今日のランチは いつものとは違うのです。
何故かって?
そう、私の家内の同級生ですが、私たちの友達。
何かというと 一緒に 心を通わせて人生を楽しんでいる仲間
その彼女の今日は 70歳と4つ。
来年は 後期高齢者の仲間に。 そんな友です。
この数年、誕生日の日のランチを一緒に。
行橋の レストラン「わたなべ」で食事と会話を楽しむことにしているのです。
ご贔屓の方も多くあるように 聞いています。
私たちも、いろいろな店でグルメってるのですが、ここは ご推薦です。 と。
ここ 数年、何か…の時は、 ここで。
3人が 「ここなら」と 舌が合う・・と、いうのも 珍しい。
さて、 今日のランチタイムの感想を。
美味しいのは 美味しかった。 だが、しかし。
今日は、苦言を 一言。
私は 以前 会社では「お客様相談室」で 毎日 全国からの
クレームを 直接電話で 頂いておりました。
「顧客満足」 って 何だ! そんな時代の渦中に。
考えてみれば、お客様の 「本当の気持ち」を 頂くことの大切さ。
これは 商いには常道でしょ。
と言うわけで、
楽しい ランチタイムは
前菜は 鱧と野菜・ハーブ類でスタート。
盛り付けも、色彩も 「しゃれとんしゃ」 味も goo
メーンが出てきて…
スズキ科 ホウボウの仲間 この手の魚は みんな美味いね。
お店の方の説明では…京都では お祝いの時に この」魚を食すると言う…
「金」は目出度いに通じるという事か?
口に入れた途端、 「しょっぱい」
いや、強烈 シェフ 塩の振り方間違てたのじゃないの・・
私 74歳、 世間様からは 年寄りの仲間になりますが
「舌」はまだまだ 健在と自負しているのですが。
テーブルの3人とも 同時に、「しょっぱい」
こんなことは珍しい。
ナイフもフォークも 止まってしましました。
傍の 冷たいコップの水が こんなにおいしく感じたこと。
初めてです。
それに、 普段になく、 お水のお代わりを3回も…
きっと、何かの手違いだろう…と 良心的に解釈して
皿は もちろん最後まで 残さず 綺麗には。
前菜も、スープも、デザートも、コーヒーも
美味しかった。
しかし、 このお皿だけは。 頂けません。
100×0=0
1品が 0 だったら 他の品が いくら良くても
今日の このランチの総合点は 掛け算方式で ゼロです。
ひょっとして シェフの配慮は
「夏から秋のかけて 身体の調節から 「塩け」が必要
いつもよりは」 と、 ひとつまみ の。
そう、「塩梅」が あったのかも しれないが。
五感の中で 味覚というのは 大きく個人差が出てきますが
「塩」加減は 実は 本当に難しいものです。
昔の話に 織田信長が 京から 料理人を安土に召し抱え
料理をさせたところ 「この味はなんだ 薄い」 と
一刀両断に 切り捨てた・・・・なんて 怖い 話も。
でも、 私たちも 折角 楽しもうと 足を運んだのですから
「意見」としては 申し述べても いいのではと。
会計の際に、 「大変美味しかったです。 ご馳走様でした。
しかし、「一言(かながしら)の塩加減だけは…ちょっと…」
と。
玄関を出ると 秋の日差しは じりじりと 夏の暑さを超えるほど
しかし 風は やっぱり少し 涼し気に。
柿の実が なんとも 素敵に 飛び込んできました。
帰宅後も 喉は 水分補給を要求してくる…
「塩梅悪いなぁ…」