オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

木村さんのリンゴ

2010-10-12 | Weblog

10/9(土) 津軽は雲が垂れ込めて降りそうな空模様だった。そんなこともあり、予定より早く行動を開始する。

今日は、佐藤初女さんの取材が1時からの予定。岩木山の麓、湯段温泉の別荘エリアとなる一角に「森のイスキヤ」は在り、此処で取材をさせて頂く。撮影の関係もあり、当方からご無理を申し上げた結果である。

折角弘前に来て、岩木山の麓での取材。あの奇跡のリンゴ「木村秋則」さんのリンゴ園を見て観たいではないか。6月、木村さんを取材した同行の宏さんも同じ思い出である。(正確には、初女さん取材の宏さんに私が同行)

カメラマンの杉田君が運転する車で、鰺ヶ沢街道を岩木山の麓に至る。ナビゲータは、宏さんである。6月の取材で林檎園を訪ねている。宏さんの乏しい記憶を頼りに道を進む。街道沿いは秋の花が咲き奇麗だが、秋空の下であったら最高だろう・・・。

支線道路から、車一台が入れる農道を進む。目の前は岩木山、両サイドはリンゴ畑が続く。暫く行くと木村さんのリンゴ畑が、右手に在った。「リンゴ自然栽培実証試験園」の看板が出ており、関係者以外立ち入り禁止と記されている。側道から写真を撮る。

                      

畑の一隅を指しながら、宏さん曰く「木村さんは死のうと、此処の処でロープを三つ編みにして、この道を岩木山に向かって行ったんだよ。遠くから微かにネプタ祭りの太鼓と笛の音が聞こえたそうだ」と。この場所で、木村さんから直接聞いた話である。
                        
                        岩木山を望むリンゴ園

残念ながら畑に人の姿はなく、木村さんに会うことは出来なかった。一言聞きたかったな、今年に出来栄えはいかがですか?


6月初旬、花が終りリンゴの木は未だ実を付けていないだろう。この畑にリンゴの実が稔り、色付いた姿を描き続けていた宏さんは流石に感慨深けであった。


                                             


リンゴ園を後に「森のイスキア」へと向かう。心配していた雨が降り出した。

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