日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

母の日

2009-05-11 09:48:31 | Weblog
 昨日は母の日だった。母の誕生日は、5月8日、88歳の米寿になった。そのお祝いも兼ねて、家内と一緒に花を買いに行き、夕方、母の所に持って行った。
 いつもの様に、篠笛で、「君が代」と「青葉の笛」を演奏した。
 父が(平成9年に)亡くなり、私が遠方に(平成11年に)行ってしまって、本人は言わないが、やはり、そのダメッジは大きかったと思う。
 オーストラリアでの演奏予定の内容と同じもの、・・・ラジカセを持って行って、テープでのピアノの曲に合わせて、「荒城の月」→「さくら」→「宵待草」→「赤とんぼ」→「月の砂漠」なる名曲を、7本調子の篠笛で演奏した。
 とても幸せそうな顔をしていた。(天理教を信じている)母は、次の様に言った、「他人を喜ばせるのは、ヒトとして、最高の生き方をしている」と。


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感染力・・・

2009-05-11 08:55:31 | Weblog
 経験的に・・・。
 昔多かった麻疹(はしか)、これの伝染力はすごいですね。子どもがかかると、他の家族内のこどもも、殆どうつります。小児科外来では、受付で麻疹と疑っただけで、慌てて隔離していましたが。水痘(むずぼうそう)でも、家族内で、まず、うつると思った方がいいですね。大人が麻疹や水痘になると、子ども以上にひどくなります。
 溶連菌感染症の場合、ある子どもが感染した場合、家族内の他の子どもにも、予防的に(副作用の極めて少ない)ペニシリンなどを投与すべきかどうか、小児科でも議論の分かれるところですが・・・。溶連菌にかかった子どもさんのことを親御さんに尋ねると、それにかかる前、とても疲れた感じになっていたと言われることが多いですね。
 冬に多いロタウイルス、主として経口感染なので、手洗いは最も大切。この感染力は、ホント強いです!症状もひどくて、小さい子だと、1週間近く入院することもしばしばです。院内感染かなと思われたこと、何度かありますが・・・?!(冬にRSウイルスによる細気管支炎で入院した子が、退院後に直ぐに再び嘔吐下痢で入院することあります。これ、同じ病棟にいたロタウイスルの子どもからもらったものかなと疑ったこと、多々ありましたが・・・?)
 冬になると、RSウイルスも、子ども同士でよく感染しています。保育園などでうつし合っていることも。医療機関でうつっていることも、多いと思われます!保育園に通っていないのに、親の軽い鼻かぜが原因で、乳児がそれをもらって重篤な細気管支炎(乳児の肺炎)になっていることも多いのです。子どもを扱う病棟のナースの子どもがよくなって来院していますが?!
 医療従事者の聴診器で、感染を広げていること、多いんじゃないでしょうか。自分の場合、意識的に、アルコール綿を持って、病棟でも外来でも、しばしば消毒しています。今は、ディスポのアルコール綿も出来ています。ロタウイルスには、アルコールは効かないので、水洗いが原則です。朝の診察も、初めに新生児を診て、次に、感染症でない子を診て、最後に感染症の子をと、順番にも、それなりに気を使っていますが。
 医局で一人のドクターがカゼを引くと、同じ空間で机を並べている他のドクターが、次々と日を少しずつずらしながら同じ症状になっていくのを何度か見ています。当たり前ですが、普通の風邪でも、うつります。インフルエンザでなくても、春先や秋でも(パラインフルエンザみたいなものでしょうか)、軽い風邪症候群が職場で流行していること、しばしば、経験していますが。
 風邪をしばしば引いたり、長引いたりする人の多くは、普段、免疫力が低下していると思うべきです。生活習慣を改めて、規則正しい生活をすることが大切だと思います。医療関係者の中には、朝、食事をするくらいなら、その分、朝寝をしたいと言う人がいますが、これはよくありませんね。朝、甘いものだけで済ます人も多い様ですが、やはり、太陽が上がったら直ぐに起きて、ゆったりとした気分でちゃんとおいしく朝食を摂ることが大切だと思います。ストレスを長く貯めない、1日の中でも、時々休む。プラス思考を心掛け、しゃべれる相手の確保、笑顔で過ごすことも大切かな。もちろん、適度の運動、充分な睡眠、大切です。姿勢を正し、パソコンをし過ぎない様にすることも大切ですね。食事後の3度の(電動)歯ブラシによる口腔内清掃も大切ですね。
 インフルエンザになったら、他人にうつさない為にも充分に休むこと(子どもの場合、解熱後48時間後に登校・登園可は、間違っていると思います)、又、そんな体制がとれる職場作りも大切ですね。
 漢方薬は、証を合わせれば、インフルエンザに関しては、予防にしても治療にしても、とてもいい手段だと私自身はそう思っていますが(麻生総理の言い方みたいですが?)。


あまり潔癖症の親御さんだど、微生物を遠ざける傾向になるので、Th1があまり必要でなくなって、Th2の方が優位になり、アレルギーになり易いとの考え方があります。ワクチン不要で、自然界の微生物と共存して行くべきだとの極論もあります。私自身の経験からは、出来るだけ早めに葛根湯を(初め多めに)2日間服用し、その後、柴胡桂枝湯を3日服用して、いい結果を得ています。(私の治療では、原則的に、抗生物質や解熱剤を使用せず、又、鼻水止めや咳止めも使用していません。)


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晩 年

2009-05-10 11:58:01 | Weblog
 多くの日本人、晩年の最後の10年間、幸せの絶頂の中で亡くなっている人、少ないかな。自分なりに、次の様な感じでポコッと行くと最高にいいかなあ。
 自分が教えた子どもの盆踊り太鼓の音色を聴きながら、安らかに、イスにもたれかけて、・・・家内が私を見ると、私が満足し切った顔で亡くなっているとか(そんなことを夢見ているのだが・・・?!)。
 今月中に満60歳を迎えるにあたって、それなりの準備を今からしておかなくてはいけないかなあと思っている(死を考えることは、如何に生きるかを考えることになるかな)。まかり間違っても、病院の中で、沢山の医療機器につながれて、口にも鼻にもお尻にもチューブを入れられて、長く苦しみながら亡くなりたくはないなあ。
 今は、(ちょっと無理をすると、時々血圧高くなるが、それに、左目が流行性角結膜炎の後遺症でよく見えないけど)致命的な疾患は幸いにない。無理をしなくなって、夜もよく眠れる様になり、体重のコントロールもうまくいって、長い間高かった中性脂肪やLDLの値も改善している。今から致命的な疾患を持ったとしても、自分なりに納得する感じで最後まで生きたいと思っている。
 多くの東南アジアの国では、最後は、大家族に囲まれ、幸せそうに亡くなって行く。日本の場合は、病院で寂しくなくなるケースが多いかな。経済的に恵まれていても、平和であっても、お年寄りにとっては、孤独は耐えらえないかな。
 アフリカでは、おじいさんが亡くなった時には、図書館が1つなくなったと言われる。このことは、おじいさんの存在感が死ぬまで如何に大きいかを物語っていると思う。
 年寄りが敬われない時代、子どもが大切にされてない時代、これって、今の日本にとって、不幸な大きな問題だと思う。
 8日には、佐伯市の教育長の所に訪問して、30分程、話した。9日には、グラッドストーンの姉妹都市メンバーの会長さんから、受入れ状況のメイルをもらった。それによると、凄いスケジュールになっている感じだ。が、ニュージーランドでも、1か月に30回以上こなしてきているので、(自分にとってそれが好きなので)何とか出来ると思っている(息抜く方法も知っているが、体力的に、今しかできないことかな)。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080517/1

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自分のコントロール

2009-05-09 21:02:32 | Weblog
 物真似の天才のコロッケさんが言っていたが、自分の顔を自分の思う様に動かすのは、とても難しいとのこと。上手くいかなくて、諦めた方が多いらしい。物真似を上手にする為には、まず、その人物が好きになることが大切とのこと。
 自分の顔以上に、自分の心を上手にコントロールするのって、難しいと思う。それに、変な風にコントロールしてしまうと、その不自然さに慣れてしまって、心も体も行き着いてしまって、手遅れ状態になることもあるだろうし(自殺者の増加が心配され、鬱状態の人も増加の傾向になるみたいだが)。
 責任感が強くて自分のせいだと思ってしまう感じの人は、胃腸を痛めている人が多いみたいだなあ。ストレス過剰の人は、心臓がやられていること、多いかな。怒りが強いと、肝臓を傷める傾向があるみたいだなあ・・・?!
 心と体の関係、とても深い関係だと思うけど、西洋医学では、それ、あまり追及してない感じ。新型インフルエンザで過剰に心配して免疫力が低下するってことがあっても不思議でない感じがするけど。それにしても、2週間の備蓄を積極的にどんどん勧めている行政の行動、それって、強毒性の場合の話では。何もかもごちゃごちゃになってしまって、タイでは、ブタの肉の摂取量が2割までに減少したとか。
 正しい情報を、そして、最後は、自分で冷静に判断するしかないのかな。

 

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医師の過労死

2009-05-08 21:23:51 | Weblog
 昨日、NHKの総合テレビで、民主党の前原氏と麻生総理や桝添大臣とのやりとりが中継されていて、帰りのバスの中でそれを興味深く拝見していた。
 前原氏が、医師の超過勤務の報酬がないことに触れた。麻生総理は、すんなりと認めた。長いこと、多くの医師が訴えてきたことだったのだが。桝添大臣は、政府が医師不足を認めてこなかった過ちを素直に認めていた。
 前原氏は、現在過労死寸前の勤務医が2割程いるっ感じで言われていたかな。医療費抑制で、自治体病院の9割以上が、公的病院の8割以上が、私的病院の5割以上が、赤字。自治体病院の維持困難は、その自治体病院だけの問題でなく、周りの医療機関までも引きずってしまうとの大きな問題も指摘していた(納得)。
 医師の場合、労働基準法なんて全く無視の状態で、過酷な労働をやむなくしていても、聖職だからって感じで言われること多いかな。朝から晩まで休みなく仕事をして、その内に体を壊しても、誰も責任を取ってくれないのだ。自分で取るしかない!自分の体を守るには、自分でしかない!!もう体がもたないと思ったら、早めにその病院を辞めるのは、当たり前のことだと思います。だけど、医師の多くは、何故か、ギリギリまで頑張っている人、実に多い。その結果、夜になっても眠れずに、体調を壊し、精神的にも行きついている人、いますネ。医師の心のケアーも、大切な時代です。
 同じ科の医師が、3人が2人になり、それが1人になって、凄い仕事量になっても、その分、給料が上がる訳ではない。となると、もっと条件にいい所で勤務しようと思うのは、当然のこと。1人、2人、3人といなくなって、大きな科でさえもなくなってしまうケース、あります(これを、経営者は、一番心配している?!)。
 小児科の場合、同じ病院での勤務期間が他の科と比べて、短いとはよく言われること。大学から1年交代で勤務しているケース、多いかな。このゴールデンウィークの間、2人の産科の先生、殆ど休みなく頑張っていたなあ。その産科の先生が、「今は、昔と違って高齢出産が多くなって、難しいケースが多くて大変だ・・・」と言われていましたが。

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準備・・・

2009-05-07 23:15:18 | Weblog
 朝、9:30にタクシーに乗り→バス→昼食→バス→タクシーで、18時前に無事に佐伯の自宅に着いた。長い距離だなあ。で、12日に日本を発つので、その準備で大変。何せ、大きな太鼓が2つもあるのだから(台も付いているし)。
 家で、いろいろ準備をしていたら、10年前に行った時のスケジュールや写真などが出て来た。で、その時にお世話になったKevin(ケビンChief Excutive Officer)さんから、後日、次の様な内容の手紙が、市の関係者に送られていた。
I am most pleased to report to you on the highly successful and enjoyable visit by Masahide Tahara, Michiko and Shinichi to Gladstone over the last week.
Mr. Tahara performed at Toolooa State High School, Tannum Sands State High School, Chanel Clllege, Clinton State School and South Gladstone State School. He also performed at the Multi-Cultural Festival on Sunday, 1st August, 1999, playing before hundreds of people,
・・・・(10th August , 1999)
又、上手く行くといいけど、どうかなあ。今度は、自分の演奏よりも、子ども達が上手になっていくことを楽しみたい。太鼓を教える内容の準備は、だいたい出来ている。自分に付いて来てくれると思って期待しているのだが(祈)。

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こどもの日

2009-05-06 11:57:34 | Weblog
  昨日は、子どもの日だった。昼間もそれなりに忙しくて、18:00過ぎても患者さんが来ていた。子どもの病気は、いつであろうと、関係ないなあ。20時過ぎに帝王切開があって、指示を書いて帰ったのは22時前だった。産まれた男の子、とても元気のいい泣き声で、あまりにもその声が大きかったので、スタッフが驚いて笑っていた。
 子どもの日は、元々は「端午の節句」といって男の子の健全な成長を祝う日であったが、1948年(自分の産まれる前の年)に定められた国民の祝日法によって「こどもの日」として広く親しまれるようになった。今では、男の子も女の子も関係ない感じになっているが、田舎では、男の子のいる家では、それも初めての男の子の場合、高々と鯉のぼりを上げる風習が根強い様だ。
 昔、自分にも3番目に男の子が産まれ、院長から立派な鯉のぼりを頂いた。で、それを飾ったのだが、風が強くて飛んで行って、早朝、どこに行ったか探しに行ったことがあった。鯉のぼりを見ると、そのことをいつも思い出す。
 子どもは大人の縮図、子どもの模範になる様に、一人一人の大人が成長しないといけないなあ・・・いい大人になる様にと、子どもがいるのか、それとも、共に成長する為に子どもがいるのか、・・・?!。
 写真は、御所浦で、この4月28日に撮ったもの。

 イスラム教徒は、子どもをとても大切にする。子どもは、産まれた時は白紙の状態で、大人よりも神様に近いと言う考え方だ。産まれてから、次第に汚れてくるので、その為に断食をするとの考え方かな?!
 キリスト教は、人間と神は、根本から違うから、小さい時に鍛え上げないといい大人になれないと言う考え方かな。
 仏教では、子どもは仏の子、亡くなる時は、仏の顔になるって感じで、あまり厳しさはない感じだけど。


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新型インフルエンザ雑感

2009-05-05 11:13:33 | Weblog
 新型インフルエンザ、メキシコ以外では、死者が殆ど出ていない。アメリカでの1歳の子どもの死亡例は、その子自体に元々基礎疾患があったから。いつもの毎年流行するインフルエンザよりも軽いとのこと?!
 今回の新型インフルエンザの影響、世界経済にとって、スゴイ損失になっているかな。日本政府は、水際作戦で万全の体制を取っていると言うけど、熱があまり高くないインフルエンザ感染のことあるし(いつも低体温気味で、37度前後でも、暑がる人もいるけど)、症状の殆ど出ないインフルエンザ感染の人も(不顕性感染)いるし、潜伏期の状態にある人もいるし、それに、麻疹や風疹の様に、インフルエンザも、発熱前からも既に伝染力があるし。
 政府は、あまり心配はしない様にと言っているけど、心配をけしかけているのは政府(とマスコミ)って感じがしないでもないけどなあ。
 新型インフルエンザワクチンが出来たとして、弱毒なのに、新型インフルエンザワクチンを全てのヒトに打ったり、疑われれば全てのヒトに検査をし、インフルエンザであれば全てのヒトにタミフルを処方するってこと、理にかなってない気がするけど。
 多くの小児科医が経験していることだが、冬にインフルエンザが大流行している時には、細気管支炎を起こすRSウイルスの患者さん、確かに少ない。真冬にインフルエンザが殆どない時、RSウイルスで、乳児が肺炎になって入院しているケース多い。今は、RSウイルスのワクチンも出来ていて、未熟児や心臓病の子には、積極的に打っているけど。
 インフルエンザワクチンも、もちろん、強毒性だと意味が確かにあるけど、どんどん多くのヒトに打って行けば、変異が起き易くなると思われるけど。それに、医療現場で、ちょっとでも疑われれば即インフルエンザの検査となると、それこそパニック状態になるんじゃないのかなあ。タミフルをどんどん使用すれば、耐性もその内に出来るだろうし、そっちの方が心配な気もするけど。そして、本当に必要な時に、効かなくなる可能性もある訳だし。
 今までのインフルエンザワクチンの使用の仕方も、再考する必要があるのかも知れない。体の弱いヒトを中心に打ち、タミフルも、症状に応じて柔軟に考えて処方するべきだと思うけどなあ。
 全て検査、全てワクチン、全てタミフルって考え方自体が不自然な気がする。実際に、5月2日からずっと外来診ているけど、インフルエンザB型に罹患した中学生、ゾロゾロ来ている。発熱して12時間以内の場合は、検査していない。そして、大部分、初めに葛根湯で対処しているけど、それで大きな問題、起きていない。もちろん、インフルエンザとはっきりして、きつくて耐えられないケースには、点滴したり、タミフル処方したり、大きな子どもには、リレンザを処方しているけど。来ている中学生の殆どが、昨年の暮れにインフルエンザのワクチンをしているけど。
 登校許可証や登園許可証をしばしば書かされるけど(当院は無料でしているが)、これも口頭では、駄目なのかなあ。これを書いて何かあった時、園や学校側は、医師から許可をもらっているからと言って責任逃れ出来る感じだけど、ちゃんとその時に医師が診て、ちゃんとした診断書を書いていないのに、それで責任をなすりつけられては、たまらないなあ。
 麻疹や百日咳などの伝染病が少なくなって、喘息も、抗アレルギー剤や吸入などで重症例が少なくなっている時代、皮肉なことに、毎年流行するインフルエンザで(開業している)小児科医が潤っていることも確かなことだけど・・・?!




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マングース・・・

2009-05-04 12:07:53 | Weblog
 昨日のNHK総合テレビで、マングースのことが紹介されていた。マングース、学生の時に、奄美大島診療団に(5年生の時に)参加して、ハブとマングースの闘いを見た記憶が薄々あるが。
 メスのマングース、一度に15匹前後産む。初めは、そのメスのマングースが母乳で育てるが、その後は、その子ども達、母親から離れて、オスのマングースに付いて修行を行う。
 1匹の大人のオスには、1匹の弟子しか許されない。そのオスに強くアピール出来た子どもだけが、弟子になることが許される。弟子となれば、そのオスにより危険な敵から身を守ることが出来、食事もありつける。又、処世術をしっかりと学ぶことが出来るのだ。
 その大人のオスは、父親ではない!競争に負けた残りの5匹の子ども達がずっと生きられることは、極めてマレ。大人のオスの教え方にしても、見て学べって感じで、手取足取り教える訳ではない。
 弟子になった子どもがオオトカゲからの襲撃に遭った。その時、そのオオトカゲに対して、マングースの群れ全体が一丸となって、それに対抗して、追っ払ってしまった。しかし、その時、既に、ある子どもが後ろ足を負傷してしまっていた。そんな子どもをその師匠は、見捨ててしまった。そして、師匠を持たなかった他の子どもがその師匠の新たな弟子になった。
 ムーッ、自然観は厳しいなあ。
 ライオンにしても、群れから離れたメスライオンは、獲物が捕れなくて生きていけないそうな。
 ヒトの世界の方がやはり優しいかな。


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感謝すること・・・

2009-05-03 12:38:47 | Weblog
 多くのヒトは、幸せになろうと思っている。しかし、幸せって何?と聞かれたら、どう答えるのかな?多くの人にとって、それは、漠然としているものかな。
 今満足してないヒト、もしも、思ったことが成就しても、それでずっと満足出来るかと言うと、それは、ないみたいだけど。となると、今が満足できること、それって、とてもとても大切なことだと思う。諸外国との比較のアンケートにも出ているが、今の日本人、「知足の精神」、確かに少なくなっている感じだけど。
 とても子どもの教育に熱心な母親がいて、双子みたいに行動をしていたが、娘が大学に行ったり結婚したりして、次第に接触が少なくなってから落ち込んでしまったケースがある。優秀な娘と共に行動していた時が一番幸せだったのだろうけれども。
 女性の多くは、老後1人になった時、経済的なことで苦しんでいるケースが多い。男性の多くは、老後1人になった時、経済的なこと以上に、孤独で苦しんでいる。男性にとっては、孤独は耐えられないものなのだ。
 人間万事塞翁が馬である。全てをそのままガッチリと受け入れて、それを自分なりに上手に消化して行くしかない。人生50年でなく80年!それが上手に出来る為には、若い時に、いろんな諸問題にぶつかってそれなりに難儀していた方がいいんじゃないのかなあ。生きる上で大切なコミュニケーション力なんて、直ぐには身に付かないことだし。
 今の日本の多くのお年寄りにとって、最後の10年間が不安で不安でたまらなかったり、病院で寂しく亡くなると言うのは、やはり、少しじゃなくて大きな問題じゃないのかなあ。
 日本では、犯罪が極めて少ない。物乞いがいない。清潔、美しい自然、皆保険、水が飲める。諸外国に行ってみると、日本の常識が非常識であること、沢山あるなあ。
 全てに感謝すること。今生きていることに感謝すること。今の姿に満足すること。まあ、誰しも、歳を取って死ぬことは確かなことだし、どんなにあがいても、それから免れない訳だし、そんなことは、それ以外にも沢山ある訳だし。
 北朝鮮の問題にしても、即核戦争って感じになっている訳じゃないし、今にも日本に落ちるかも知れないって感じになって、騒ぎ過ぎたんじゃないのかなあ。
 草なぎ氏の問題にしても、騒ぎ過ぎ。それだけ、日本が平和ってことかな。
 インフルエンザの問題にしても、型を変えながも、インフルエンザがこの地球上から消えることはまずない訳だし、毎年流行っているインフルエンザにしても、死亡率0.1~0.3%は、ある訳だし、共存して生きるしかないんじゃないのかなあ。インフルエンザも、ヒトが死んでしまったら、元も子もなくなる訳だから。
 写真は、この4月28日に、御所浦で撮ったもの。

*もしも新型に限らずインフルエンザに掛かったら、健康の有り難さを知りなさいとのお告げと思って、まず今まで健康であったことに感謝し、それなりの仕方で対処し、他人にうつさない様に注意して、その間、いろんな思考を巡らすこともいいかな。国立感染症研究所 田代眞人 インフルエンザウイルス研究センター長は、今の新型がフェイズ6になる可能性は大だが、強毒性に変化する可能性は全くないとまで言っているけど・・・?!

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