなあ。


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