日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

新型インフルエンザ・・・

2009-04-30 13:04:52 | Weblog
  新型インフルエンザが大流行しそうな雰囲気だ。H5N1のトリ型インフルエンザ、かなり前から騒いでいるが、死亡率が高い→ウイルスも増殖できないって感じになって、それにトリとヒトでは、どうもハードルが高くて、ヒトの体に入っていけない感じになっているのかな?
 今回、トリ型とは別に、新型が流行して、発生源も、メキシコでの死因の原因がまだはっきりしてないない状態で、不安がどんどん世界中に増幅している感じだ。今の所、あまり強烈でない感じだ。もちろん、この先、どうなるのか分からないが。かってのスペイン風邪の様に、下火に一端なって、その後再び流行した時に、強烈な致死率の高いウイルスに変異していたこともあるし。
 今までは、スペイン風邪が毎年流行していても、アジア風邪なる新型が流行すると、嘘の様にスペイン風邪が消失してしまった。アジア風邪がしばらく毎年猛威を振るい、それに香港風邪が流行すると、これも不思議な様に、パタッとアジア風邪が消えてしまった。しかし、何故か今、ソ連型と香港型のA型が共存しているけど。今度新型が流行すれば、B型は別にして、A型は、それだけになるのかな?
 ソ連型は、タミフル耐性が殆ど出来ていると言って騒いでいたけど、同じH1N1型、どんどんタミフル使用すれば、又、耐性になる可能性ありかな。リレンザもタミフルも、化学構造式が似ているので、その内、リレンザも耐性にならなければいいけど。
 空港で水際作戦って感じでチェックしているけど、潜伏期は当然、チェック出来ないだけでなく、不顕性感染と言って、本人は症状でなくても、他人に伝染させることもある訳で、近い内に日本で感染者が出ても不思議ではないかな。今から日本では、湿度が高くなって暑くなるので、この2~3カ月は、冬が好きなインフルエンザウイルスも増殖しにくいとは思うけど。
 SARSの時に、西洋医学が無力で、その時、中国で漢方薬で終息した感じになったが、ウイルスに関しては、免疫力を普段から強くしておき、罹患したら葛根湯→柴胡桂枝湯などの利用もいいんじゃないかなあ。
 経験的に、小さな子どもに抗生物質を初めに使うと、後で、副鼻腔炎や中耳炎になっているケースを沢山診てきている。強い抗生剤であればあるほど、免疫力が低下するみたいだ。熱冷ましや咳止めや鼻水止めも、自然治癒力を低下させて、かえって長引かせる感じがしているけど。インフルエンザなどの強いウイルスの場合(水痘やロタウイルスでもそうだけど)、後で、免疫力が低下しているので、それなりに安静や食事(や漢方薬)、大事と思いますけど。

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御所浦・・・

2009-04-29 13:01:50 | Weblog
 4月27日(月)の朝、御所浦なる島に(家内は、旅の疲れで、家で充電したいと言うので、今回は、1人で)行った。これで御所浦へは、3度目(いずれも、2泊)。
 近いし、安いし(2泊3日で、朝食と夕食が立派に付いて、14000円でお釣りが来た!)、それなりに楽しめた。 定期船で30分程で着いた。着いて、直ぐにレンタルの自転車を借りた。自転車でアチコチ行くのだ。宿泊場所までも、自転車で行く。
 あいにく、初日は、雨がパラパラで少し寒い。翌日は、昨日の天気が嘘の様に、サイクリングには最適な感じの日。で、御所浦島を、9時に出発して、まず、北回りに回った。1周することが出来なくて、行ける所まで行った。これが結構遠い。途中で、1億年前の(正確には、9800万年前の)地層を見て感激する。行く途中で、1人で漁師をしている人を見て、自分のかっての姿とダブって見えた。
 再び出発点に戻って、「白亜紀資料館」に行き(ここも3度目)、係りの人から丁寧に(初めて)説明してもらった。よく分かったが、故宮博物館ほどでなくてもいいけど、もっと格好を付けて展示したら、全世界から来るのになあって感じにもなったが。
 昼食を「しおさい館」で摂って、再び今度は、南周りに出発。これが又、思った以上に遠くて疲れた。前半が長い坂道で、バテ気味。仕方なく自転車を押しての進行。で、それからが遠い。途中で、もう戻ろうかと何度も思ったが、せっかくここまで来たんだからと自分に言い聞かせて、突き進んだ。で、やっと行ける所までたどり着いた。
 これって、新生児を深夜していて、何度も、「いつまでこんなことを続けているんだ!」って感じで自問自答していた時と同じ感じだったかな。1人で8年半間、(大分県南で)新生児・未熟児医療をするなんて、今考えると、無茶なことをしてきたものだ。
 帰る時、足が少しガタガタだったが、何か達成感を味わった。そして、何故か、涙が出そうになった。歳を取ったからかなあ。今まで見えなかったモノが、近頃見えて来ている気がするなあ。
 帰る時、宿の人に、又、来ますと言って帰った。この宿、前の時も同じだったが、着いても人が誰もいなくて、鍵が置いてあって、黒板に伝言されているだけ。しかし、何故か、こんな宿が、自分にとっては、気をあまり使わなくていいのだ。
 リフレッシュできたぞ!

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韓国料理

2009-04-27 09:31:14 | Weblog
 台北で、中華料理を摂り、ソウルで韓国料理を摂った。台北での中華料理、安くて美味しかった。ソウルでの韓国料理、種類が多いし、医食同源って言葉そのものって感じに思えた。
 何でも、韓国料理では、主食とおかずの区分がはっきりとされているとのこと。主食は、ご飯、お粥、麺、餃子、雑炊、スイトンなど350種類以上、おかずには、肉類、野菜、魚貝類などの素材が使用され、スープ、チゲ、蒸し物、寄せ鍋、焼き物、煮物、揚げ物、炒め物、刺身、ナムル、塩辛、干物、漬物、キムチなど1500種類もあるとのこと。
 発酵食品のキムチは、(私も殆ど毎日、口にしているが)抗癌作用や老化防止として、優れた健康食品として、今や、世界的に認められている。
 韓国料理の調理法には、実に様々な伝統に基づいた奥伝の方法があり、例えば、キムチを初めに漬ける時でも、材料はもちろんだが、それ以外に、例えば、ちょっとした手の揉み方で(ちょっとが、かなり大切とのことであるが)、味がそれなりに決まるとのこと。
 韓国料理は、菜食と肉食の割合を7対3にした理想的な配合で組まれているとのこと。色々な食材をまんべんなく摂取し、一度の食事で必要な栄養素をあまねく摂取することが出来るとのこと。
 初めの写真は、「韓定食」で、ソウルのツアー後に、インサドンの食堂で摂ったけど、これ以外に、まだ、その半分ほどの追加あり(15000ウォン)。量の多いのに、ビックリした(食べ切れない)。
 毎朝、いろんな粥食を摂るのも、楽しいかな。食の楽しみ、これはより良く生きる上では、必須です。

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世襲制

2009-04-26 09:45:45 | Weblog
 小中学校の先生、親が教師のこと多い。医師も、政治家も、大きな会社の社長も、後を継ぐこと、多いかな。それ自体は、大して問題じゃないと思う。誰しも、なりたい職業になればいいのだから。
 その時に、公平でないといけない。が、教師の採用の時の有利な口利きや、2代目政治家の時の税制上の優遇策(カバン)や、実業家の相続時の不法な税金逃れは、許されないこと。
 子どもの少なくなっている時代、教員になるのに臨時でなく正式に採用されるのは、至難の業。一般の人で、小学校に英語を教えに行っている人が言っていたなあ、「担任の先生によって、教室の雰囲気がガラッと変わっています。・・・何でこんな立派な先生がいつまでも臨時でいるのってこと、多々あります。反対に、正式採用になっているのに、もうちょっとしっかりとした先生であって欲しいってこともあります。現場の姿を見てみると、採用の時の成績なんて、殆ど関係ないみたいですけどねえ・・・」と(他の職業にも当てはまりそうかな)。他にいい職業がなくて、仕方なく教師になることだけは、止めて欲しいなあ。
 政治家になる場合も、本人やる気満々ならいいけど、周りから押されて仕方なく親父の後を継ぐってこと、して欲しくないなあ。お金の掛からない選挙、是非、早急に取り組んで欲しいなあ(当面、今の政治家には、無理だろうなあ)。
 実業家の場合、初代が築き上げた財産、3代続けば、税金で殆どなくなってしまうみたいだ。今は詳しいこと知らないが、かなり前になるが、同級生の医者の息子が、○億円もの親の財産があって、それを(両親が亡くなって)本人が引き継ぐのに、半分近くもの相続税が掛かると言って悩んでいた。建物を壊すわけにもいかず、土地で返すにしても、平地にしないといけないし、土地を売れば売ったで税金を取られる。資産家も、それなりの苦労がある様だ。財産放棄にするケース、頷けるかな。
 今、自民党が世襲制のことで騒いでいるが、これ、選挙目当てかな。選挙後にどうなるかだなあ。口先だけでは、今までの事例では、どうしても納得できないかな。
 草なぎ氏が、素直に、詫びていた。ホントに申し訳ないって感じで。こちらにも、その気持ちがしっかりと伝わってきた。以前よりも、草なぎ氏の人間らしさと正直さを知ってファンになった人も沢山いると思う(自分もその1人かな)。それと対照的に、ある大臣が発言を撤回していたが、ホントに反省して撤回した感じ、全くしませんが。
 マスコミも、過剰報道って感じだなあ。事件のあった翌日の朝の8時のNHKニュースでは、初めの10分間近くを草なぎ氏のことでさいていたし、その日の夜の9時のNHKのニュースでも、8分余ほど、それに費やしていた。
 ある人が言っていました、「マスメディア こぞって剛を 裸にし」(納得納得)。


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アルコールの怖さかな・続

2009-04-25 10:36:40 | Weblog
 草なぎ氏は、「自分の弱さ」と言った。今まで、酒の度が過ぎることを何度か注意されていたのに、素直に受け入れることが出来なくて、自分の弱さの為に、今回の行動になってしまったといった感じで言われていた。
 これって、草なぎ氏以外にも、多くの人に当てはまることじゃないのかなあ。石原東京都知事は、気持ちが分かる、自分もそうなりたい気もしないでもないって感じで言われていたし、舛添大臣も、橋下大阪府知事も、同じ感じで言われていたかな。草なぎ氏の事件を知って、日本全国、自分も気を付けないと思った人も多いはずで、今回の事件、草なぎ氏には気の毒だが、却って、いい影響を与えた面も確かにあるんじゃないのかなあ。人間、過ちを犯すこと、誰だってある訳だし、特に、長い人生、若い時には、セーブが時に効かないことあっても、不思議ではない。
 ナースで、アルコールを飲むとガラッと豹変する人、自分の部下では、2人いた。
 1人は、病院勤務の時で、いつも自分に愛想が悪いので、何故かとずっと疑問に思っていた。が、豹変した彼女の話を聞いて、全く逆だったことを知った。あまりに意識し過ぎて、顔が引きつる感じで、挨拶が上手に出来なかったとのことだった。そうか、そうだったのかって感じだった。それを言った彼女、益々、挨拶をしなくなったが。
 も1人は、○○○の時で、スゴク美人で、大人しい感じの看護学生で、礼儀正しくて、いつもニコニコして、成績もいい子。その後、正看護婦の免許を取得したが。ところが彼女、アルコールがある程度以上になると、ガラッと豹変し、本人、全く覚えていないのである。我慢していることがその時に出るのかなあ。あるクラブのママさんも言っていたなあ、酒癖が悪い職業は、警察と学校の先生と医者だと(納得?!)。
 アルコールで言いたいことを言って、全く覚えてない人がいる。しかし、言われた方は、例えアルコールの席でも、しっかりと後々まで覚えている。日本には、アルコミニケーションって言葉もあるぐらいで、アルコールで本心がやっと言えることもある。酒を飲めん奴とは、一緒に仕事が出来んと言い切る人もいる。
 まあ、アルコールとの付き合い方、初めに戻るが、やはり、自分に弱さがあると、アルコールを飲むんじゃなくて、アルコールから飲まれてしまいますね。
 気を付けましょう。
 私ですか、今は、50歳近くになってからは、精神的に大人になったんでしょうか、殆ど飲んでいませんね。ワインや梅酒は、時に、家内と飲んでいますが。


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アルコールの怖さかな・・・

2009-04-24 09:41:24 | Weblog
 昨日の昼から、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された人気グループ「SMAP」の草なぎ剛容疑者(34)のことで、マスコミが騒いでいる。又、音楽プロデューサーの小室哲哉の5年懲役の判決も出されて、世間を賑わせている。
 草なぎ氏、ただの人だったら、こんなに騒がれないだろう。宴会で脱いでしまう感じの人、時々いるけど。人知れぬストレスがあり、医学的にはブラック・アウトって感じで、こうなったのかなあ。酒飲んで全く覚えてない人、結構周りにもいるけど。草なぎ氏もまだ34歳、小室氏も、50歳、共に、まだ、充分に再起できると思うし、頑張って欲しい。
 ある大臣が、草なぎ氏を、人間的に完全に否定した感じで発言しているが、それはちょっと言い過ぎと思いますけど。
 自分をコントロールすること、若い時は、特に難しいと思います。周りがお金でチヤホヤする状態だと、裸の王様になってしまって、修正不可能なこと、多いですね。溜まったストレスを自分なりに上手に取る技が必要だと思います。その手段として、男性にとって、いい女性の存在は、大きいですね。結婚も、その有力な手段ですね。


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逞しい日本の熟女達・・・?!

2009-04-23 12:48:26 | Weblog
 ソウルの仁寺洞(インサドン)に行った時、熟女集団グループの多いこと多いこと。お互いに、「アンジュセヨ(お座わり下さい)」なんて、友達同士、ハングル語で言っている。目を輝かし、いくつもの袋におみやげを入れても、まだ買うぞって顔をしている。スゴイなあ・・・!
 こちらは、風邪気味で、座り込んでいるのに。女性は、ショッピングがとても好きなのだなあ。インサドンでは、私は何も買わず、家内が、長いこと買い物に時間を使って帰って来た。ハングル語は出来なくても、買い物は出来る様だ。
 ソウルから帰る時、機内で、隣前にどう見ても70過ぎの女性がいて、その女性が見ている新聞を見て驚いた。スポーツ新聞を広げて、イチローの快挙の内容を食い入る様に見ているのだ。イヤー、日本女性も、確実に変化しているなあと思った。その点、男性は、あまり変化ない様だな。
 ガイドの人の話しだと、10年前までは、日本からは、中年の男性が大部分だったとのこと。それ以後、中高年の女性が一気に多くなったとのこと。それも、何度も来ているとのこと。旦那さんは、全く来てないことも多くて、コッソリと来ているらしいとのこと。ムーッ、これで完全に息抜きをしているのかな・・・・?!


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インフルエンザB型流行・・・

2009-04-22 16:11:00 | Weblog
 午前中、26人代診で診て、インフルエンザの検査を4名して、4名ともインフルエンザB型が強陽性だった。上天草市、今、インフルエンザB型が流行しているのだ。
 午後、高戸小学校(60名前後)と竜ヶ岳中学校(100名前後)に健診に行った。1割程の子どもが、インフルエンザで欠席していた。
 子どもが少なくなっている関係で、龍ヶ岳町の3つの小学校、2年後にはその2つが合併し、4年後には、更に合併して1つになるとのこと。又、今ある2つの中学校も、2年後には、1つになるとのこと。
 まあ、健診の医師にとっては、忙しい時には、一度にまとめて診れて、健診の回数が少なくなるので、少し楽になるのかな。
 今日、小学生1年生~中学3年生までの男女を診て、結構楽しかったかな。子ども達は、どこも同じ感じだなあ。
 ところで、インフルエンザの春先の流行についてであるが、中学校の養護の先生の話だと、一昨年は、多く、昨年は、パラパラで、今年が一番多いとのこと。何でこうなったのかな?!赤道直下は、夏に多いとのことらしいが。

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アルバイト医

2009-04-22 15:36:26 | Weblog
 3月31日に退職し、同じ職場で、バイト医として働いている。昨日(火)の夕方から27日の早朝まで、代診をする。何もかも分かっているので、それに、主治医になる訳でもなく、つなぎだけなので、極めて楽かな。来月も、5月1日(金)の夕方から7日(木)の早朝まで、することになっている。
 小児科ドクター2名が1名になっても、それなりにこなせている。守備範囲を少なくすれば、それなりに可能だ。あまり抱え込んでしまうと、潰れてしまう。
 経験的に、1人と2人では、状況は全く違う。1人だと、息抜きが出来ない。いつも100%のエネルギーを使っていると、いざと言う時、エンストを起こしてしまう。70%ぐらいでいつも頑張っている方が、いざと言う時、対応できる。
 自分では疲れてないと思っていても、次第に疲労が溜まっきて、いつかは、それが症状として出てくる。例えば、血圧が上がったり、不眠症になったり、最悪な時は、ウツになるのだ。
 忙しい人は、お金がない。お金がある人は、暇がない。やっと遊ぶ楽しさを味わえる様になった時には、体力がない。まあ、世の中、そんなものかな。


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過去のすれ違いの続き

2009-04-21 19:35:46 | Weblog
 この過去のすれ違い(昭和58年)、具体的にどの様にすれ違っていたかを更に述べると・・・
 まず、親御さんは、医師から叱られたと解釈していたらしい。しかし、深夜に熱で慌てて、医院の玄関を大きな音で何度も叩かれて、叱らないドクターはまずいないと思う。
 又、親御さんも、多くの医療機関に対して、深夜でも、小児科医から診察してもらえる体制を取ってもらいとの強い願いで(大分県では、全世帯の半分ほどが購読している)新聞社に投書したのだ。で、私の勤めていた病院には、全くかかったことがなく、初診であるし、電話で断られても、特に憤った感情は持っていなかったとのこと。
 しかし、新聞の見出しは、そうでなかった。全ては、診なかった救急病院を責める感じの見出しになっていたのである。
 この時、私は、坊主になった院長の所に行き、「迷惑掛けました・・・」と言って詫びたが、その時、院長は、「いやー、一度坊主にしたかっただけで、・・・」と言って、普段通りで、ニコニコされていた。(しかし、今だかって一度も坊主になったことなく、ダンディーで通っていた院長が、私の心情を察してそう言ったことを私はしっかりと見抜いていたが)。
 その病院では、時間外の小児の患者さんは、当直医でなく小児科医(殆ど私)が診ていた。患者さんが病院に来てしまった時は、(20時~21時以外でも)やむなく診ていた。トラブルになりそうな時は、深夜でも診ていた。急な熱だけで他に特になければ、急患でないと言い続けていた。自分が院内にいる時は、殆ど診ていた。掛かり付けでなくても、喘息やけいれんで朝まで待てない時は深夜でも必ず診ていた。新生児・未熟児では、待てないので、必ず直ぐに行って診ていた。電話を受けるナースが賢くて、臨機応変に自分につないでくれていた。
 救急病院であった為に、直ぐに診るのが当然と思っていた親御さんは多かった様だ。私もその時に調べてみた。救急でも、私の勤める○○病院は、救急指定病院でなく救急告示病院。で、指定なら仕方ないかも知れないが、自分の勤務の病院は、救急をしていますと言う告示をしているだけで、どんなことがあっても診ないといけないと言う様な強い義務はなかったのだ。だから、深夜、新聞社から叱責され理由はなかったのだ。
 過去のことですが・・・。


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