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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

感慨無量 秋晴れに 槌音も高く だが

2016-09-06 | 日記・エッセイ・コラム

 台風12号も 予想に反して( いいことですが)

 無事に 通過してくれました。

 一方では、東北、北海道では いまだに行方不明ン方も

 その爪痕は 痛ましいばかりです。

 

 私の家の目の前の区画整理後の住宅地は

 目を見張るような変化です。

 

 ちょっと昔の風景は こんな…

 大昔は 「海」

 明治時代には「塩田」で この地域は活気を呈していました。

 そして 埋め立てられて 「田んぼ」に 

  旧10号線から 海に向かって 広大な農地ができ

 ご当地での大企業「日産」がやってきて もうすぐ半世紀

 そんな時代の変遷か?

 この広大な農地が今度は「住宅地」として 

 またまた埋めたてが始まって その姿を変えていく。

 つい数年前 この埋め立ての話が本格的になってから

 休耕地も増えてきた。

  2010年ごろ 遠くの山は 「二先山」

 私の家のすぐ前では ず~っと 毎年こんな風景が

  今 ここには 新築の家が。

 秋の実りが 懐かしい…

 

 周辺を歩くと 両側には 

 これぞ、田舎の風景。

 

 工事が始まると 一変します。

 物静かな環境が 「ブル」や「重機」の騒音が連続して響いてくる。

  

 「機械」の頼もしさと、その能力の高さには驚きます。

 あっという間に 「田んぼ」が消えた? そんな感じ。

 

 あれから 工事のスピードは加速して

  農地はすっかり姿を変え、更地になりました。

 

 

 さらに 工事は進み 元の地権者の所有する土地の

 およそ55%前後の割り合いで換地となり区画されていきます。

   

 区画が完了し、引き渡しが始まると同時に、 こんどは「建築」ラッシュです!

 予定の区画は まずは 第1期の土地造成区なのですが。

 これは想定外のスピードです。

 あれよ、あれよ という間に そう まるで「雨後の筍」状態に。

 それも、たった 1年間の猛烈な勢いです。

 まず 最初に 3棟の賃貸アパートが  砂漠の中に すっくと建った。 

 と、思う間もなく、 区画内は アパート建設ラッシュ!

   

  

  個人の住まいの家は まだ ほんの数軒…

  

  もうすぐ 上棟式かな? 個人の家も

 

  「売り家」の看板も 2棟のうち 1軒は即入居

 

 介護老人ホームの建設の看板も

  

 

  本年度中には まだまだ 「槌音」が響くのは確実です。

 

 文明って、何でしょうね… 結構、考えさせられますね いろいろと。

 

  生活の中の「匂い」って 大事でしょ。

 僕ら 古い者は 田舎の「土」の匂いって 懐かしいのです。

 そう、田んぼの匂い。

  この風景 

 そいて 秋の収穫は まさに「五穀豊穣」

 「この幸せ」を共有したものです。 

 これが 今 

  乾燥し味気ない 殺伐とした匂いに。

 この区画内には 「緑」がどこにもありません。

 これから建設される 個々の周囲に僅かばかりの緑でしょう…

 

 どこもかしこも 「自然」との関わりが 

 減っていくこと このことって 正解なんでしょうか?

 

  新しく「生まれてくるもの、こと」は否定しませんが

 そのために、滅びていくものも ある。

  「文明」とは、 civilization

    都市化=生産手段の発達によって生活水準が上がり、人権尊重と

      機会均等などの原則が認められている社会、すなわち

      近代社会の状態

  と、あるが、 現実はなかなか です。

  「新しさ」「古さ」は  黒白ではありません。

   共存しながら お互いの 「うまさ」を引き出して

   その時代に合った 知恵に結び付ければ いいのでは?

   と。

 

   建設の槌音も ブルドーザが唸り、黒い煙を吐く 現場と。

   大工の金槌の音が 青空に心地よく響く音。

  

   同じように 明日 住む人のための息遣いなのですが。

   以前、夏には 海からの風が 稲穂を香りを載せ

    涼風となって 我が家へ 来ていた。

   もう この 風は 二度と 帰って来ないのだ。

 

 

 

 

 

  

 

  

 

  

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。