ブログのアップも随分と続いている。
以前のOCNのブログ欄には、「ギャラリー」という欄があって
私の趣味の「絵画・花づくり・読書・器」という4つの
ギャラリーを設定していましたが、このGOOブログには
それがない 折角、苦労してギャラリーに作品を収蔵した?
作品を移動することができなくて消えてしまいました。
接客のための 料理の器をどれにしようかと選んでいて
以前のギャラリーのことを思い出した。
料理を美味しく楽しむには、素材はもちろん、腕や 味付け
盛り付け そして 「器」そのものにも気を配る。
つまりは 料理は総合芸術といってもいいのでは?
いや、おおげさではなく、普通に食事をする場合でも
料理に合わせて、器を選ぶのは楽しいでしょう。
例えば、パックの豆腐を買ってきて、パックの蓋を取り
そのままにして 醤油をかけて食卓に…なんて こと
やりますか…これじゃ 折角の食事も 台無しでしょ。
豆腐は冷やして 器に、生姜を擂り、ネギを刻んで
「冷ややっこ」 そう ひとつの料理として味わうのでしょう。
結婚して あと数年で金婚式 あっという間の時間でしたね。
その間に、「食べる」という動作は 1日3回
まぁ、3歳くらいから始まり、多少は食事を抜いた時もあるとしても
とにかく生きていく上で 回数が多い方の一つです。
だからこそ、いい加減にしないで、しっかりと食を愉しむ。
これが 私のモットー…だから 手を抜かずに もっと、もっと
の 気持ちを。
そんな愉しみが 器を選ぶ。
普通に楽しめる程度 手の届く範囲での 「プチ贅沢」で
いろいろな焼き物の器を揃えてきました。
そして、日々の食卓に 顔を出して、料理を載せて愉しんでいます。
たとえそれが、「いりこ」を軽くフライパンで炒ったものでも
自分が好きな器に盛り付ければ・… 見事な料理に。
どうです、ささやかなもんでしょう こんな程度でも楽しいのです。
若い時分に 「備前焼」に凝って いろいろ集めました。
広島勤務時代には 備前の里「伊部」まで出かけ うろうろとも。
あれから 40余年 いまでも 器は健在?
何かといえば、食卓に。
大勢のゲストが来れば これに刺身の盛り合わせを
火襷がきれいな器で よく使っていあmす。
備前焼きは 神の芸術 て 言われてますよね。
素焼き800度以下 800度以上を焼しめ
1000度以上を本焼きという。 備前は本焼きであり
焼成最高温度は1300度にも。
だから この焼成の色々で 楽しめるのです。
「赤焼」「ゴマ焼」「「ゴマ禿」「サンギリ」「榎肌焼」
「コゲ焼」「火襷(ヒダスキ)」などなど…
中、小 取り皿なども これは小鉢
備前は 素焼きですから ザラザラして それが嫌だというかもいますが
そこが土臭くて いい感じなんですよね。 私には。
これから 冬になると 晩酌は 日本酒に変わります。
日本酒を美味く飲むには 徳利と杯
愛用の1品です。
備前は使えば使うほど、通夜も味も出てくるのが 魅力です。
購入当時の 姿ではなくなってますね。
飲む私は 一向に 味も 魅力も 増すことなくの今までですが・・・
器の方が…器が大きい!
夏のシーズンには 冷えたビールが最高ですよね。
もちろん ここでも 備前焼が登場します。
備前焼のジョッキー ってのも あるんでしょ。
冷えたビールを注ぐと…とってもきめ細かい 泡ができて
喉越しが最高です!
そして 「肴」が傍にある。
これは 備前の角皿 19.5㎝
「角」と「丸」 何でも載せて 見栄えがします。
備前ばっかりじゃなくて、 地元九州の焼き物も。
日田の名陶 「小鹿田焼」
飛びかんなと 刷毛目 どちらもいいですね。
我が家には 大ぶりの 31㎝ 中21.5㎝ 18.5㎝
これも 使い込むことで 模様の色もどんどん変化して 味が出てきました。
小ぶりですが 上品で 物静かな1枚
唐津焼です。
洒脱な筆の勢いです。 松を描いています。
これは 札幌時代に 同じマンションで出会った
「生涯の友」 から頂いた。
昔、奥さんの実家が 北海の鰊場(にしんば)
おそらく 漁場の土間で 実際に食器として使われていたもの。
いまでは とても… 「古伊万里」 本藍がみごとなものです。
いいものですから 大事に 大事に 使ってます。
これも 同じく 伊万里ですが
ものは 普通 しかし 大皿なので 使い勝手がいい。
大盛りの料理には 欠かさない 我が家の 一番 活躍している皿
同じく札幌時代に これも 珍しい「小樽焼」
自然の火のいたずらか? これほどの「青」を。
みどり色と 反対の色で… とっても引き立つように。
これも 好きな1枚で。
「黄瀬戸」で 油滴天目なんです。 刺身によく似あいます。
油滴もいいんです そして 中央に2本 ヘラで 素早く 横に 力強く削り込みを
やはり かなりの腕前でないと…と。 いい感じだなぁ。
拡大してみると 判りますでしょ。 こまかい油のしずくのように…
写真だと 少し 薄黒い感じですが この器の実物 真っ黒なんです。
その中に 油滴が 浮かび上がっている。
ずっしりと重く 横29㎝ 楯18㎝
晩酌 たまらないねぇ…
と、いうような 器の話。
こんな うちわ の話も 陶器どき させてもらいます。