日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

ドクターG・・・

2014-08-30 13:54:29 | Weblog
 平成26年8月29日(金)、22:00~22:50、NHKで、「総合診療医ドクターG」がありました。今回は、子どもを取り上げていました(←この番組で子どものケースは、初めて・・・)。
 5歳の女児が、ある朝、突然、高熱と腹痛に見舞われて・・・脱水の恐れがあるので入院させて経過を見ていたのですが・・・なかなか病名が突き止められなくて(川崎病を知る上で、とても良く作られた内容だと思いました。)…→
 初め、(お腹を痛がるので、子どもによくある)腸重積症、急性虫垂炎、流行性耳下腺炎による膵臓炎などが疑われ、更には、(猫からひっかかれていて、その後、頸部のリンパ節が腫張してきたので)ネコひっかき病、更には、検査上、(尿の白血球数が多くて)腎盂腎炎なども疑われていましたが・・・その後の検査で、尿の培養が陰性で・・・その後、唇や舌や眼球が赤くなり(こうなると、診断は、直ぐに付く感じになるのですが→)、「川崎病」と診断されました。
 この子の場合、検査上、CRP高値で、白血球数多く、GOT・GPTも高値、それに、尿の白球数がやたらと多くなっていて、それなりに、鑑別するべき病名が多くなっていましたが・・・。
 川崎病の場合、経験的には、血沈が早くから促進していますね。腹痛はないことの方が多い感じですが、この子の場合、胆嚢が拡張していて、それによる腹痛でした(←川崎病の10人に1人に、胆嚢水腫が発症)。
 診断を付ける時、これらの症状や検査以外に、とても大切なことがあると私は思っています。それは、いつもと違って、「機嫌」、「顔付き」、「食欲」、「睡眠」がどうかと言うことです。母親が、「先生、熱があっても、こんなに元気ないこと、今までなかったです。殆ど食べていません・・・」などと言えば、熱が出てまる1日も経ってなくても、検査する必要がある場合も多いかと思いますが・・・?!
 「機嫌、顔付き、食欲、睡眠」に関しては、いつも寄り添っている親御さんの方が、その時だけ診るクターよりもよく理解できるはずです。つまり、診断を付ける上では、どうしても、いつも見ている人の協力が必要だし、いい医療は、親御さんとドクターとの共同作業なのです。
 一般的に、普通のウイルス疾患では、熱があっても、結構、元気にしています。熱に強い子は、たくさんいます。「麻疹」や「川崎病」の場合、症状が出揃わない初期の時でも、普段の風邪(急性ウイルス性上気道感染症)と違って、兎に角、食欲なく、元気ないですね。これが見方としては、とてもとても大切なことだと私自身思っています。
 私の長女が、昔、川崎病になりました。その時、熱があり、頸部のリンパ節が1個腫張してた以外、特に、所見はありませんでしたが・・・いつもの(熱があっても)元気な長女でなく、とてもきつそうにしていました。その時、私は、何故か川崎病の特効薬のアスピリンだけを上げていました(当時は、まだ、カロナール一辺倒の時代でなかったこともあり、私の診療では、発熱にアスピリンを頻用していましたが・・・)。その後、眼球充血、唇と舌が明らかに赤くなって、「川崎病」と確信しました。
 その後、解熱してから、再び、「発熱」「発疹」があり、頸部のリンパ節が数個明らか腫張し、眼球充血もありました。しかし、さほど、落ち込んだ感じもなく、元気でした。血沈の促進もなく、CRPや白球数も、ほぼ正常でした。「川崎病」の再発ではなくて、「風疹」だったのです。
 番組の最後の方で、「川崎病」を発見した「川崎富作」先生の番組へのメッセージがありました。89歳の高齢な川崎先生、昨年まで仕事をされていたそうで、今は、「川崎病で悩む」患者さんとの電話相談をしていました。で、そのメッセージでは・・・→教科書で学ぶより、患者を診ることの大切さを強調されていました。(←私も、全く同感です!)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E7%97%85(←川崎病)

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学びの精神・・・

2014-08-29 16:04:55 | Weblog
 8月21日(木)&22日(金)に1人、26日(火)&27日(水)に2人、28日8木)&29日(金)に2人、当院小児科に、熊本市にあるK看護専門学校の学生さん総計5人が、研修に来ました。(←毎年、来ていますが・・・)
 通信制看護学科の学生さんで、准看ナースとしての経験を10年以上持ち、来年、看護師の国家試験を受けることになっています。皆さん、意欲的で、眼が輝いていますね・・・(若い人に負けない程に)。
 患者さんがいない時、いろんな質問をしました。
 同じベビーの検査結果の染色体を見せ、「一方は、46本、一方は、47本、どうなっていますか?」と質問しましたが・・・→上手く答えらた人がいました・・・→ダウン症候群には、(21番目の染色体がどの細胞にも3本ある)21トリソミーと(21番目の短腕が他の染色体に移動して付いている)転座型と、それに、この例の様なモザイク型があるのですが・・・。
 産まれて間もなく呼吸困難になった新生児の胸部のレントゲン写真を見せると(3例の横隔膜ヘルニアで、その内、1例は、珍しい右側の横隔膜ヘルニア)・・・→胸部に腸のガスが見えるのに気が付いた人がいましたが・・・。
 又、「突発性発疹症」と「麻疹」と「風疹」の背中の写真を大きくしたのを見せて、その違いを言わせたりして(←実際には、発疹だけでは、鑑別が難しいのですが・・・) 、それなりに勉強になったようですが・・・?!
 ナースの場合は、免許を持っているのに、他の仕事に就いたりしているケースも少なからずあるのですが・・・こんな感じで、年齢に関係なく、一生懸命に頑張っている人もいるんです!!
 はっきりとした目標を持って頑張る時、人は元気になれ、活き活きしていますね。「学びの精神」いくつになっても大切なことだと思います。
 いい仕事をしようと思えば、それなりに時間が掛かりますね、それに、意欲をずっと高い所で持続することが大切ですね。趣味の世界でも、同じことが言えるかと思いますが・・・。
 茶道の世界では、「茶道をちょっとしてます・・・」と言えば、少なくとも、10年はしている事になっているそうですが・・・?!
*写真は、突発性発疹症→風疹(発疹が初期では、融合しない)→麻疹の順。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20130828/1 




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自然と日本人・・・

2014-08-29 12:11:30 | Weblog
 8月29日(金)の朝、3回、宮崎県の「日向灘」を震源地として、地震がありました。1回目は、1時30分頃で、最大震度2でした。2回目は、4時14分頃で、最大震度4で、広範囲で、天草でも震度3程ありました。3回目は、6時29分で、最大震度1で、小規模でしたが・・・。
 2回目の時は、全く気が付きませんでしたが・・・。
 オーストラリアの人から、「日本人は、あんなにしばしば日本で地震が起きているのに、よくいつも平気でその上に住んでおれますね・・・?!」って感じで言われたことがありましたが・・・もう、日本人の場合は、(多くの場合は、命に関係ないので)慣れているんですね(諦めている人も?!)・・・しかし、時に、3・11や今回の様に、大変なことになるのですが(実際には、忘れた頃に、その体験者がいなくなった頃に、繰り返していることが多いのですが・・・?!)・・・。
 日本は、災害がとても多い国です。台風だけでなく、地震や津波や、それに、最近では、今回の様に、台風並みの暴風雨や豪雨にも(日本の7割が山ですから)、それも、日本中、何処で起きても不思議でないって感じになっていますが・・・?!(自分が生きている時には、大きいのは、ないだろうと思っている人もいるみたいですが・・・確率的には、そんなことはまずないですね?!)
 日本では、車を洗う水が、野菜にかける水が、普通に飲めますね。これって、世界の非常識ですね。(アラブの国では、水の方がガソリンよりも高い所が現にありますよ。)
 イタリアのフィレンツェでホームステイした時やオーストラリアに行った時のホテルでは、日本の様に、水がじゃんじゃん流れなかったですね。水を大切に使っていると言うことがよく分かりました。韓国も、水が足りないんですね。中国の大都市では、水道水の水の90%以上が、汚染されているとか・・・?!
 日本の場合、水害もありますが、水が豊富なので、美味しいお米が出来、美味しい豆腐も出来・・・お風呂にも、よく温まって楽しめます。今回の被害者も、ある民放のテレビのインタビューの中で、してもらいたい事を聞かれると、「お風呂に入りたい・・・」って言っていましたが・・・。入浴の概念は、日本人の場合、単に、汚れを落とす為ではないんですね・・・。
 考えて見るに・・・→日本が戦争で負けて、攻め込まれたこと、太平洋戦争以外にありますか・・・?そして、日本と切っても切れない仲のいい国、ありますか・・・?!(少なくとも、親友的な友達の国、ない感じですが・・・?!)
 欧米やイスラムの世界では、人間と神との結び付きがとても強い感じで・・・それに、産業革命以後、人間中心って感じにも思えますが・・・?!(←イスラムの世界では、国単位の結び付きよりも、ムスリム同士の結び付きの方が遥かに強いですね・・・)
 一方、日本では、旦那さんが山の仕事に行く時には、奥さんは、家で「山の神様」に祈り、旦那さんが海の仕事で遠くに行く時には、奥さんは、家で「海の神様」に祈っています。
 そんな感じで、四季折々で景色の美しい日本では、人間中心に生きるのでなく、自然と一体となって(共生して)上手く生きようとしていますね。これが正に日本人の知恵ではないでしょうか・・・?!

*1枚目の絵は、家内の父親が描いた桜島、2枚目の絵は、(佐伯の自宅に飾っている)私が一番気に入っているもの、3枚目は、高戸で(平成26年8月30日の夕方に)見た虹。

(https://www.youtube.com/watch?v=YzIcUes1PkQ(←佐伯駅)
https://www.youtube.com/watch?v=gvhW3_FxRjM(←阿蘇山、その1)
https://www.youtube.com/watch?v=dPxMKnDm16E(←阿蘇山、その2)
https://www.youtube.com/watch?v=FfBXAtq3c40(←阿蘇山、その3)
https://www.youtube.com/watch?v=tyjhmPWN4Ig(←上天草市龍ヶ岳町高戸) 







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コミュニケーション力アップの為に・・・?!

2014-08-28 11:31:24 | Weblog
 今年も、佐伯に帰って、盆踊り太鼓を打ちました。
 佐伯で流れている盆踊り曲、「炭坑節」「地踊り」などといろいろありますが・・・「佐伯音頭」は5番まで、「佐伯小唄」は4番まで、「ばんば踊り」は3番まであり・・・「佐伯音頭」も「佐伯小唄」も、2番と3番の間に間奏が入ります。私は、「ばんば踊り」以外では、ちょっとずつ打ち方を変えて、自分なりにそれを楽しんでいますが・・・。
 太鼓の打ち手が上手かどうかは、踊り手が決めます。つまり、踊り易く太鼓を打てる人が、打ち手としては、上手なのです。打ち手が、「自分は、上手だ・・・」と言っても、踊りにくければ、意味がないのです。
 盆踊りでは、準備も後片付も大変です。その土地の人々の団結力が試されますが・・・それで、尚一層、皆の絆が強くなりますね。会場では、小さい子からお年寄りまで、年齢に関係なく、皆が一緒になって踊ります。それに、「供養盆踊り」では、既に亡くなった人の魂も、その場に戻って来ることになりますね・・・。
 盆踊りの踊り方は、ちょっと練習すれば、出来ることが多くて、さほど難しくありません(←プロの眼で見れば、ホントは、難しいと思うのですが・・・)。誰が踊ってもいいし・・・上手でも下手でもいいし・・・何も知らなくて、前の人の踊るのを見て、踊りながら、その場で覚えている人もいますが・・・?!
 こんな感じで、夏、日本のアチコチで、もっともっと多くの人が「盆踊り大会」に参加して踊ると、「日本再発見」って感じで、とてもいいと思っているのですが・・・。

 ヨーロッパで紛争が絶えないのは、言葉の違いからだと言うことで、「エスペラント」なる言葉が出来て、それを話すエスペランティストが一時増えて、ブームになったこともありましたが・・・。(私も大学生の時、ちょっと勉強しましたが・・・)
 英語だけでなく、普段の多国語での挨拶言葉だけでも、もっと積極的にしては如何でしょうか・・・?しようと思えば、普段の学校の授業でも、出来ると思うのですが・・・?
 今は、グローバル時代です。アチコチで、いろんな国から来るケースが多くなっています。海外に行くと、子ども達から、「こんにちは」(それ以外の日本語、殆ど知らない場合も多いのですが・・・)と言われることが多かったのですが・・・スカイプ使ったりして、実際に、(英語を土台にして)いろんな国の人とコミュニケーションを取ることを学校でどんどん積極的にして欲しいと思います。子どもは、大人が思っている以上に、覚えることに関しては、(言語以外も)天才ですから。

 手話には、日本の手話、アメリカの手話、イギリスの手話、中国の手話、国際手話など、いろいろあります。これをもっと皆が上手く利用出来れば、聾に関係なく(!)、(言葉が話せなくても)コミュニケーションを取る上で、重宝になると思うのですが・・・?!
 私が中学生の時、(高校生の)実姉が、(正式に認められた指の使い方ではないのですが)日本語の50音の手話をしていて(当時、これをしている高校生、特に女子にいましたが・・・)、佐伯駅を離れる時に、姉の友達に、(聞こえないので)手話で会話していて、その時、手話の威力を思い知らされた感じでしたが・・・。(一時期、テレビの番組の影響でしょうか、手話が若い人達に流行した感じの時がありましたが・・・それがもっともっと増幅しておれば良かったのですが・・・)
 (手話、テレビで私も、何度か挑戦していましたが、続きませんでした・・・普段いつも使っているといいのでしょうが・・・)

https://www.youtube.com/watch?v=cckZlgaJK44(←佐伯音頭)
https://www.youtube.com/watch?v=xtO7FteF924(←佐伯小唄)
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/343(←比較言語学)

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経営者の着眼点は・・・

2014-08-27 13:18:37 | Weblog

 経営者は、職員に対して(今は、差別用語の従業員って言い方をしませんが・・・)、どんな点に注意しておけばいいのでしょうか…?!

 開業する前の救急病院では、小児科では、、夏は、1泊(土日)の旅行(海水浴場)、冬は、1泊(土日)の旅行(大分市周辺)をしていました(高給の私が小児科のスタッフにお金を出させることはなく・・・私がメーカーの治験のデータをせっせと書いたりして・・・その後、開業してからは、全く書いていませんが・・・)。救急病院の小児科では、新生児・未熟児センターも兼ねていて、小児科は、とても忙しかったのですが、忙しいと言って不満を口に出す人は、全くいませんでした。そして、小児科のスタッフが辞める時は、必ず、派手な送別会をしていて・・・その時に、仕事の話は殆どなく、今までの旅行の話でいつも盛り上がっていました・・・(これも、会費は、職員に出させることなく、幹事の私が工面していましたが・・・)。「(19床の救急医療中心の)たはら小児科医院」を開業する時、この経験を生かして、経営者としてどうすればいいのか、私なりに考えました。
 *私が物心付く頃(父は、小学校の校長でしたが)、正月になると、決まって、その学校の先生全員を呼んで(男女別で)、食事を振舞っていました(先生達も、年1回のそれを楽しみにしていた感じでしたが・・・)。母の料理に掛ける意気込みは尋常でなく、和食でも洋食でも、それに、ケーキなど、何でも作るって感じで(アロエで便秘の薬まで作って、サラサラデールって名前まで付けて、職員が利用していましたが・・・)、ニューアイデアで「佐伯市長賞」をもらったり、佐伯の「ふるさと祭り」で、商品として売ったりしていましたが(直ぐに、売れて切れていましたが・・・)・・・。

 開業する時、次の4点をいろんな人から教授してもらいましたが・・・→
1、「奥さんが先に出ないこと・・・理想的には、仕事場で関与しないで、時々、差し入れして「いつも、主人がお世話になっています、お疲れ様です・・・」って感じで職員に接っするぐらいの方がいい。職員は、先生に付いて就職しているのであって、奥さんに付いて来てないですから・・・それが、先生が大人しくて、奥さんが我がモノ顔に出しゃばって、職員から嫌われて、職員が入れ替わり立ち替わり代わっているケース、多いんですよ・・・」と。
2、「アチコチ、職場を移動しているナースは、採用しない方がいいですよ。同じことを繰り返すだけですから。又、悪口を言う人も同じです。ここを辞めた後に、又、他でここの悪口を言われますから・・・」と。
3、「ナースは、仕事が出来て人望の厚いカリスマ的な人は、独りでいいです。複数だと、どんなにそれぞれが優秀でも、派閥が出来ますから・・・」と。
4、仕事が出来る人は、きつい人が多い、きつくない人は、仕事が出来ない、どっちかですね。仕事もバリバリ出来て、周りと上手く行く人を探す方がまずムリです、そんな人がいればいいけど・・・」と。

 で、私なりに、以下の事も実行しました。
1、まず、茶道を一人一人に手取り足取りって感じで、教えました。(月に1回、茶道の先生に来てもらって、教授してもらいました。開院式も閉院式も茶道でしました。書道も、書道の先生に来てもらって、希望者が参加しました。)
2、月に1回(昼食時が多かったのですが)、皆で、食事会をしました。(平日の午前の診療は、7:30~11:30で、午後は、水・土以外、14:00からとなっていましたが・・・外来患者さんは、7:30~9:00に集中していましたが・・・)
3、職員が朝早くから(平日は、7時半から診療)仕事が出来るのは、家族の支えの賜物で・・・それに報いる為にも、(独身の職員には、海外旅行を)家族持ちの職員には、国内家族旅行を何度かしてもらいました。又、職員の誕生日に、花をプレゼントしました。(女性の場合でも、結婚すると、花をもらうこと、少ないんですね・・・?!)
4、(皆の嫌がる?!)トイレ掃除は、私の次女と長男に(バイト料をあげて)してもらいました。

 結果的に、医療機関の増加と少子化で、先を見通して、8年半(その間、夜の20:00~21:00の診療は、欠かすことなく毎日して)で、閉院となりましたが・・・借金することなく・・・今、その時の職員にたまたま出会うと、話がつきませんね・・・開業時代の悔いはありません(←開業時代は、時間を上手に使って、いろんな趣味にも凝っていましたが・・・母から、趣味の分だけ、儲けたねって感じで言われたことがありましたが・・・)・・・全て、いい職員のお陰ですね(合掌)。 

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真剣に今を生きる・・・

2014-08-26 19:24:06 | Weblog
 平成5年7月(今から21年前)佐伯市の直川の臨済宗のお寺の寺報16号に載った内容です・・・→
 「真剣に生きる」
 人聞は生まれた瞬聞、死ぬ運命にある。若い多くの人は、死を真剣に考える事を避ける傾向にある。死の事を口に出すと年寄りじみているように言わる。しかし、生あるもの必ず死す。どんなにあがいたって、地位・学歴・貧富・国籍・全く関係なく人間皆、わずか百年足らずで肉体は滅んで行く。体は借り物、魂は不滅。死を真剣に考えれば考えるほど、又、出来るだけ早く考えていればいる程、一日一日を如何に過ごすべきかのより良い結論がその人なりに自然と出て来るはずである。
 「誰でも老人になることは出来るが、誰でも豊かな老年を迎えられる訳ではない。貴方の晩年は今日の貴方の生き方によって大きく左右される。」とゲーテは言っている。
 「生のさなかに我々は死の中にいる、誕生の瞬間から常に人聞にはいつ死ぬかわからない可能性がある。そしてその可能性は必然的に遅かれ早かれ既成事実になる。理想的には、全ての人間の一瞬一瞬を次の瞬間が最後の瞬間になるかのように生きることが出来ねばならない。常にいつ死んでもいいつもりで生きることが出来ねばならない。しかもその為にふさぎ込むこともなく平静にである。この理念を全ての人間に求めることは無理かも知れない。しかし確信を持って言う得るのは、人間がこの理想の精神状態を手に入れる所へ近づくほど、それだけ立派なそして幸福な人間になれるということである。」とは、今世紀の巨匠の一人、英国の歴史学者アーノルド・トインビーの言葉である。 
 年を取れば取るほど苦難苦行をしなければいけないし、いろんな事に挑戦して行かなければいけないと思う。老後に楽をする為に若い時に一生懸命に働くべきだと考えるのではなく、その時その時に、今の自分がどの様にすれば社会に一番貢献出来るかを考えて行動に移すべきだと思う。
 カーライル(1795~1882)は言っている。「われらの大いなる仕事は、遠方にかすかに存在するものを見るのではなく、目の前に明瞭にあることを行なうことである。」と。
 受験の神様、有坂誠人は言っている、「もう絶対に間に合わない、ただ目の前にあるものだけをひたすらマスターすることに全力をあげる。勉強とは、全部やり終わって初めて、それが良かったのか、悪かったのか、評価が下せるものなのだ。」と。
 ハーバード大学のC・W・エリオット総長は、卒業式の時に、次のように言われた。「君達はあまりにも自分自身のことを考え過ぎている。あまり自分だけのことを考え過ぎるな。他人のことを配慮することが習慣化された人間になって欲しい。そうして正しいと思ったことは勇気を持ってやってくれ、そうすれば君達は報いられるであろう。」と。
 フランクルの書いた「夜と霧」(ナチスのアウシュビソツ収容所のことが書かれてある)を読めば、次の事が解る。「ぎりぎりの限界に人間が置かれている時、唯一の支えになるものは、目的を持って未来を信ずること。あの中で牧師と医師が生き延びることが出来たのは、自分が死ねば同僚が死んでしまうと思ったから、つまり、牧師と医帥は愛の為に生き延びることが出来た。」と。
 私の佐伯鶴城三年の時の恩師、数学の渡辺清一郎先生は(現在、故人となっておられます)、かって次のように言われた。「人間には三つの大き関門がある。 受験と結婚とそして死ぬ時だ。受験勉強なんて特別なものはない、授業即ち受験勉強だよ。採点ミスだと言って職員室に来る生徒がいる。それに輪を掛けて点をあげる教師がいる。つまらん学生になるな。教師、一体自分達が毎日何をしているのか考えてみるといい。口先だけの人間になるな、個性をなくすな。生徒の為に、私にはただこれだけ。」と。

 これが載った時、佐伯市で19床の入院設備を持って、小児科単科で開業している時でした。平成2年11月10日(土)の17時まで救急病院の医療法人西田病院に10年半勤務し、翌日に開院式を茶道でし、翌々日に開院しました。
 今、又、この文章を読むと、これを書いた時の気持ちが思い出されます。
 多くの人に、感謝感謝感謝です。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20061102/1 

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好き嫌い雑感・・・

2014-08-26 15:53:42 | Weblog
 次女は、小さい時、メロンパンの歌をよく歌っていましたが、その美味しい「メロン」、食べないのです。美味しくないと言って・・・そして、今も、皆が美味しそうにメロンを食べている時でも、食べようとしません。
 私は、小さい時に、ニンジン食べれなくて、残していました。その都度、父から、乃木大将の話を聞かされていました(乃木大将は、小さい時、ニンジンを残したら、それを食べ終えるまで、他のモノを食べることが許されなかったとか・・・)。(→で、今は、私、ニンジン大好き人間になっていて、殆ど毎日摂っていますが・・・)
 私が紅茶通なのに、家内はコーヒー通です。又、家内と一緒に外泊する時、夕食で、家内はビールを飲みますが、私は、ウーロン茶です。
 私の場合、今は、何でも一応食べれますが、美味しそうなチーズも、さほど美味しいとは思わなく、ウニやイクラも、美味しいとは思わなく、卵と交換して食べていますが(卵大好きです!)・・・。
 小さい時に、海馬と扁桃体に刻み込まれた食べ物の味、なかなか消えないんですね・・・?!
 人間の好き嫌いも、食事の好き嫌いと似ている感じがしていますが・・・→中国人は嫌い、韓国人は嫌い、北朝鮮人は嫌いって言う人がいますが・・・中国が嫌いだから一般の中国人も嫌い、韓国が嫌いだから一般の韓国人も嫌い、北朝鮮が嫌いだから北朝鮮人も嫌いって言うのは、少し言い過ぎな感じがしないでもありませんが・・・?!
 同じ人間だから、同じ考えをしてると思ったら大間違いで(男女の違いも、なかなかお互いに理解し合えませんが・・・)、海外に行って如実に知らされるのは、その考え方の大きな違いですね。
 例えば、自分の父親や兄のことを言うのに、韓国では、私のお父様は、私のお兄様はって感じで他人に紹介します。日本では、身内に様は、とても不自然ですね。イスラム世界では、自分の子どもの自慢話をよく聞かされましたが(学校の通知表まで、見せてもらいましたが・・・)、文化の違いですね。
 人類はもっと仲良く違いを理解し合うべきです。実際に、韓国に行くと、マスコミが騒ぐ様な反日感じたこと、全くありません。韓国には、6回も行きましたし(又、行くつもりにしてますが・・・)、ホームステイの経験もあります。毎回、とてもよくしてもらって感謝しています。
 朝日新聞が慰安婦問題での非を認めましたが・・・朝日新聞だけでなく、マスコミの報道の仕方、他にもいろんな問題があると思います。
 今日(26日)の午後は、予防接種の日でしたが・・・ちょっとでも間違うと、マスコミから袋叩きにされる感じですが・・・?!

https://www.youtube.com/watch?v=UOHI-ppAnmg

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080905/1  

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死生観・・・

2014-08-25 13:56:10 | Weblog
 今回の私の郷帰りで、認知症の母(93歳)を見て、いろいろ私なりに考え込みました・・・→
 「お母さん、心配事は?」
 「何もない!」「手もこんなに動くし(足が動けなくて、寝ていますが。・・・)、見えるし(眼鏡掛けないのに、しっかり見えている)、耳もちゃんと聴こえる。ご飯も美味しい。」
 「痛いところは?」
 「何処も痛くない!・・・しかし、頭がゴチャゴチャして、分からんごとなってる・・・」
 ・・・ニコニコして穏やかな顔付きで、以前の様なきつい言い方は、母から完全に消えていましたが・・・。
 今の私の母は、いつ、どうなっても不思議でない状態ですが(この2~3年、血圧が下がって救急車に数回お世話になっていますが・・・)、人間って、こんな感じで、苦しまなくてあの世に行ければ本望かなあとも思いました・・・。
 人間、息を吸わない状態が長く続けば、死にます。息を吸った時は、エネルギーがみなぎって来る感じで、それが、そのまま連続した感じで息を吐くことになりますが、吐いている間、スーっと力が消えて行く感じになります。で、息を吐いてしまうと、ちょっと呼吸が止まった感じになって、再び息を吸うことになるのですが・・・その時、再び息を吸うことがなければ、死の方向へ向かいます。
 呼吸する毎に、瞬間的に、死を経験しているのかも知れませんね。「無呼吸症候群」って言う病名も、現実にある訳ですが・・・。
 昔、深夜、N病院で、「先生、ベビー(未熟児)が長いこと息が止まる・・・」って感じで電話が掛かり、慌てて行って診ると、正常の出来事でした。しかし、同じN病院で、ホントに無呼吸になって、心臓が止まる状態に何度かなって、大学に紹介したベビーのケースもありましたが(←極めてまれなケースで、呼吸中枢が未熟な為と言われましたが)・・・。
 心臓の音も、呼吸状態と直結していますね。「(専門的になりますが→)心臓の音であるドッキン」の低い感じの長い「ドッ」は、1音と言い、僧帽弁と三尖弁が閉じる時に発する音で、高い音で短い感じの「キン」は、2音と言い、大動脈弁と肺動脈弁が閉じる時に発する音ですが・・・聴診器でよく聴くと、息を吸う時には、2音が分裂していますが、息を吐く時には、2音が分裂していません。学校健診では、それを医師は、聴いていますよ(←分裂していると、いろんな病名が付きますが)・・・。
 朝起きると、「万歳!今日も生きてた!」って感じで感謝しているお年寄りもいるそうですが・・・?!
 「過去をあれこれ悩んでも、それでどうかなる訳でないから悩まないことにしている・・・」と母はよく言っていました。いつも、今を全力投球って感じで真剣に生きていた母でしたが(料理ばかりに凝っていましたが・・・)・・・。
 何か、その人の最後は、その人のいつもの生き方がドッと出てくる感じがしてなりません!
 私の生き方・・・→モットーは、「誠実」「寛容」「感謝」で、座右の銘は、「万事塞翁が馬」で、常々、「今でしょ!」と似ていて、「時は今!」って感じで、今を大切に生きているつもりですが・・・。
 最近家内とよく話しているのですが・・・(私の葬儀の場合は、他人に迷惑掛けたくないので)家族葬にして、その後、宇宙葬が私の生き方に合っているのかな(←ゼロ葬が今注目されているそうですが・・・)・・・?!

*8月10日の墓の掃除で、(苔を取るのに力を入れ過ぎて)左肩を痛めてしまいました。その後、続けて太鼓を打ったので、なかなか治らず、今もまだ痛いのですが・・・。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20130822/1(←死生観)

http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014031600003.html

https://www.youtube.com/watch?v=P0lxCFv-nW8(←いい感じですね、生きていると、こんな素晴らしい演奏にも出遭えますよ) 

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旅雑感・・・

2014-08-24 13:50:54 | Weblog
 旅は、私たちにいろんな事を教えてくれます。
 今回、天草から故郷佐伯に帰るのに、16日(土)出発して、そのまま佐伯に帰る予定が、台風で、熊本に1泊して、17日(日)の夕方に佐伯に着きました。
 てっきり、出発の日の松島から熊本まで行くバスに沢山乗っていると思ったのですが、さほど多くなく・・・又、翌日の熊本から大分までの「九州横断特急」、超満員間違いなし、阿蘇からは最高に多いのでは・・・と思っていたのですが、台風の影響でしょうか、これも多いとも思いませんでした。
 JR会社の方は、盆時期で、てっきり多いと思っていた様で、いつもの2両を3両にして、指定席は、全て満席状態となっていましたが・・・自由席は、ホント、自由って感じで、ゆったりでしたね・・・。
 佐伯での夏のビッグイベントの恒例の花火大会も、9日予定が、何と、24日になり(←こんなに延期したのも、初めてかな?!)、24日も、何だか、雲行き悪いのですが・・・?!
 旅の計画をしっかり前もって立てていても、台風や欠航便などで、その通りにならないこと、ありますね。海外では、尚更、突発的なトラブルには、神経使いますね。
 しかし、トラブルも、旅に付随したいい体験と思えばいいのでしょうが・・・?!
 タイのチェンマイに滞在した時、インプラントをした歯が欠けて、歯科に掛かりました。お陰で、タイの医療が如何に素晴らしいかを知りました。イタリアのフィレンツェに滞在した時にも、又、インプラントの歯が欠けて、歯科に掛かりました。で、知りました。如何に日本の医療が素晴らしいかを・・・。
 又、フィレンツェでは、朝、突如、胃痙攣になって、死ぬ思いをしましたが・・・(その時、家に誰もいなくて・・・幸い、自然に治りましたが・・・胃痙攣がこんなに痛いのかと知って、勉強になりました。)。又、カナダのモントリオールに行った時には、脱水症状になって、何度も倒れかけました。何せ、自動販売機何て、日本の様に、沢山ないんですから。やっとたどり着いて、事なきを得ましたが・・・突如フラフラっと来る脱水症状を身を持って知り、暑い炎天下では、ミネラルウォーターを持参することの大切さを知りました。(ドバイのトラムの中では、水が飲めないし、台北でも、車の中での飲食はご法度でしたが・・・!)
 日本では、アチコチ、自動販売機が多いし、乗り物の中でも、堂々と食事が取れるし、それに、時間が正確で、トイレも多いし、それに、トイレに行く時も、大きなトランクを持っていかなくても安全ですね・・・海外からのリピーターがどんどん増えている理由が充分に納得出来ます・・・!

*絵は、次女が小学校の時に描いた作品(次女は、高校の時、韓国に行って、同じ音楽系の高校の生徒と一緒に、バイオリンの演奏をしていますが・・・)。

 

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いろいろと挑戦・・・

2014-08-23 14:08:43 | Weblog

 篠笛で、いろいろ挑戦してはいますが・・・→
1、篠笛のみ(荒城の月)
 https://www.youtube.com/watch?v=qll2ffwO7Ro
2、ピアノと一緒に(荒城の月)・・・
 1)https://www.youtube.com/watch?v=rNboVQWDajY
 2)https://www.youtube.com/watch?v=1HmxEafi630
3、私のピアノで、8本調子の笛に換えて(荒城の月)
 https://www.youtube.com/watch?v=vchFja1N-SY
4、笛だけの二重奏(荒城の月)
 https://www.youtube.com/watch?v=yhot_AyE5ZQ

 アコーディオンと篠笛との共演(上天草市)
 https://www.youtube.com/watch?v=vfM2quOKKXk

 大正琴と和太鼓との共演(無錫旅情、佐伯市)
 https://www.youtube.com/watch?v=eZiaVrHfQfA

 まだ、充分に満足するまでには至っていませんが、歯並びがまだいい時(歯並びが悪いと、篠笛の音色が悪くなりますし・・・)、体力のある時(和太鼓が長く打てません・・・)、意欲がある時(まだ、健在でしょうか・・・?!)、私なりに精進しようと思っています。(何せ、常に練習不足で、反省しきりです・・・! )
 

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