快晴!
今日は苅田町 老人クラブ連合会の大運動会です。
えっ、老人の運動会ですかって、 そうなんです。
今や、学校の運動会さえも 無くなってきた時代に。
老人パワーは、見事に その花を咲かています。
1月7日の朝日新聞「天声人語」に
75歳以上が高齢者、さらに90歳以上は超高齢者とされた。
そして65歳から74歳を「准高齢者」と呼んではどうか==
なんてね、医師や研究者らでつくる学会が提言した。
そうですか、私 その 提言通りでいけば
この1月に 目出度く? 「高齢者」 75歳に昇格?
って ことに、そんな 見事な 准高齢者、高齢者、超高齢者
が なんと400人以上集合しての大運動会なのだ。
処は 町の総合体育館。
開始は午前10時だが、年寄りの集合は早い。
私が行ったときには、すでに ほぼ揃っていたような…?
元気だね~
ここからが 凄いよ、 巷では もう無いかもしれない。
粛々とした式次第、大会宣言 国歌斉唱、大会会長挨拶
来賓挨拶 (町長、県会議員、町議会議長挨拶)
今年はこれでも、運営委員の努力で 時間の関係でと
他の来賓を省かせてとのことだと… (いいねえ~)
「元気ですね、 皆さんが頼りです、楽しく頑張ってください
ご指導ご鞭撻を…」 だって、 誰も聴いていないのかも。
競技の方法についての説明 細かく解説。
静かに! 年寄りが集まれば もう 隣とのおしゃべりですぞ
大きな声でしゃべらいと…聞こえないよ! だって。
大会開始前の準備運動「ラジオ体操」が流れて…
やっと 協議の開始です。

競技は全部で「7種目」
出番を待つ…

まぁ、こんな時は、自分身体の衰えを忘れるのでしょうか?
「無理をしないで、楽しみながら」を、ついぞ忘れて、もう必死。

いいですね、その姿、 滑稽を通過して 愛嬌にも。
それぞれの種目に 今を賭けていました。
自分を含めて、その地区の責任も考えながら…
さすが 老いてはいません!
高齢者は 「引き込んでいてはいけない!」 「集うのだ」
「黙って過ごしてはいけない」 会話をするのだ。
そうなんです、こうして、年に1回の大会なんですが、まずは
「集う」ことに意義があるのです。
隣近所をはじめ、日頃 合いたくても時間が取れない時も
そんな時、こうして たとえ短い時間でも 「出会い」がある。
平均寿命は総体的に伸びたけれど…肝心なのは、「健康年齢」なのだ。
生きているだけでは つまらない。
健康で、生きていることが 自分にとっても 周りの人にも
「おかげさまで」と言って、自分も楽しみ、 他人に役に立っての時間
それこそ 生きていることに意義があるのでは?
峠を過ぎて 頂上に達する そこで終わりではない。
山を下る時こそ、登って行った エネルギーをさらに噛みしめ
下り立った時から 次の自分の役割を見つけ出す糧となるのだ。
老いて益々とは、このことなのでは?
老人には 知識の上に「知恵」があるのだ…
世の中よ、もっと、高齢者を こき 遣ってみることを考えてみたら?
まだまだ 少しは「ましな」 お年寄りも いるはずだよ!