goo blog サービス終了のお知らせ 

オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

島で

2008-11-17 | Weblog
八丈島

 島へ初めて行ったのは、1967年だと思う。そして、2年後の秋に再訪した。
当時は、飛行機はなく(あっても金がなかったが)、竹芝桟橋から東海汽船に乗り(夜だったと思うが、定かでない)翌日の朝9時頃か、底土港へ着いた。

4月のはじめ、沖から黒い島影が見え、それがぐんぐんと大きくなり、朝の陽光の中、港に入った。
島は暖かく、島全体フリージヤの香りに満ちていた。いや、あまりにも花の香りの印象が強くそう感じたのか。僕は、それまで、その花、フリージヤのことを知らなかった。
 島が、その花と温もりを教えてくれたのだ。
それから、フリージヤは僕が大好きな花になった。
この花の香には、遥かに去っていった時代の、時の温もりや、情けと云うものの残滓が抱合されているのかもしれない。

乗ってきた船はすぐに出港し、お金もない僕達は、無謀にもこの島で5~6日を過すことととなった。

南の島だから野生のバナナがあるぜ、食い物の心配は要らないよ!と誰かが云った。
そんなことあるわけねだろ~。と思いながらも、何となく信じたい気持ち。
僕の所持金は千円位だった。
高円寺の駅前通りで友人の下宿に向かう途中で、彼等が連れ立って駅に向かってくる。
「これから、八丈島へ行くから一緒に行こうぜ」 
僕は、竹サンダル履きにポッケの中の僅かな所持金だけ。不安を感じつつ、誰かが持っているだろうと気安く同行したのだが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

島へ

2008-11-17 | Weblog
11/14(金)八丈島へ行く

今日は、自分用の弁当は不要だが、妻と娘に弁当を作る。
メインは、トンカツと紅鮭の焼き物、つみれ煮と定番の卵焼き。
妻や娘達は食が細い・・・もう少し食べてくれるといいのだが。

雨と厚い雲の中、飛行機は漸く八丈空港に着陸。先発のメンバーが迎えてくれる。
そのまま、島の魚を食べさす「あそこ寿司」へ行く。何時ものパターンである。
島魚の握り寿司を頂く。魚は地物ばかりで美味しい。(好みとしてはシャリに塩・酢が利いた方が・・・)ビールを飲みながら、行動予定を相談。(結局一日降られる)

夜は、島料理を出す「梁山泊」へ。定番のくさや、「ぶど」(海草の一種)の煮凝り。
明日葉入りビールは、グーリーンが鮮やかで苦味みが利き乙な味。島焼酎の湯割。
仕上に、島寿司(地魚の切り身の醤油漬け)を頂く。
翌日は、ピーカンでTシャツでも暑いくらい。島の文化・伝統を探るため、イベント中の
「豪姫宝探し」に参加。3時間ほど歩くが、島は広~い!

昼は、島では珍しいイタリアンのバイキング料理。味は料金バランスと好みなのでコメントしない。
ロケーションは荒磯の際にあり、雄大・豪快・深遠・清浄・絶景申し分なし。

午後は、魚に戯れられたメンバーと合流し、樫立ての「やすらぎの湯」(塩分たっぷりで水虫によさそう?)に浸かり汗を流す。ジッちゃん、バッちゃがバスで通ってくる、鄙びたいい湯です。
(八丈編続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする