今朝も早くから重機のうなり声が響いてくる。
何台ものクレーンが上下、前後左右に休みなく動く。
その音は・・・・とても傍に長く居たらたまらない。
沖縄の基地の人のことを瞬間思った。
全くの静けさも不気味だが、連続する高雑音は神経を摩耗する。
久しぶりに現場真近まで寄ってみた。
現在、汚水管蕖工事
汚水や雨水を溜めるための大きな管を地中に埋め込む大掛かりなもの。
周囲には、大小さまざまな・・・コンクリート管が並んでいた。
埋められた先が顔を出している。
この長方形の管は・・・延々と伸びていくそうだ。
ちょうど、今朝、この管の先をクレーンが掘削していた。
基礎に流したコンクリートがまだ乾いていない・・・どんどん伸びていく。
結構深い処ですよ。人の2倍くらいの深さ。
大きな音を立てて掬い上げていきます。
そして、その先も。
数日前に流し込んだばかり?の基礎部分の先にもクレーンは唸り声をある。
周囲の様子も段々変化しています。
埋め立てていないところ、足を跨ぐと埋立地。
左は、「セイタカアワダチソウ」の群生
こんなに伸びるの? って言うくらい・・・僅か、1年ですよ。
直ぐ隣は・・・整地されて
ここも延々と広がって区画整理されていく。
私の家の前の道路も拡幅工事の基礎は出来た。
もう、近いうちに新しい舗装道路に姿を変える。
「与原」の田園風景も日増しに消えていくのだ。
江戸時代、明治の後半には、有数の「塩田」であったこの地。
その後、農地に変貌していき、主として米造りのこの地。
平成20年頃、ここは どんな姿になっているのだろうか?
文明は、人間に便利さを与えてくれる面もあるが・・・・
絶対に戻ってこないものもある。
いや、破壊され、そのことが子々孫々まで深く傷になって残っていくことだってある。
便利だけを追求することが是か?
不自由を旨とする、我慢に耐えることだって・・人間には必要なことだってある。
今朝も風は、工事をしている方角から吹いてくる。
洗濯竿を最初に吹いて干すのだ。
数時間で竿は砂ほこりで白くなる・・・・こんなこと関係者は知らない。
こんな小さなことでも、毎日の身になってみれば大変なのだ。
皮肉にも、干す場所は一番日当たりがいい・・・・
これも工事が終わるまで、我慢、我慢。
だって、選択の余地ありませんもの?