日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

ありがとうございました。

2010-12-31 09:35:18 | Weblog
 大晦日の日です。今、外は、雪が降っています。
 今、9時過ぎです。それまでに、朝、病棟に行って、1歳のRS感染症による細気管支炎の男児を退院させました。外来で、2歳の男児で、頻回に嘔吐した急性胃腸炎(ノロウイルス?)の子どもを診察しました。
 ・・・・・
 今年は、自分にとっては、確かに、いい年でした。
 国内旅行も海外旅行も、計画通りに出来たし、(歯も調子良くなって、血圧も血液データも良い状態で)健康で、演奏も、講義も、診療も、自分のペースで、ほぼ出来た感じです。
 ここまで歳を取ると、(来年満62歳)いろんな事が見えてきます・・・→多くの人が、いろんな所で支えてくれました。今の職場に来て、パワーポイントの使い方を教わったし、(今は、もう、当院には来てないけど)初めの3年間、(北京出身の人で)5代漢方医の家系の先生から中医学を教わることが出来ました。
 (昨年の3月に一応、退職し、その前に家のウサギが昇天したこともあって)今年は、(それまで、家内と一緒に旅行したこと、ちょっとしかなかったのですが・・・)家内とアチコチ頻回に個人旅行が出来て(・・・←これで、結構点数を上げたかな?もう、先も長くないかも知れないし?!)、満足しています。
 元大臣の竹中平蔵さんが、昨日(12月30日)の民放のテレビで、お金とは・・・→「人生のサポートである」と言われていた。家があれば、1カ月5万円で生活できるとも言われていた(私も、天草から出ない時は、その位かな?)。チャップリンのサムマネーのこと(人生で大切なのは、愛と勇気といくらかのお金だ!)に付いても触れて、それと同じだと言われ、・・・ないと困るし、しかし、大金は必要ないって感じで言われていたけど。
 そうですね、ある老人施設で老人が亡くなった時、貯金が25万円あって、その分配をめぐり、(普段は殆ど来ない子ども同士が)醜い言い争いをしていたとか。又、あるおばあさんは、大金をあの世に持って行けないので、その悩みで夜も眠れないとか。
 ・・・→お金は、有効に使う為にあるし、(一生懸命に働いて稼いで、それを1代で有効に使い切る感じで・・・←家内の分は、少し、残しておかないといけないと思っていますが・・・)、これからも、後、数年間、今の調子で行ければいいなあと思っています。
 救急をする小児科勤務医が今後、益々少なくなって行く感じなので、体の続く限り、(今は、9カ月間だが、65歳からは6カ月間、70歳からは3カ月間?)期間が短くなりつつも、必要とされれば、ずっとこんな感じで(土日祝中心に)小児救急医療の仕事をして行く感じがしないでもないですが・・・?!
 気が付くと、今月から、ドクターズブログのアクセス数が、初めて、1カ月10万件を超えました。エッエッエッ、何でと思いました。(読んで頂きまして、誠に、ありがとうございます。感謝感謝感激です!元気が出ます。)
 いつまで駄文が書けるか分かりませんが、もう少し書かせて下さい。(合掌!)

http://blog.m3.com/

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20101010/1


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アメリカ事情・・・

2010-12-30 12:11:07 | Weblog
 太った相撲取りが、定額料金での食べ放題の店に行った時、払いはどうなるのだろうか?乗り物を利用する時は、どうなんだろうか?
 熊本市でのレストランで、シニア料金って言うのがあったが、よく見ると、65歳以上だった(私の場合、後4年)。
 ニュージーランドのオークランドに滞在した時(1カ月いて、総領事館の援助も得て、アチコチの学校で、フルに演奏して回った感じだったが・・・)、あるレストランでは、シニア料金と言うのがあって(ニュージーランドは、お年寄りに優しい)、55歳から特別割引料金だった(ここで、何度もお世話になったが・・・)。
 つい最近、熊本市の航空会社関連のレストランで、昼食が1.500円で食べ放題と言う特殊サービス期間があった。たまたまそれに出くわして、連続2日間、家内と一緒に美味しく食べた。店内は、満席状態だった(予約して行った)。
 70分が結構長く感じられた(私は、そうでなくても、早食いのタイプ)。2日間とも、60分もいなかったが。もう、この歳になると、腹一杯無理して食べようと言う気がなくなっている。美味しく食べたいとの思いは、まだ、しっかりとあるが・・・?!
 アメリカでは、飛行機に乗るのに、太った人は、2人分払うとのこと。但し、空席がある場合は、2座席使用しても、1座席分でいいとのこと。
 この制度、サウスウエスト航空は20年も前から、「ひじ掛けの境界を越える体格」の乗客に2座席分の料金を請求してきている。ただし、搭乗する便に空席があれば返金されるので、実際には97%のケースで無料となっているとのこと。
 アメリカ人の肥満率はこの25年間で急上昇し、3人に1人が「肥満」。一方、エコノミークラスの座席の幅は当時からずっと43~46cm。ボーイングの専門家らによると、旅行者の95%は幅43センチの座席に収まる計算とのこと。ただユナイテッドの広報担当者によれば、同社には「隣の客の体が自分の席にはみ出してきた」といった苦情が、2008年だけでも約700件もあったとのこと(←さすが、権利を主張するアメリカ精神?!)。
 アメリカ人の平均体重は90年代から増加し、その結果として航空各社が2.000年に使った追加燃料費は、計2.76億ドルに上っている。
 「肥満者が増えたせいで燃料費が高くついているのに、その分の負担が(運賃値上がりなどの形で)標準体型の乗客にまで押し付けられるのはおかしい」との意見もあるが、これに対し、肥満者側からは「差別」を訴える声が挙がっている。
 さて、貴方は、どう考えますか?


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私なりの年末年始の小児救急医療・・・

2010-12-29 15:50:55 | Weblog
 今年も、年末・年始がやって来た(って感じかな?)。
 今の職場に来て、12月29日~1月3日までの統計をずっと執っている。上天草市では、病院は、この病院しかないし、病院のある(人口5000人の)龍ケ岳町には、開業医もいない。ここでの年末・年始の統計、もう6回目にもなる。年末・年始の小児救急の統計、かれこれ、飽きもせず、30年以上も執っているのだ。辞めようと思ったこと、あるけど、ここまで来たからには、体の続く限りしたい気持ちも少しあるかな?!今までの経過を見ると(次第に少なくなっているけど)、何か、その時の自分の姿が思い出されて、懐かしく感じる。今は、ホント、楽だなあ・・・。
 人間、最後の3日間をバチっと頑張ると、今年もよく頑張ったなあって感じになる。そして、年が明けて、元旦から初めの3日間もバチっと頑張ると、今年も頑張っているなあって感じにもなるかな?!(家族は、とても寂しい思いをしてきたと言うよりも、初めから、もう諦めてきていたみたいだが・・・?!)
 院内の小児科の外来にも、病院に張り出されたものにも、何処にも、自分の名前はない。まあ、バイト医だし、沢山患者さんが来ても、スタッフも少ないので困るし(そんな感じでいいと思っている。)、・・・。
 小児科医が全くいないと思って、朝から悪いのに我慢していて、夕方ひどくなって待てない感じになって(嘔吐や喘息が多いが)来院するケースもあって、・・・その時には、前もって電話して早めに来院してもらいたいと思うのだが・・・(こんな場合、外来で深夜近くまで点滴して、様子を見ることが多いが、どうしてもの時は、やむなく、入院させているが)。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20100104/2

http://www.youtube.com/watch?v=E-surjQ5Qh4


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限 界・・・

2010-12-29 12:06:07 | Weblog
 以下は、今日(平成22年12月29日(水))の「熊本日日新聞」に、最後から2枚目のページの初めに大きく取り上げられている内容。(原文のまま)

 「熊本方式」ピンチ
 地域医療の先駆的な取り組みで「熊本方式」と呼ばれる熊本市の夜間・休日小児救急医療が、30年目を迎え存続の危機に直面している。患者家族の理不尽な要求や暴言に、医療現場が「耐えられない」と悲鳴を上げているからだ。医師らは「医師の精神的なダメージは深刻。使命感で支えてきた熊本方式に理解と協力を」と訴えている。
 熊本方式は、同市本荘の熊本地域医療センターで対応。開業医39人に同センター、熊本大病院の医師を加えた総計70人の小児科医が交代で夜間、休日にも途切れることなく、患者を受け入れている。
 患者家族の理不尽な振舞いは以前からあったが、「モラル低下が指摘される社会的な風潮を反映してか、今年に入って深刻さが増した」と同センターで小児科部長も務める後藤善隆副院長(60)。同科の男性医師(40)は「受診までのわずかな時間が待てず、怒鳴り散らす親がいる」といった現状に、「もう限界」と本音を吐露する。
 救急車をタクシー代わりに使ったり、酒に酔った親が受診の順番にクレームをつけるといったケースのほか、技術的に難しい乳児の注射に文句をつけ、暴言を吐いたり、暴力を働いたりした例もあるという。
 医師への非難が繰り返される状況に、「やりがいが感じられず、やめたいと言う声が複数の医師から上がり始めた」と、開業医でつくる小児科出勤協力医調整協議委員会の緒方健一医院長(54)。現場の忍耐に頼る「綱渡り」に、「このままでは熊本方式の存続は難しい」と危機感を募らせる。
 後藤副院長は、熊本方式も、高度医療にも対応できる抜本的な見直し時期に来ているという。しかし、「ほぼ全ての小児科医で支えている熊本方式がいったん崩れれば再構築は困難」と指摘。「医師1人1人の使命感で成り立つ仕組みであることを市民にも理解して欲しい」と訴えている。

 ・・・ムーッ。無理が重なると、いつかは、それなりの方向に行かざるを得ないと思いますが・・・。今の時代の反映もあるかと思いますが、・・・コンビニ受診を排除し、余分に時間外にも働く医療側に対しても、もっと敬意が払われていいと思っています。

 

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将来の医療アラカルト(終着駅:10/10)

2010-12-29 09:48:31 | Weblog
 将来、日本の医療は、どうなって行くのか?
 その方向に大きなカギを握っているのは、国の財源である。今から、日本経済が上を向くのか、下を向くのか・・・今でも、下を向きつつあるなら、よほど気を引き締めて今後の対策を早急に練って実行して行かないと、子孫に負の遺産を残すことになりかねない。
 個人で考えてみても・・・収入が増えなくて、生活が苦しい時、どうするか?・・・→無駄を省き、節約して、我慢するしかない。まあ、人からお金を恵んでもらうって方法もあるけど、頼める人もそんな状態だとそれも不可能で→事態は益々深刻になる。
 国の動きとしては、消費税を上げたり、個人の所得税や住民税を上げたり、保険料を上げたり、公共事業を削ったりして、それを医療の方に持って行かざるを得なくなるだろう。
 基本的には、イギリス型にするのか、アメリカ型にするのか、(医師が足りている)北欧型(フランス・ドイツ型を含む)にするのか、それとも、日本独特の型を取るのか・・・?
 今日、○○さん、医院(病院)に来てないけど、よほど悪いに違いない。医院(病院)からの帰りに、寄ってみよう・・・。何て、会話がある?家に行くと、飲まない薬が山ほどあった何て話もある。1人の医者の言うことでは、信用できないので、3件ぐらい掛かって、決める必要があるって思っている人もいる。
 そうかと思うと、兎に角、近くに医療機関がない、病院はあっても医者がいない、医者がいても、延々と待たされる。・・・医療に対する不満、不安が多い所も。
 どうしたらいいのか?
 いろんな人がいろんな事を言っている。が、流れとしては・・・医療機関が、益々機能別にきれいに分かれて行くだろう(1次、2次、3次)。2次や3次は、医師の紹介状ないと受け付けない感じになるだろう。それも、2次は、一般医の紹介状でもいいが、3次は、専門医の紹介状が必要などにも?!
 医療機関に対しての改善が、行政のありかたの問題になり、その後、受診側の医療への掛かり方、更には、普段の健康維持の方法などが問われる時代になるだろう。それがどんどん進めば、医療訴訟も、少なくなるはず。
 そして、自分の体は自分で守るのが原則と言うことに気が付くはず(西洋医学では、急性期疾患の治療としては、その多くは対症療法であり、慢性疾患では、予防医学が大切となる?!)。
 生活習慣病は、自分の生活習慣の改善が一番大切!(←当たり前!)。医療側の資源は限られている。患者数が多くなれば、待ち時間が長くなるのは、当たり前。診察時間が少なくなれば、いい医療が出来なくなり、医師と患者とのコミュニケーションが取りにくくなるのは、当たり前。・・・→それを今以上にはっきりと理解して、医療機関に掛からざるを得なくなるだろう。
 ちょっと悪いと、直ぐに医療機関と言うのは、抵抗がある様になるだろう・・・←現在、テレビで、あるドクターが、インフルエンザと思ったら、早めの受診を何て言っているけど、これって、どうなのかなあ?!最悪の事ばかり考えたら、医療費、いくらあっても足りませんネ・・・!
 教育では、生徒が先生に対して、「尊敬」と言う二字がなければ、いい教育が出来ないのと同じ様に、医療では、医療側と患者側との間に、「信頼」と言う二字がないと、いい医療が出来ない。もちろん、医療は、医師の為でなく、患者さんの為にあるもの。医師は、患者さんの為に働くのは当然だが、しかし、医師にも最低限の人間らしい生活がなければ、それは出来ないこと(睡眠時間も休養も人並みに取れず、いつも、フラフラの状態では、多くの医師が、いつかは、行きついてしまう・・・)。
 患者さんは、医療とはどういうものであるのか(医療では、100%の答えがなことの方が多いし、個人差があり、先が不透明なことも多く、治療としても、医師が直接できることには、対症療法が多い・・・)、更には、医療体制や医療資源には、限界があることなどを熟知して、受診せざるを得なくなるだろう(救急車、時間外受診、社会的入院などの自粛・・・)。

 ここまで読んで頂きまして、誠に、ありがとうございました。医療機関に今から掛かる上で、何か役に立つ様になれば、幸いに存じます。
 料理人が食べてもらった人から美味しいと言われることが最も嬉しいそうです。芸人が、それを見ている人から、面白いと言われることが一番嬉しいそうです。スポーツ選手も、観衆から大きな拍手をもらうと、とても嬉しいそうです。我々医療従事者も、自分が関わった患者さんから、感謝されると、とても嬉しいです。

*参考図書:「医師不足が招く医療崩壊」 永田宏 集英社新書 2007年10月出版 660円

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努力の人、コロッケ・・・。

2010-12-28 08:32:52 | Weblog
 昨晩、NHKで、熊本県出身のコロッケの「100人大メドレー」があった。
 前々から、ユーチューブで、コロッケのモノマネを何度も見ていた。「五木ロボコップ」には、驚愕したけど・・・。実に沢山の人の顔を瞬間的にどんどん変える「46面相」を今回はしなかったが、ユーチューブで見ていて、・・・→天才と言うよりも、正に神技と思っていたけど・・・!
 コロッケは、次に様に言われていた。・・・→姉がしていて、それで受けていたので、自分もしたら、受けて、すればする程、どんどん受けて、ブレイクする感じで受けて、・・・→親の反対を押し切って上京して、その世界に入ることにした。踊りもしっかり出来ないといけない、・・・声も、似せないといけない、・・・皆が寝ている時に、真剣に練習するしかなかった(と言われ)。・・・←苦労話は、あまりしなかったが、あれだけの芸、それなりに、陰で、人知れず、試行錯誤で、スゴイスゴイ練習をしてきていると思う!!・・・←正に、コロッケは、努力の人ですね。
 今回は、何と、100人のモノマネをしていた。30人じゃない、50人でもない、100人もの!それを、まだ、練習もしてない前に、周りに言って、エッって感じで、周囲を驚かせている。
 イヤーッ、私も、ビックリしたと同時に、その努力に頭が下がる思いで一杯でした。まあ、魚や犬や恐竜のモノマメもありましたが・・・?!
 30年もすると、ここまで来れたのは、多くの人のお陰だと理解できます。自分の演技を見て、元気をもらいました、今から元気で頑張ろうと思いますって言う人が1人でもいたら、続けられるって感じで言われていたけど・・・。
 自分には、もう、無理じゃないと言う(消極的な)自分と、イヤー、まだ、もっともっとしたらと言う(積極的な)自分がいるって感じで言われていた。
 現在、50歳、まだまだ今からと本人は言っているが・・・(ちなみに、今政界で騒がれている小沢一郎さんの血液型は、B型で、コロッケさんも、同じB型。)

http://www.youtube.com/watch?v=E_lnMCNHRzw
http://www.youtube.com/watch?v=a9UyvpBpsqk&fea..
↓(昔のコロッケ)
http://www.youtube.com/watch?v=sKdnXglMPQQ&feature=related

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将来の医療アラカルト(在院日数:9/10)

2010-12-28 07:38:38 | Weblog
 「平均在院日数」、現在、これで経営的に苦しめられている病院は、多い。一般の人には分かりにくいが・・・兎に角、出入りが激しいと、点数が高くなって、経営が良くなると言うシステムである。いや、これが病院の経営上、死活問題になっていることも多いのだ!
 例えば、ある病院に内科病棟が35床あったとしましょう(日本では、一般病床の平均入院日数が1.993年では、35日であったが)。常時満床として、平均1日当たり1人が退院し、新たに1人が入院する計算になる。それが、半分の17.5日になったら、どうなるか?
 ・・・→入院時のいろんな記載、退院時のいろんな記載が倍になる。カルテ書きが倍近くになる。検査も倍近くになる。インフォームドコンセントの時間も倍近くになる(特に、急変する小児の場合は、その都度、しばしば説明しないといけない・・・)。患者さんが保険に入っていると、その書類書きも倍になる。これが、外科系だったら、手術が倍になり、もっと大変!・・・→つまり、急性期病院の勤務医は、そうでなくても忙しいのに、近年の在院日数短縮で、更に輪をかけて忙しくなっている(!)のです。
 小児科では、小児科常勤医1人~2人の地方の病院だと、一般小児科の在院日数なんて、殆どが1週間以内となっている(新生児・未熟児では、1週間以上なることもあるが・・・)。殆ど救急疾患なので、5人もいると、忙しい。国が定めた入院患者だけで医師1人に16人なんて、小児科の場合は、慢性疾患でも、しんどい!
 (親の不安もあったり、家族の都合で)金曜の夕方に入院して、日曜に退院何て事を余儀なくさせられている。・・・→これって、病院にとっては、平均在院日数短縮で、かなり、いや、相当貢献していることになると思うのだが・・・?!しかし、病院での小児科医1人当たりの売り上げとなると、多くの病院で、科の中では、最下位に近く、病院の経営会議では、小さくなっている(ことが多いかな?)。
 忙しいから、時間外が多いからと言って、給与に差がある訳でない。博士号を持っているからとか、専門医の資格を持っているとか、経験日数が長いからとかで、差が付くことはあるけど・・・公的な病院では、忙しい科だから、給与が高い何て話、聞いたことがない。
 小児科の場合、時間外に救急で入院することが多いし、喘息やクループやけいれんでは、2~3泊で退院することが多い。となると、どうしても、ベッドを常に空けておく必要がある。しかし、空けておくと、点数にならないので、ベッドが空くまで、外来で何とか点滴して頑張ることも多い(かな?)・・・。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20070107/8.956_
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20070106/2
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20070107/2

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実体験・・・

2010-12-27 14:16:42 | Weblog
 海外へ行く日本人の数が年間1.000万人を超えるのはいつか?何て、前は言われていたけど・・・今は、ちょっと頭打ちだけど、それでも、1.500万人前後となっている。それに対して、海外から来る人は、年間800万人前後で、約半分だ。
 留学生の数となると、全く、逆になる。
 2.008年に海外に留学した大学生などの数は、約67.000人で、ピーク時の8割ほどで、次第に減少傾向にある(2.004年のピークが8.2945人)。留学先は、米国、英国、中国、豪州の順となっている。
 一方、今年の5月、海外から日本で受け入れている海外留学生の数が、141.774人となり、過去最高となっている。
 国際化に突入している時代に、海外留学が先細りの傾向、少し寂しい気がするけど・・・。
 中国から日本への留学生が多くなっている。日本に来て、やっと世界の情勢を客観的に見れた中国人、多いと思う。ある韓国の留学生が言っていた、「日本に来て、やっと分かった。自分の周り(の韓国人)も、同じことを言っている。誤解していて悪かった・・・」と。
 海外に行って、日本の姿が客観的に見れる。中にいると、分からない。
 日本人の幸福度は、(2.006年、英レスター大)178国中90位だとか。日本青少年研究所が(2.008年に)した調査では、「自分を駄目な人間だと思うか」の問いに対し、中学生の56%、高校生の66%もが、「とてもそう思う」「「まあそう思う」と答えている。こんな国が将来、幸せになれるはずがない!親も子も、身の周りになる小さな幸せにまず目を向けて、挫折も幸福になる為の試練だと考えて、しなやかな精神を持つことが必要と思われる(日本は、戦後戦争に巻き込まれてないし、字を読めない人何て、まずいないし、治安だって、ダントツいいのだが・・・)。
 不登校なんて、海外ではない!水道水が美味しく飲める何て、信じられない!大学入学したら、殆ど卒業出来る何て、信じられない(OECDの中では、日本の大学の中退率10%は、最低)!ウォッシュレットを見て、何、これ(笑い)?!生卵をご飯にかけて食べる何て、野蛮人!玄関で靴を脱ぐの?着物を普段着てないの?地震が時々起きるのに、何で、平気でいられるの?親子が久し振りに会ったのに、何故、キスしたりハグしたりしないの?!いきなり、その日に大学病院で専門医に診てもらえる何て、信じられない?!・・・
 日本人がイスラム圏に行くと・・・3食共、カレーの色の食事、飽きないの?!1日に5回の祈り!水も飲まない断食!豚肉食べない、イカ・タコ食べない、アルコール摂らない、煙草吸わない、浮気しない(イスラム圏には、エイズは少ない)!仕事人間がいない!若い人で、毎日、何もしなくて、瞑想にふけっている人が多い!お金持ちが貧乏人に恵むのは当たり前!貯金の利息で生活するのはタブー!国の団結力よりも国を超えてのイスラム教徒同志の団結力の方が強い?!何でも、アッラー!・・・
 実体験ほど、納得できるものはない。そこでは、他人の生き方を認めるという寛容の精神が大切ですね。
 若者よ、大志を抱けだけでなく、海外も見据えたグローバルな目を持て!

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6900.html
http://www.youtube.com/watch?v=KKnz4pt3EAA&feature=related
*写真は、平成22年12月27日(月)早朝、病院から撮ったもの。



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将来の医療アラカルト(医療訴訟:8/10)

2010-12-27 09:16:03 | Weblog
 医師不足の科を加速しているものに、医療訴訟がある。現在、産科に関しては、その救済策が取られる様になったが、他の科に関しても、出来るだけ早急に、そうなって欲しいと願う。
 訴訟を恐れていたら、医療が積極的に出来なくなる(特に、救急医療や重症例)。地方の病院に行くと、医師の数が少ないので、当直でのしばりがしばしば来る。多い先生だと、1週間に2回近く。専門でない患者さんも来る。発熱や腹痛だけでない。救急車で来る。ケガ、事故、骨折、動悸、更には、薬の副作用で来院したり、死亡の検案なども。専門外なので、初めての症例も当然ある。その場で、適切な判断をしないと命取りになることもある。(当直明けも、睡眠不足状態でも、日本の多くの医師は、普通に働いている・・・パイロットの様に、法律でしっかりと休む義務を設けてくれると、ありがたいのだが・・・医師不足の状態では、そんなこと当分出来っこない!)
 冷静に考えたら分かることだが、初めから、和尚さんはいない。初めは、研修医で、まだ、経験不足。次第に経験を積み、次第に腕を上げる。しかし、自分の様に、(延べ100万人近く診ていても)60歳過ぎて、初めての病名の症例にぶつかることもあるし、同じ病名でも、特殊な経過を経験することもある(←当たり前)。
 小児科の場合、急患が多くて、忙しい。喘息もクループも熱も、多くの人が寝入っている真夜中が正念場だ。深夜一生懸命にしても、結果が思わぬ方向に行ってしまうと、親御さんから叱責されないまでも、不満な顔をされることが多い。(私自身)弁護士を通じて訴えられこともあった。
 医師に成り立ての頃は、良心的に一生懸命にしていれば、いつかは、患者さん側にも通じて、裁判を回避できると思っていただけに、その時の落ち込みは、想像以上であった。こんなに頑張って、その結果が裁判沙汰何て、やっていられないって感じになっていた。
 小児科では、裁判件数は、さほど多くないが、トラブルは日常茶飯事に起きていると思っている。小児科医が診ないと言うことだけで、救急外来で切れる感じの親御さんも現実にいる。他の科の先生が診て、紹介状を書いて紹介すると、最後に、「そんなら、初めから診るな!」って感じで言われるケースもある。医師はパーフェクトでないといけないと思われている。しかし、救急の場では、普段間違えないことが、間違えることがある。失敗は許されないことだが、人間だから、パーフェクトには出来ないし、それに、その時点では、どう経過するのか、予測が立たないことも多い。
 どう考えても、医学的にもその時の判断が難しく、不幸にして悪い結果になってしまって、裁判沙汰になると、医師のモチベーションも低くなるし、例え裁判で勝っても、それまでの心の痛手は、大きい。
 ある大学病院で、乳児肝炎を先天性胆道閉鎖と思って手術し、術後に癒着して、再び手術となった例・・・ある町立病院で、アレルギー性紫斑病の腹痛を急性虫垂炎の腹痛と思って手術し、その後、腎不全になってしまった例・・・肘内障だと思って整復したら、悪化した例(その時、レントゲンもしっかり撮っていたのだが、たまたま骨折の像が角度の関係で写っていなくて)。自分の周りには、そんな(難しい)いろんなケースがある。
 小児科医の資源は、限られている。聖職だから、深夜でも主治医は診て、頑張るのは当たり前だ、医師は高給もらっているから、いつでも診るのは当然だと思われているケースもある。受け持ち患児が病院で亡くなる時は、多くの小児科の主治医は、深夜でも、呼び出されることが多い(親御さんがどうしても納得しない。)。自分も、それが当たり前だと今まで教育されてきた。しかし、やはり、それはおかしいのではと思う様になってきている。(内科の場合は、病棟の患者さんが亡くなった場合、当直医が最後に診ているケースが多い様だが・・・)


http://www.youtube.com/watch?v=QiXijwnocDc&NR=1
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060925/1
http://blog.goo.ne.jp/hardsix/e/aa47e8b6d1c5fa56dc77a421427ba54b

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血液型B型

2010-12-26 12:04:04 | Weblog
 浅田真央ちゃんが、ショートプログラムで、1位になった。元楽天監督のノム(野村克也)さんが、「真央ちゃんは、血液型がB型だから、必ず、復活するヨ・・・」って感じで言われていた。
 そう言ったユニークなノムさんも、B型。元巨人軍の監督の(マイペースな感じの)長嶋茂雄氏も、B型。何と、イチローも、B型なのだ。そして、私もB型で、私の兄2人も、父もB型。そう言えば、ボクシングの亀田一家も、B型とか。
 血液型と性格には、客観的な特徴はないと言うけど・・・O型のアメリカ人は、おおようだし、A型の多い日本人は、真面目だし、B型の多い東南アジアの国々の人たちは、個性的だし・・・?!
 あるサイトで、B型家族の特徴が載っていた。
1位. ルールがない 40.2% (53票)
2位. マイペース 34.8% (46票)
3位. まとまりが無い 27.3% (36票)
3位. 楽しい 27.3% (36票)
5位. 3日坊主 22.0% (29票)
6位. ケンカが多い 18.9% (25票)
7位. おしゃべり 14.4% (19票)
8位. 個性を尊重する 12.1% (16票)
9位. 近所の評判悪い 11.4% (15票)
10位. 熱中しやすい 10.6% (14票)
 そうだなあ、当たっている気もするけど・・・。
 我が家は、自分がB(BO)型で、家内がA(AA)型なので、長女と長男がAB型で、次女がA型。B型は、私一人となっている。年末年始は、長女はニューヨーク、私は天草(で、いつもの様に仕事)、長男は東京(で、昨年同様に仕事)、A型同志の家内と次女は、佐伯となっているけど・・・(昨年の12月は、天草に全員が集結出来たけどなあ)。
 同じB型の真央ちゃんが復活した感じになって、嬉しい。(まだ、フリーがあるけど・・・)
 真央ちゃん自身は、本番強いと言っていたけど・・・自分も、次第に、本番に強くなりつつあるかな・・・?!
*写真は、家族の皆に愛されたアズキ(11年半も生きたけど・・・)。この時、老人性白内障になっていたけど。人間だと、皆をまとめるO型だろうなあ。

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